ゴーン・マネー
一応ラストまで鑑賞はできたが、なかなか観続けるのがツライ作品だった。内容がツライのではない。ものすごく淡々と話が進んでいて、起伏がないように感じてしまって退屈だったのである。ネタバレなし。
―2015年製作 加 96分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:現金輸送車強奪事件に巻き込まれた新米女性ガードマンの脱出劇を描くサスペンスアクション。同僚のスティーブに睡眠薬を盛られ、運搬中の車中に監禁されたサマンサ。犯罪組織との駆け引きと裏切りが交錯する中、衝撃の陰謀が明らかになり…。(KINENOTE)
あらすじ:現金輸送車のガードマンとして初めて任務についたサマンサは、同僚のスティーブに睡眠薬を盛られ運搬中の車中に監禁されてしまう。スティーブは犯罪組織のメンバー・ビンセントに現金を偽物とすり替える計画を持ちかけられていたのだ。しかし、すり替えたはずだった現金が偽物だったことが明らかになり、仲間割れが起き銃撃戦が始まってしまう。さらにそこへ警察の手が入り、サマンサは身動きが取れない非常事態へ巻き込まれていく。果たして彼女は脱出できるのか! ?消えた現金の行方は! ?そして明らかになる驚愕の事実とは・・・。(Amazon)
監督・脚本:マニンダー・チャン
出演:ジュリー・ロマニウク/クレイグ・シール/ロメイン・ウェイト/アンドリス・ヤーコヴィッツ
以下、作品の内容にほとんど言及していない感想です。
感想
これまでにいろいろな映画を観てきて、ここまで映像垂れ流しみたいな印象を受けた作品は初めてだ。数々のツマラン作品を観てきたものの、鑑賞を止めずに最後まで観た作品の中では、俺の中でダントツの無感情映画であった。
ここでいう無感情というのは、鑑賞している自分の感情が無であるという意味だ。ここまで作品に対する印象を述べてきたが、上記以外に感じたことがない。何も感情が動かされないという意味では、メチャクチャ不思議な鑑賞体験であった。
とにかくこの作品、全編通して緊迫感がないのである。ただ映像を眺めているだけのような気分になってしまうのだ。どんな駄作でも、物語に触れている以上は何がしかの感想を抱くからこうしてブログに記事を公開しているわけだが、他の作品とこの作品が与える印象がどうしてここまで異なったのか、その違いがさっぱりわからん。繰り返すが、何も感じなかったのである。
ラストはそれなりに捻っている感はあるけども、だから何なんだよ、と思ってしまった。何の感慨も浮かばないこの作品の出来云々よりも、自分の精神状態に良くない兆候があるのかもしれないと思って、少し心配になってきた(笑)。
この作品はネットフリックスで鑑賞できます。
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