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映画『ドラゴン×マッハ!』耐久力高めの娯楽アクション!

ドラゴンマッハ
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『ドラゴン×マッハ!』(2015)香港=中国

解説:ドニー・イェン、サモ・ハンらが出演した『SPL/狼よ静かに死ね』の続編。『マッハ!』シリーズでブレイクしたトニー・ジャーを主演に迎え、前作のウー・ジンとサイモン・ヤム、『グランド・マスター』などのマックス・チャン、『アクシデント』などのルイス・クーらが集結し、ムエタイとカンフーの異種格闘技戦がさく裂する。監督を『軍鶏 Shamo』などのソイ・チェン、アクション監督を『プロジェクトBB』などのニッキー・リーが務める。刑務所での囚人200人による大立ち回りなど、肉弾アクションの連続にくぎ付け。(シネマトゥデイ)

あらすじ:香港の臓器売買について調査していた捜査官チーキット(ウー・ジン)は素性がばれ、タイの刑務所に送り込まれてしまう。指揮官のチャン刑事(サイモン・ヤム)がチーキットの行方を捜す一方、臓器売買の拠点である刑務所の所長(マックス・チャン)はチーキットに暴行を繰り返していた。見て見ぬ振りをするしかない看守チャイ(トニー・ジャー)だったが、チーキットが難病を患う娘の適合ドナーだとわかり、彼を救おうとする。(シネマトゥデイ)

監督:ソイ・チェン

出演:トニー・ジャー/ウー・ジン/サイモン・ヤム/ルイス・クー/マックス・チャン

以下、軽くネタバレしてます!

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飛び蹴り飛び過ぎなド派手アクション

トニー・ジャーが出てる映画を始めてみました。彼のひざ蹴りの推進力はすごいですなぁ(笑)。『SPL/狼よ静かに死ね』の続編だそうです。正直、続編である意味がよくわからないし邦題も変なんだけど、格闘アクションとして高水準な娯楽映画。だから観終わった後の帰り道は、無性に身体が動かしたくなる!

前作と比較すると・・・

前作はドニー・イェンとウー・ジンの路地裏での決闘がともかくカッコよかった。今作はどうかというと、刑務所内での格闘、空港での銃撃戦、刑務所での乱戦、ラストのウー・ジン+トニー・ジャーVSマックス・チャンの激闘などなど、1シーンというよりは随所に見所があって、「やっぱり香港映画の格闘アクションはすごいなぁ」って思わせる出来栄えでした。

内容としては前作同様、極悪非道な悪役がいて主役側は悲惨かつ過酷な目に合いつつも、頑張ってそいつらをぶっ飛ばしていくわけだけど、突っ込みどころは多い。でも、ストーリーでも観客を引っ張ろうとしている意気込みは感じました。その辺は前作よりも好感度高いかな。

ウー・ジンが主役な作品は始めて見た

主役はウー・ジンなんだけど、俺の鑑賞歴では彼って悪役の印象が強くて、とにかくムカつくくらい強いってイメージがあった。なんで今作では、その強さ度が薄まっているように感じたところが少し悲しい。『インビジブル・ターゲット』とか、前作とかでの鬼畜とも呼べる強さがよかったのに、主役側に回るとその強さがあまり感じられなくて…。

例えば、ドニー・イェンの映画は、そういうところのバランスの取り方がうまいよね。『イップ・マン』シリーズでも『導火線 FLASH POINT』でも、『スペシャルID 特殊身分』でも、『カンフー・ジャングル』でもドニー師匠はいつも強い! 敵も当然強いんだけど、やっぱ師匠のほうが強い!

まぁ今作の場合は、トニー・ジャーにも見所をつくらなきゃいけないわけだし、だから2人がかりでないと倒せないくらいにマックス・チャンを強い設定にしたんだろうけど。

なぜかジョン・ローンを思い出す

この、スーツを着た涼しげな男、マックス・チャンはよかった。この人、なんかジョン・ローンに似てないですか? ジョン・ローンを最後に映画で見たのは、ジェイソン・ステイサムとジェット・リー主演、ステイサムの意味不明な爆笑日本語炸裂の『ローグアサシン』だった。あの作品で久しぶりに彼の姿を見て、ちょっと悲しくなったのを覚えている。・・・てのは関係ない話だな。

映画『ローグアサシン』ネタバレ感想 ステイサムの日本語とジョン・ローンは必見
公開当時に劇場で鑑賞したときに、笑いを押し殺すのに難儀したシーンがある。それはジェイソン・ステイサムが日本語を話すシーンだ。マジで笑えるのでそこだけでも観る価値はある。仮に、そこで笑えなくてもそれなりに楽しめる作品だとは思う。ネタバレあり。 ―2007年公開 米 103分―

耐え抜く男、ヤム大先生

サイモン・ヤム大先生は相変わらずの活躍ぶり。だが、あんた耐久力高すぎだろ(笑)。あれだけやられたら普通は死ぬと思うんだが。ていうか、この人は体術で頑張る俳優じゃないので、こういう格闘系の作品に出て敵と戦うシーンがあると、すごい悲壮感がある。というか、そういうふうに見ちゃう(笑)。

ヤム先生に限らず、主役たちは身体を鋭利な刃物で貫かれたり、切りつけられたりするシーンがあるものの、彼らはことごとくそれらの攻撃に耐え、死には至らない。この耐久力の高さは異常だが、脇役はそうでもないところが気の毒(笑)。

それにしても、ヤムヤムはこれでもかってくらいたくさんの作品に出てて、その活躍度が衰えないのがすごい。ジョン・ウーの『ワイルド・ブリット』に出てた若かりし頃が懐かしいですな。

あと、ルイス・クーも出てるね。なんか坂本龍一みたいな髪型で笑ってしまった。さらに、ユン・ピョウに何となく似てる、盧惠光て人も出てる。この人、いろいろな作品で見かけるんだけど、名前の読みがわからない(笑)。

どうしても突っ込みたいところ

すげぇ気になって仕方なかったのは、物語の中盤以降、トニー・ジャーが頑張ってウー・ジンとサイモン・ヤムを助けに来てくれるのに、ウー・ジンとサイモン・ヤムは彼を屠殺場? みたいなところに置き去りにして、すぐに助けに行かずにのんびりしてるところ! あれが気になって仕方なかった。

殺されるかもしれないんだから、早く助けにいってやれよと。偶然出会ったトニー・ジャーの娘とイチャイチャしとる場合じゃないだろ、ウー・ジンよ。彼女のお父さんが捕まっているんだぞ、君のせいで(笑)。やっぱり彼は、冷酷な殺人マシーン役やっているほうが輝いてると思った(笑)。

『イップ・マン 継承』にも期待!

ということで、腐してばっかりだけど、『スペシャルID 特殊身分』や『カンフー・ジャングル』よりも面白いです! ちなみに、ドニー・イェンの作品では、ストーリーはともかく『導火線 FLASH POINT』が最高ですよね。今年の春公開の『イップ・マン 継承』も期待!

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