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雑談 2023年に鑑賞した映画ベスト ネタバレなし

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雑談 2023年に鑑賞した映画ベスト ネタバレなし

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2023年の個人的なベスト(順位付けなし)

てなことで、今年もいろいろ映画を観た。ブログを続けるためだけに観ているような感があって、一本ずつの感想投稿の質を上げたいのに、そういう方向性に踏み切れない1年だった(4年前から全く同じことを言ってるw)。

このブログは始めてそろそろ7年くらい経つ。昨年のPVは10月あたりから半減した。これはグーグルの仕様が変わったのかなんなのか、原因はいろいろあるだろう。そもそも内容を向上するどころか、自分で自覚しちゃうくらいに記事の内容もどんどん質が落ちているんで(もともと書きたいこと書きなぐってるだけだが)、何かのせいにしてても仕方ない。正直なところ、自分のモチベも落ちているから投稿回数も減っているし。

蛇足だけども、自分が好きな作品をあらためて鑑賞したことも例年以上に多い一年だった。要は、自分が楽しんで更新し続けてたブログのために、新作を中心に追っていたこの数年の鑑賞スタイルに疲れてきたのだ、俺が。

とは言え劇場には足をそれなりに運んではいる。けども昨年と同じく、今年のベストとか言うほどには多くの作品を劇場で観れていないので、劇場と家で鑑賞したものを分けずに、2023年に公開・配信・レンタルされた映画ベストをいくつか、(順位付けなし)として記録に残しておく。

映画 首(2023) ネタバレ感想 加瀬亮の織田信長がいいし期待よりも面白い
北野武が自身の書いた小説を原作に映画化した時代劇。天下を狙う武将たちの立ち振る舞いを群像劇的に描いていて、一癖も二癖もある男たちの権謀術数を駆使したジタバタ劇がなかなか面白い。中でも信長を演じた加瀬亮がよかったなぁ。ネタバレあり。

今年のベストとか言ってて、国内で2023年公開して自分が劇場で観られたのに限れば、洋の東西を問わずランクインしたのはこれだけ(笑)。絶賛するほどではないけど、とても楽しめた。北野監督には今後も期待するだろう。

スモールワールド

映画 スモールワールド ネタバレ感想 児童人身売買に手を染める悪魔たち ラストの展開がいい!
少女誘拐犯を取り逃して母親に責められた警官が、自責の念にかられて12年間にわたり少女の行方を追い続ける執念の物語。人身売買に手を染める人間たちの悪魔ぶりが際立つ胸糞な展開のため、そいつらの所業に振り回され続けてきたラストの主人公の行為には、ある意味で溜飲が下がる。お見事でした!

もうこれはね。鑑賞したときに今年の個人的ベスト10には必ず入るだろうと感じた作品。ラストのメチャクさも最高! 俺のよく視聴してるポットキャストやYouTubeではまったく触れられてないのは、公開時に俺が観てないから話題に乗り遅れてたのか、そもそも日本では配信しかされてないのか、俺は知らん。でも、これは良かったですね。何年のベストか忘れたが、この監督作品の『ブレスラウの凶禍』も個人的ランクに入れてたはず。俺にはこの人の作品が肌に合うんだろうね。

ザリガニの鳴くところ

映画 ザリガニの鳴くところ ネタバレ感想 湿地帯殺人の犯人と外側に生きる人
ノースカロライナの湿地帯で金持ち家庭のドラ息子の死体が発見される。容疑者は湿地の中で孤独に暮らす女性、カイアだった。果たして彼女は本当に犯人か、そしてなぜ湿地の中で暮らしているのかーー。鑑賞者の興味は殺人犯が誰かってことだけども、それとは異なる何かを描いた作品。ネタバレあり。

俺は主人公を外側の世界で生きたい人と感じたけど、自分の感想を読み返して、もう少し別のとらえ方もできそうに感じたが、ともかく鑑賞して損はない良作と思います。

ファイブデビルズ

映画 ファイブデビルズ ネタバレ感想 5人の悪魔とラストの少女は誰?
嗅覚が異常に優れた少女が、母親の香りを利用して過去にタイムリープする能力を発現。愛する母の過去を知る中で、自らの日常が変わらざるを得ない結末を迎えていく。タイトルの意味する5人の悪魔とは誰なのかーーネタバレあり。

これは俺の好きなタイムリープ作品ってなことで、個人的な期待を抱いて鑑賞したら、内容は自分の予想とはまったく違ってて、むしろそのおかげで楽しめた作品。

ベイビーわるきゅーれ2ベイビー

映画 ベイビーわるきゅーれ2ベイビー ネタバレ感想 前作とは違う面白さ
殺し屋女子コンビの日常を描いたアクションコメディの続編。相変わらず漫画的な内容を実写で楽しく見せてくれるところがスゴイ。そして、1作目と同じ描き方でありながら、何か違う雰囲気もあってそこが素晴らしい! ネタバレあり。

これは劇場で観たかったんだが、それが叶わず配信レンタルで鑑賞。とても良かった。3作目の制作が決まってるらしくて、マジで期待。

劇場で観たその他の上位作品

最近は過去作が4kとかデジタルなんちゃらとかでリバイバル上映されてて、つまり昔の作品を劇場で鑑賞できる機会が増えてきてて、実にいいことだと思う。中年オヤジになった俺は、自分が10代、20代とかに劇場で観られずに地上波放送とかレンタル鑑賞した作品を、あらためて鑑賞したくなるんである。そもそも自分が自宅で観てもやられちゃった作品だから、大画面で観たら、そりゃあもちろん、ねぇ。てな感じで、今年鑑賞した、そんなリバイバル上映作3作品は以下の3つ!

AKIRA

映画 AKIRA ネタバレ感想 アキラの力はすべての人間にある ラストのつぶやきの意味
大友克洋氏が自身の漫画原作を圧縮してアニメ映画化。2019年、東京オリンピックの前年を舞台にしたバイオレンスな青春物語。劇中の音楽が素晴らしい。破壊神にして創造主でもあるアキラをめぐる物語は、人間はみんな超能力者になる可能性を持つ存在であると言っており、その進化の過程にあるらしい。ラストの鉄雄のつぶやきについても考える。

作品に何かを感じた人は、芸能山城組のサントラも聴くべし!

ラストエンペラー

映画 ラストエンペラー ネタバレ感想 コオロギのラストが悲しい
中国は清王朝の最後の皇帝となった、愛新覚羅溥儀の生涯を描いた歴史ドラマ。坂本龍一の音楽をバックに繰り広げられる彼の激動の人生が、ドラマチック過ぎて、とても素晴らしいのである。

音楽は坂本龍一。エンドロールに至るまでのすばらしさ、まじで感動します!

さらば、わが愛 覇王別姫

映画『さらば、わが愛 覇王別姫』ネタバレ 菊仙のラストが悲惨
チェン・カイコー監督の名作。京劇の役者たちが、時代の流れと時の権力者たちに翻弄され、激しく浮き沈みしていく様が描かれる。何度観ても面白い作品です。―1994年公開 香 172分―

観るたびに新たな発見と感動がある傑作。本当に素晴らしい作品です。

てなことで、今年鑑賞した新旧問わず、再見も含む322作品の中からより印象に残った作品の紹介でした!

PV減とは言え、定期的に観に来てくれてる人はいるみたいなので、その方々には感謝して今年も終了。よいお年をお迎えください。

 

 

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