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映画『エイリアン・ネイション』ネタバレなし感想 刑事が異星人とコンビを組むバディムービー

エイリアンネイション
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エイリアン・ネイション

ある惑星から異星人が地球(アメリカ)に移民してくる。彼らを受け入れ、共に社会生活を営む中で起きた殺人事件を刑事が捜査する話。彼とコンビを組む相棒が異星人というところに、この作品の面白味がある。ネタバレなし

―1989年公開 米 90分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:近未来のロスを舞台に人間と異星人の刑事コンビの活躍を描く。製作はゲイル・アン・ハードとリチャード・コブリッツ、監督は「オーメン 最後の闘争」のグレアム・ベイカー、脚本はロックニー・S・オバノン、撮影はアダム・グリーンバーグ、音楽はカート・ソベルが担当。出演はジェームズ・カーン、マンディ・パティンキンほか。(KINENOTE)

あらすじ:1991年、カリフォルニア州モハド砂漠に不時着した宇宙船に乗っていた30万人のエイリアンが、ニューカマーとしてアメリカ全土に移住してから3年の月日が流れたある夜、ロスのエイリアン移住地区で起きた強盗殺人事件で相棒を殺されたロス警察のサイクス(ジェームズ・カーン)は、ニューカマーの刑事サム・フランシスコ(マンディ・パティンキン)とコンビを組み、事件を捜査することになった。その頃、この強盗事件と同一犯人と思われる殺人事件がたて続けに2件起きていた。サイクスはエイリアンに偏見を抱いていたが、やがて捜査を進めてゆくうちにフランシスに対して友情を抱くようになっていた。ある日、海岸にニューカマーの死体が打ちあげられた。この新種族が海水に溶けることを知っている者の犯行である。さらに検死の結果、被害者の体内からススジャブロッカと呼ばれる、エイリアンを奴隷状態におくために使用される麻薬が発見された。2人は移民局にゆき、コンピューターでこれまでの被害者の関連を探ってゆくうちに浮かびあがってきたのは、ニューカマーの財界の期待の星として脚光を浴びているウィリアム・ハーコート(テレンス・スタンプ)であった。そして彼が石油工場という名目の下に、ススジャブロッカの密造を行なっていた事実をつきとめた2人はハーコートを追いつめ、激しい銃撃戦とカー・チェイスの果てに、彼はサイクスの目の前で毒薬をあおるが、実はそれは大量のススジャブロッカで、これによってハーコートはエイリアンとして甦った。絶体絶命の窮地に立たされたサイクスは、フランシスコの機転でハーコートを撃ち殺し、こうして事件は解決した。(KINENOTE)

監督:グレアム・ベイカー
主演:ジェームズ・カーン/マンディ・パティンキン/テレンス・スタンプ

ネタバレなし感想

ジェームズ・カーンが出てる

何となく観たくなったので、DVDを引っ張り出してきて鑑賞。やっぱいいなぁ。中学生くらいの頃に、地上波の日曜洋画劇場で放映されたのを観て以来、この作品がけっこう好き。だからDVDも持っているわけだが、あんまり評価も知名度も高くないのかね? ジェームズ・カーンが出てるんだけどなぁ。

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内容は引用を確認してもらうとして、この映画にはいろいろな面白要素がある。まずはサイクス(ジェームズ・カーン)と異星人のサムが刑事としてコンビを組むところ。最初はぎこちない関係だけど、捜査を進めるうちにお互いの性格や別の種族としての特徴などを把握しあっていき、絆が深まっていくバディ感がいいのだ。

そして、異種族だからこそのコミュニケーション不全みたいなのが笑いを誘うところもあり、(たとえばお互いの名前のくだりとか)そこもいいのである。という意味では、『ヒドゥン』に似た映画でもある。

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異星人を移民として受け入れる

さらに今こうして見返してみると、移民問題というか人種間の軋轢というか、そういうものを考えさせる要素もある。サムら異星人は、どっかの惑星で奴隷として労働させられていたらしい。

で、そこから逃れて地球にやってきた。これなんかは奴隷じゃないにしても、アメリカンドリームを夢見て各地から移民(不法も含む)を受け入れてきた当時のアメリカの懐の深さを感じさせる部分だ(実際どうだったのかは、詳しくないので知らないけど)。

今でこそトランプが移民排斥ぽい発言をいっぱいしているけども、そもそもアメリカは移民たちが原住民を駆逐して成り立った国なわけだから、移民を受け入れ融和していく土壌というか歴史みたいのも、それなりにあるんだろう。

だからこそ、異星人もアメリカの生活に溶け込めているのである。サムがサイクスに向かって、「あんたらは俺たちを受け入れてくれることがすごい」と述べるシーンがあるが、確かにこれって当時のアメリカだからこそ、そういう設定の作品にできたんではないかと思わせる部分もある。

異星人と地球人は似ている

また、移民となる異星人たちは元々、強烈な薬物を飲まされて強制労働をさせられていたらしく、かなり過酷な状況で暮らしていたようだ。そこから逃れて地球人として幸福に暮らしているサムのような人間がいるいっぽうで、自分たちが苦しめられていた薬物を精製し、悪事に手を染める輩も出てくる。こうした部分なんかは、異星人たちが地球人と大差ない性質・性格の持ち主であることを思わせる。

そう考えるとこの異星人たちは、地球人とかなり近い種族だといえそうだ。まず、姿かたちが似ている。そして、言葉でコミュニケーションができる。異星人たちは地球人よりもスペックが高いらしく、地球の言葉をけっこう簡単に覚えてしまえる。

地球人が逆に異星人の言語を操る描写はないのだが、いずれにしても、言葉の概念がかなり似ているからこそ、異星人は地球の言葉を操れるようになったのだろう。つまり、彼らの住んでいた惑星は地球にかなり似ていて、そこで生まれ、発展してきた文明もかなり地球のそれに近かったのだろうと思わせる。

とか、なんだかどうでもいい感想になった。今更この作品を鑑賞する人がいるとは思わぬものの、個人的にはオススメ作品である。

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