善悪を超えた言葉を獲得するために、みんな人間であることをやめよう 書籍 栗原康『村に火をつけ,白痴になれ――伊藤野枝伝』感想 やっちまいな! アナーキストの大杉栄の奥さんであった伊藤野枝なる人物を紹介しつつ、「あたらしいフェミニズムの思想をつむいでいきたい」という内容である。タイトルにある「村」とは、世にはびこる常識によって生きづらくなっている今の社会のことを示しているらしい。そんな村社会に火をつけて、バカになって助け合おうということか。やっちまいな! ―岩波書店 2016/3/24― 2017.05.08 善悪を超えた言葉を獲得するために、みんな人間であることをやめよう存在とかへの私的な疑問人物人生半降り書籍雑談
アクション 映画『高慢と偏見とゾンビ』ネタバレ感想 何がしたいのかよくわからん ホントにゾンビ映画って多彩だよなぁ。リンカーンがゾンビと戦うトンデモない作品があったかと思えば、本作は小説の古典的名作『高慢と偏見』がもとになっているらしい。原作は未読なんで比較はできないが、高慢と偏見に満ちた人たちの恋愛映画です。ネタバレあり。 ―2016年 米=英 108分― 2017.05.07 アクションホラー映画ロマンス2016年公開の映画2010年代の作品
SF 映画『NEXT ネクスト』ネタバレ感想 2分先が見えてもそれは無理だろ いつも困った顔をしている役者と言えば、ニコラス・ケイジとウェズリー・スナイプスのどっちかだろう。ということで、前者が2分先の未来が見えるマジシャンを演じている。しかし、別にマジックショーの話ではない。作品のことだけでなく、2分先が見えるとはどういうことなのかを考える。ネタバレあり。 ―2007年公開 米 95分― 2017.04.22 SFサスペンス・スリラー映画ロマンス2000年代の作品
雑談 映画『ムーンライト』ネタバレ感想 誰もが苛烈な人生ゲームを生きている どう生きるのかを決めるのは自分自身――。作中で売人のフアンはこう主人公にアドバイスをする。もちろんそれはその通りだ。しかし、生まれる環境は選べない。だからどう生きるのかを決めるのは、そう簡単なことでもない。映画の内容を踏まえて感じたことを。ネタバレはほんの少しだけ。 ー2017年公開 米 111分― 2017.04.17 雑談映画ヒューマンファミリーロマンス2017年公開の映画2010年代の作品
中国映画(香港・台湾ふくむ) 映画『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』ネタバレ少し みんな無力! 作品内で描かれる舞台の時代背景を知らない人でも、この映画は楽しめるはずだ。鑑賞した人間の心になんらかの楔を打ち込んでくるだろう。楔を打たれるために、台湾の歴史だのなんだのを必ずしも知っている必要はない。ネタバレは少なめ。 ― 2017年公開(1991年製作)台 236分― 2017.04.11 中国映画(香港・台湾ふくむ)映画ヒューマンファミリーロマンス青春アジア映画(邦画のぞく)2017年公開の映画1990年代の作品
ホラー 映画『ウォーム・ボディーズ』恋するゾンビ 数あるゾンビ映画の中でも、けっこう異色な感じ。ゾンビが人間に恋をして、そのあとどうなるかって話である。まぁ何となく先が読めちゃうかもしれないけど、大きな矛盾も感じずに見られる、楽しめる作品です。アマゾンプライムで鑑賞。ネタバレ多め ―2013年公開 米 98分― 2017.03.25 ホラー映画ロマンスコメディ2010年代の作品
ホラー 映画『最終絶叫計画』バカを貫くのもなかなか大変である 様々な作品の要素を寄せ集めてパロディにしている映画。、『スクリーム』と『ラストサマー』を物語の下敷きにしつつ、30作以上の作品をネタにしているので、何の作品のシーンかを思い出したりしながら見るには楽しめるのではないだろうか。ちなみに俺は、30作も見つけられなかった。―2000年公開 アメリカ 89分― 2017.03.22 ホラー映画青春コメディ2000年代の作品
時間移動 映画『12モンキーズ』何をしても後の祭り エンディングの「What a Wounderful World」が印象的。監督はテリー・ギリアム。未来世界のゴチャゴチャした感じとか外の世界を歩き回るときのスーツとかは、同監督作の『未来世紀ブラジル』と似たような雰囲気があった。ラスト、主人公と少年のシーンを見て感じたことを紹介。ネタバレあり -1996年公開 アメリカ 130分- 2017.03.20 時間移動存在とかへの私的な疑問SF映画サスペンス・スリラーロマンス1990年代の作品