シューテム・アップ
ばかばかしい荒唐無稽シーン連発の笑えるバイオレンス映画。難しいことは考えず、ガンアクションを楽しみたい人にはオススメできる作品だ。ネタバレあり。
―2008年公開 米 86分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:ジョン・ウーの「ハードボイルド 新・男たちの挽歌」に触発された、2万5千発の銃弾が飛び交うガン・アクション。監督は「エリカにタッチダウン」のマイケル・デイヴィス。撮影は「PROMISE プロミス」のピーター・パウ。出演は、「エリザベス:ゴールデン・エイジ」のクライヴ・オーウェン、「マトリックス」シリーズのモニカ・ベルッチ。(KINENOTE)
あらすじ:冬、深夜のニューヨーク。ホームレスのスミス(クライヴ・オーウェン)はニンジンをかじりながら、人気のない裏道に座り込んでいた。その前を妊婦(ラモーナ・プリングル)が必死の形相で通り過ぎ、その後をヤクザが追って行く。スミスは彼らの後を追って廃墟に駆け込み、妊婦を助ける。男の仲間も次々とやってくるが、スミスは拾った銃で応戦する。妊婦は産気づき男の子を産むが、流れ弾に当たって絶命。スミスは赤ん坊を抱いて闇の中へ逃げる。男たちのボス、ハーツ(ポール・ジアマッティ)はそれを苦々しく見ていた。スミスは公衆トイレで“ローン・マン”(グレッグ・ブライク)に襲われる。それもかわした彼は赤ん坊を預けるため、昔馴染みの娼婦ドンナ(モニカ・ベルッチ)のいる売春宿を訪れる。“オリバー・ツイスト”にちなんでオリバーと名付けた赤ん坊に防弾チョッキを着せ、3人はスミスが潜む廃墟に身を隠す。ハーツは元FBIのプロファイラーで、人の思考や行動を読み取ることができる。その能力でスミスたちの居場所を突き止めると、50人の部下とともに急襲する。しかしスミスはガンさばきで敵を圧倒し、逃走。ヘビメタを聴くと笑顔を見せるオリバー。胎教にヘビメタを聴いていたと考えた2人は、ヘビメタクラブ“シン・ビン”の2階に研究所を発見する。そこには1人の男の大量の精子と、治療用の骨髄血があった。同じDNAを持ったドナーからの骨髄移植は成功率が高いことから、オリバーは骨髄移植のために生み出された赤ん坊であることがわかった。スミスは有力紙やテレビ局に通報するが、ハーツ一味を操る銃メーカー、ハマーソン社のハマーソン(スティーブン・マックハッティ)と、次期大統領候補ラトリッジ上院議員(ダニエル・ピロン)によって報道は規制されていた。スミスは、ドンナとオリバーを大陸横断バスに乗せる。そしてラトリッジ直属のエージェントだったローン・マンと連絡を取り、最終決戦のため、空港の大統領候補者専用機へ赴くが……。(KINENOTE)
監督・脚本:マイケル・デイヴィス
出演:クライヴ・オーウェン/モニカ・ベルッチ/ポール・ジアマッティ
ネタバレ感想
公開当時劇場で鑑賞してからもう10年が経っていることに驚きだが、今でもたま~に観たくなるアクション作品。何でかって、力を抜いて何も考えずに鑑賞できるし、バカバカしい内容だけども銃撃シーン含めけっこう魅せるし笑わせてくれるからだ。
ニンジンを齧っているウサギおじさんのクライヴ・オーウェン(スミス)が、ぶっとんだアクションで敵を次々にぶっ殺していくシーンがともかく楽しめる。黒幕もけっこうな社会的大物だし、敵の数も相当なものなんだけど、銃とニンジンだけで渡り合っちゃうんだから、たいしたもんです(笑)。
ともかくこの映画を観ると、ニンジンがいかに便利なツールなのかがよくわかる(笑)。ナイフのように敵をぶっ刺すこともできるし、銃の引き金を引くための指の役割も果たしてくれる。そしてもちろん、食べられる(笑)。
ついでに、モニカ・ベルッチが相変わらずエロい。この当時でもけっこうな年齢だったと思うんだけど、美人である。スミスとのセックスシーンは笑えるし、羨ましい。
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