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映画 コップランド ネタバレ感想 腑抜けたスタローン(笑)

コップランド
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コップランド

スタローンがアクションではなく人間ドラマの主役を務めている珍しい作品だ。ハーヴェイ・カイテル、レイ・リオッタ、ロバート・デニーロら脇を固める役者が豪華。腐敗した警察組織にはびこる輩と立ち向かうことで己の弱さに向き合い、戦うことを選んだ男の成長を描いた佳作である。ネタバレあり。

―1998年公開 米 105分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:警官の町という特殊な共同体内部の腐敗を描いた社会派ドラマ。監督・脚本は『君に逢いたくて』(V)のジェームズ・マンゴールド。製作は「スウィンガーズ」のケイリー・ウッズ、キャシー・コンラッド、エズラ・スウェルドロウの共同。製作総指揮は「ハッピィブルー」のボブとハーヴェイのワインステイン兄弟、メリル・ポスターの共同。撮影は「アメリカの災難」のエリック・アラン・エドワーズ。音楽は「ゲーム」のハワード・ショア。美術はレスター・コーエン。編集はクレイグ・マッケイ。衣裳はエレン・ルッター。出演は「デイライト」のシルヴェスター・スタローン、「バッド・デイズ」のハーヴェイ・カイテル、「乱気流 タービュランス」のレイ・リオッタ、「スリーパーズ」のロバート・デ・ニーロほか。(KINENOTE)

あらすじ:ニューヨークに隣接した小さな町ギャリソン。住人のほとんどはNY市警の警官で、「コップランド」と呼ばれている。フレディ(シルヴェスター・スタローン)は平穏なコップランドの保安官としてくすぶった日々。ある夜NYとギャリソンを結ぶ橋の上で警官バビッチ(マイケル・ラパポート)が誤って黒人を射殺する事件が発生。甥であるバビッチをかばうために、ギャリソンの創始者レイ(ハーヴェイ・カイテル)は仲間たちと共謀して擬装工作。罪の意識にさいなまれたバビッチが橋から身を投げ自殺したと見せかけて密かに匿ったのだ。次の日、レイの乗る車と知らずにスピード違反で職務質問したフレディは町の顔役である彼をいつも通り見逃したが、車内に自殺したはずのバビッチが乗っているのを見てしまう。疑惑の多い事件にとうとう警察の内部監察部が動き出した。調査官モー(ロバート・デ・ニーロ)は警察学校時代のレイの同級生。背後にはマフィアと馴れ合うコップランド全体の腐敗があると睨んだ彼は、保安官事務所を訪れてフレディに協力を要請するが、フレディは仲間たちを裏切る証言はできない。マフィアの大物の裏工作で内部捜査は打ち切られた。そんな中、フレディの唯一の友人フィッギス(レイ・リオッタ)が酒場でレイと激しく口論。数日後、フィッギスの家が全焼し、同棲していた彼の恋人が死亡する。フレディはレイたちを疑う。バビッチの葬儀が行われたが彼が生きていることはコップランドの住人たちにとって公然の秘密だった。バビッチはどこか別の土地で再出発するつもりだったが、レイはマフィアのボスに命じられ彼を殺そうとするが、バビッチは逃げ出す。レイの計画が少しずつ狂い始めていた。彼らの邪魔をした警官がまた不審な死に方をする。フレディはやっと意を決し内部監査部に出頭して告発しようとするが、モーは「すでに捜査は打ち切られた」と相手にしない。彼はフレデイが何か行動を起こすのを待っていたのだ。監査部の捜査ファイルを盗んできたフレディは、レイたちの過去の悪行や麻薬取引を見逃す見返りにマフィアから融資を受けてコップランドが発展してきたことを知り愕然とする。さらに彼はフィッギスが保険金欲しさに自ら火事を起こしたことにも気づき、とうとう腐敗しきったコップランド全体を敵に回す決意をした。バビッチを見つけて連行したフレディにレイの仲間たちが襲いかかる。利き耳を撃たれたフレディは無音の世界の中、バビッチが連れ去られたレイの家に討ち入りする。レイたちを射殺したフレディだが、彼も無傷ではいられなかった。危機を救ってくれたのはフィッギスだった。数カ月後、聴力が戻りまた元の平凡な保安官勤務に戻ったフレディの顔には満ち足りた表情があった。(KINENOTE)

監督・脚本:ジェームズ・マンゴールド
出演:シルベスター・スタローン/ハーヴェイ・カイテル/レイ・リオッタ/ロバート・デ・ニーロ

ネタバレ感想

適当なあらすじ

義理堅く真面目で正義感があるフレディ(スタローン)。惚れた女が事故に遭い、助けたはいいものの彼はその救出劇の結果、片耳が聞こえなくなってしまう。さらに惚れた女は別の男と結婚してまうし、憧れていたNY市警の試験には耳が悪いことが理由で不合格。失意の中で保安官としてコップランドに赴任することに。

彼が治安を守るコップランドはレイ(ハーヴェイ・カイテル)がマフィアの力を借りて作り上げた警官の街。住民の大半がNY市警の警官である。レイはマフィアの犯罪を黙認する代わりに資金援助を受けてこの街をつくった。街の顔役である彼には誰も逆らえない。

てなことで、レイの甥が誤ってメキシコ系の男たちを殺してしまった事件を隠蔽するため、コップランドの住民(主にレイとその腰ぎんちゃく)はあの手この手を尽くす。見て見ぬふりをするフレディたちだったが、ある日、NY市警から内部調査官が派遣されてきて――。それで最終的にどうなるのかという話。

自分の生活を守る警察官

自分たちの生活を守るために、本来取り締まるべき犯罪者の力を借りて街をつくっちゃうレイは、市民を守るための本分を捨てて、自分を守るために警官の仕事をしているのである。こんな奴らばっかりだったら街の治安なんか守れるわけがないんだけども、洋の東西を問わず、腐敗した警察組織を描いた作品っていっぱいあるし、中にはノンフィクションな話もあるんで、現実世界でも似たり寄ったりな部分はあるんだろう。けしからん。

何かを成し遂げたことのないフレディの成長を描く

上述したように、フレディは善人ではあるが、腑抜けというか根性なしというか、卑屈で何もできない人間になっているような感じ。それは惚れた女を自分のものにできず、しかも彼女を救った事故のせいで耳を悪くしてNY市警に入れなかったことを後悔しているから。で、結局保安官として働くことになるけども、どうやらそれもレイの援助があったかららしい。つまり、自分では何も成し遂げられていない男なのだ。

そんな腑抜けたフレディは、レイの法を逸脱した行為に対しても見て見ぬふりをするしかない。だが、あまりにもエスカレートしていく彼とその取り巻きたちの行為に対して、戦う決意をする。それは、彼自身の過去を振り切り、前に進むために必要なことだったのだ。

そんな感じに彼の成長を描いた作品なんだが、その行為に至るのは終盤の20分くらいなので、それまでは腑抜けた彼と、レイたちの横暴が延々と描写される。最後はそれなりに溜飲が下がるものの、フレディは感情をさほど表に出さないので物語全体に激しさはない。

まぁでも、こういった役を演じるスタローンは珍しいし、きっちり落とし前をつけて成長した男の物語ということで、それなりに楽しめる。

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