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映画『フロムダスクティルドーン』ネタバレ少し ゲッコー兄弟の珍道中が描かれた傑作 

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フロム・ダスク・ティル・ドーン

公開当時に劇場で観て、後半の展開に度肝を抜かれたのが懐かしい。最近も1年に一度は観てしまうのは、やはり10代の頃の自分が高く評価した映画は、死ぬまで傑作であり続けるからだろう。ということで、めちゃくちゃ面白い作品なので内容紹介。本当は以下を一切読まずに、先に鑑賞することをオススメしたい。そのほうが作品をより楽しめるので。ネタバレあり。

―1996年公開 米 119分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:逃亡中の2人組の凶悪犯とその人質となった牧師一家が、吸血鬼の群れと戦うホラー・アクション。ハードボイルド/フィルム・ノワール調アクションの前半から、スプラッター・ホラーへと、ジャンルが見事に転換する構成がユニーク。オムニバス映画「フォー・ルームス」でも競作した2人の若き鬼才映画作家、「パルプ・フィクション」のクエンティン・タランティーノと「デスペラード」のロバート・ロドリゲスが再びコンビを組んだ一編。以下略(KINENOTE)

あらすじ:冷徹なプロの兄セス(ジョージ・クルーニー)と、残忍で病的な弟リチャード(クエンティン・タランティーノ)の凶悪な犯罪者コンビ、ゲッコー兄弟は銀行を襲撃し、中年の女性銀行員を人質に取り、ニューメキシコに向かって逃走中だった。だが、リチャードが人質を強姦し、惨殺してしまう。2人は仕方なく、新しい人質を探すことにし、同じモーテルに泊まっていた家族に白羽の矢を立て、その親子3人を拉致した。父親のジェイコブ・フラー(ハーヴェイ・カイテル)は元牧師で、妻を亡くしてことから信仰心を失い、19歳の娘ケイト(ジュリエット・ルイス)と16歳の息子スコット(アーネスト・リウ)の3人で、ニューメキシコへ行って新しい生活を始めるためにトレーラー・ハウスで旅をしていた。ゲッコー兄弟は国境越えのためにフラー一家の車で一路メキシコ国境を目指した。以下略(KINENOTE)

監督:ロバート・ロドリゲス
脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:ハーヴェイ・カイテル/ジョージ・クルーニー/クエンティン・タランティーノ/ジュリエット・ルイス/フレッド・ウィリアムソン/サルマ・ハエック/マイケル・パークス/ケリー・プレストン/トム・サヴィーニ/チーチ・マリン/ダニー・トレホ

見どころ

冒頭から引き込まれる。そして、セスがかっこいい

まずは、冒頭の雑貨屋みたいなところでのシーンがよろしい。店内にいた主人公たるゲッコー兄弟が店を出てくるまでの間に、二人がどんな人物で、何をしてきて今に至るのかが、すべてわかるのだ。そして、この後の展開に、とてもワクワクさせられる。

登場人物たちもよくて、特に主人公のセス・ゲッコー(ジョージ・クルーニー)がいい。ともかくキャラがいい。犯罪時には冷静沈着に物事を判断できているようで、実は結構な激情的性格の持ち主。だから、喧嘩を売られたらすぐに買っちゃいたくなるのだ。

しかし、弟に対する愛情の深さだったり、人質に対する紳士的(?)な扱いだったり、いいとこもけっこうある。そして、特にカッコいいのは、愛情があるとはいえ、弟が糞行動したときは容赦なくぶちのめすし、やると決めたらためらわずに人を殺すし、絶望的な死地であっても果敢に飛び込むし、ともかく思い切りがいいのである。

ということで、彼は犯罪者なんだけども感情移入できるキャラ。クールでありながらホットな男だ。それを演じるのは若き日のジョージー・クルニー。砂埃まみれのその風貌は、かなりワイルドイケメンである。俺の中ではベスト、ジョージ・クルーニー。

セスと行動を共にする弟と、人質家族もいい

セスの弟、リッチーを演じるタランティーノもまたいい。変質者みたいというより、変質者(笑)。ともかく扱いに困る糞野郎なんだけども、そこがいいのだ。女の足をつたって流れてきた酒を飲むときの表情(観ればどういうシーンかわかります)とか、マジ笑える。

ハーヴェイ・カイテルもまたいい。どっちかというと悪役面の人なんで、彼が元牧師の役を演じるってところがまた面白い。要所要所で、セスを諭したり説得したり、さすが元牧師。ショットガンを手にして戦うことになってからは、親父としての凄味が増してきて、そこがまたいいのである。

ハーヴェイ・カイテル主演の隠れた良作↓

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ジュリエット・ビノシュ演じる牧師の娘もいい。物分りがいいだけでなく、何気に度胸もある。かなりハードな事件に巻き込まれているのに結構な冷静さを保ち、ギャアギャアわめかないところもいい。ラストのほうでセスといい関係になっていくのかと思わせといて、そうもならない2人の潔さもよろしいね。

ちなみに、もう一人の主要人物の中国系の息子さんは、正直いなくても物語にさほど支障はなかったように思う(笑)。

脇役もいい

チーチ・マリンとかいうオッサン、この作品で名前を変えて3役も演じている(笑)。どのキャラもいいですな。一番いいのは当然、ポン引きの役。「プッシー」と連呼するラップをかましてくれます(笑)。

そして、セスたちと共闘することになるセックスマシーンとベトナム帰還兵の大男も、それぞれ個性的。特にセックスマシーン(笑)。こいつは下半身のイチモツ、つまりチ○コを銃に改造しているぶっ飛んだ野郎なんである。これで、名前のようにセックスできるんだろうか。そこは謎である。

他にも、サルマ・ハエック扮する踊り子の”地獄のサンタニコ”や、ダニー・トレホもコワモテなバーテンとして登場。なかなか豪華である。

てことで、ここからはネタバレします

物語の構成がぶっ飛んでいる

前半は犯罪アクション映画っぽい展開なのに、メキシコ国境を越えて、ティティ・ツイスター(おっぱいぐるぐる)というバーに入ってから、物語は吸血鬼と戦うアクションホラーに変わるのである。初めて劇場で観たときはその展開に驚かされた。この変わりようからダメ映画と評価する人もいるんだろうけど、俺は全然いいと思う。楽しいです。この滅茶苦茶さ。

もちろん、こういう内容だから突っ込みどころはなくもない。たとえばベトナム帰還兵だけ、なんで吸血鬼になるのあんなに早いんだ? 他の人は短くとも数分くらいかかっているのに--とか気になることはあるものの、まぁ楽しいからいいのである。

ちなみに、おっぱいぐるぐるバーでセスたちが酒盛りをするシーンがあるけど、俺もああいうテキーラの飲み方してみたい(笑)。

てなことで、超オススメ。

続編と、前日譚みたいな感じで2作目、3作目もあります。3作目はけっこう面白く、2作目はひどかったような記憶が。そちらは特にオススメしない(笑)。この監督は他に、『デスペラード』、『パラサイト』『プラネット・テラー inグラインドハウス』なんかもいいよね。

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