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映画 トレマーズ3 ネタバレ感想 バートの物語が始まる

トレマーズ3
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トレマーズ3

―2001年製作 米 104分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:アルゼンチンでの怪物退治を終え、アリゾナの故郷パーフェクションに戻ったグラボイス専門のハンターたち。観光地と化した田舎町に再びグラボイスが出現した。しかも今度のモンスターは空を飛べるのだった。(KINENOTE)

あらすじ:砂漠のなかの小さな町、ネバタ州パーフェクション。あの人喰い怪物“グラボイズ”が、再びこのまちに帰ってきた!究極の進化を遂げた怪物に立ち向かえるのは、荒くれ者のバート(マイケル・グロス)しかいない。地元の若い起業家カップル(ショーン・クリスチャンとスーザン・チャン)の手を借りたバートは、驚異的な武器の知識を屈指しながら恐るべきグラボイズの新種に挑む。作戦に失敗すれば、パーフェクションの名を一躍有名にしたこの怪物が、町をこの世から消し去るだろう。(Amazon)

監督:ブレント・マドック
出演:マイケル・グロス

ネタバレ感想

シリーズ三作目。今作からは、マイケル・グロスが演じるバートが主人公。舞台は1作目のパーフェクションに戻ってくる。バルとかアールが住んでいた頃の住民もまだ残ってて、そいつらと新しく町で事業を始めたアジア系の女性とグラボイズのインチキテーマパークで小銭を稼いでる青年とが騒動に巻き込まれるようになっていく。

元の住民で、1作目ではまだ幼かったミンディは大人になっている。もう一人小僧がいたけども、こいつは不動産事業で成り上がって、パーフェクションの土地を買い占めて牧場をつくろうと目論んでいる。そこにグラボイズが再び現れて、みんなはジタバタするわけだ。

ちなみに、今回初めて気付いたけど、ミンディ役の女性は『ジュラシックパーク』に出てた人だったみたい。どうでもいい話と言えばどうでもいいことだが。

で、バルとアールが退場した今作からは、バートが主役としてシリーズを牽引していくことになる。しかしこの人、実は脇役の頃のほうが活躍度が高ったような気がしなくもない。今作ではけっこう最初のほうでグラボイズにあっさり飲み込まれちゃってるし、ラストも相棒の青年の機転がなければ、お陀仏してたかもしらん危機に見舞われている。というか、なんで飲み込まれて生きてるんだよ、前作までだったら、即死レベルじゃなかったっけ(笑)。

前作ではグラボイズの体内から小型のシュリーカーという新種? の怪物が現れた。んで、今回はそいつが脱皮して空を飛べるようになる。どうやって飛ぶかというと、尻から屁をこくとブースターみたいのが発動してその力で宙を舞うのだ。アホか(笑)。てなことで、こいつはアスブラスターと名付けられる。

バートらの推測によると、こいつが成長すると、またグラボイズになるらしい。つまり、グラボイズ→シュリーカー→アスブラスター→グラボイズになると。そうやって種を繁殖しているのかな?

あと、今作で国から派遣されてきた地質学者か古生物学者みたいのが調べたところによると、グラボイズはどうも、かなり昔から生息していた生物らしいことがわかるなど、作品が進むにつれて、このUMA(確認されているのでもはやUnidentifiedではないが)の生態みたいのが明るみになってきた感はある。なったところでどうでもいいんだけど(笑)。

いずれにせよ、この3作目は少し面白味が薄れた感は否めない。怪物たちも安っぽいCGみたいな描写で迫力がないし、もともとこのシリーズは、音を探知して地中から襲ってくる巨大生物から逃げ惑う様が面白かったのだ。それなのに、前作の後半から地上を這う小型を出してしまって、今度は体温で敵を感知する生物になったことで、ある意味では別の生物になってしまっていて、しかも今作ではそれが空を飛んでしまう始末。最終的に地中のグラボイズが強者として生き残ることになるとはいえ、なんだか物足りさがある。

じゃあ、グラボイズという存在だけでシリーズを続けられるかというと、確かになかなか難しそう。だからこそ、前作で別種を登場させたんだろうし。

ということで、このシリーズはまだまだ続くのだ。なんと、2021年2月現在、7作目にあたる新作がレンタルされ始めたようで、一応6作目まで鑑賞している人間としては(ドラマシリーズもあるらしいが、そちらは未見)、全作コンプしてこのブログに投稿せざるを得ないと勝手に思っているところである(笑)。今後はバートの行く末を見守ることになるわけだが、彼の物語に興味がひかれるかどうかで、見る人の評価が別れそうでありますな。

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