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映画 アイスロード ネタバレ感想 トラックドライバーなリーアム兄さん

アイスロード
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アイス・ロード

金に困ってるトラックドライバーのリーアム兄さんが、鉱山に閉じ込められた人を救出するために、アイスロードと呼ばれる氷の道を爆走する装置運搬の仕事を請け負うが、救出作業を邪魔したい奴らの陰謀にはまり、ジタバタする話。けっこう評価高めだけど、ツッコミどころも多くてイマイチな作品。ネタバレあり。

―2021年公開 米 109分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:リーアム・ニーソンがトラック運転手に扮したアクション。カナダの鉱山で、作業員26人が地下に閉じ込められる爆発事故が発生。救出装置を運ぶため、腕自慢のトラックドライバー4人が、巨大トラック3台で危険な氷の道“アイス・ロード”を爆走する。共演は「ジョン・ウィック:パラベラム」のローレンス・フィッシュバーン。監督・脚本を担当したのは、「アルマゲドン」の脚本家、ジョナサン・ヘンズリー。(KINENOTE)

あらすじ:雪に覆われたカナダの鉱山で爆発事故が発生し、26人の作業員が地下に閉じ込められてしまう。救出装置を運ぶために集められたのは、腕自慢のトラックドライバー4人。30トンの巨大トラック3台を操る彼らが、最短で鉱山まで到達するには、氷の道“アイス・ロード”を通るしかなかった。だがそこは、スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で、氷が割れて水に沈む命がけのルートだった。作業員が閉じ込められた地下の酸素が尽きるまで、タイムリミットは30時間。4人は自慢のドライブテクニックと強いハートで、名誉と報酬を手に入れようと爆走する。ところが、その事故には危険な陰謀が隠されていたのだ……。(KINENOTE)

監督・脚本:ジョナサン・ヘンズリー
出演:リーアム・ニーソン/ローレンス・フィッシュバーン/マーカス・トーマス/アンバー・ミッドサンダー:ベンジャミン・ウォーカー

ネタバレ感想

リーアム兄さん主演ってことでレンタルで鑑賞。リーアム兄さん主演のアクションだと、最近は『マークスマン』がそこそこ面白かったなぁ。で、こっちの作品のほうがフィルマークスなんかの評価は高めなんで、そこそこ期待したんだけども、個人的にはあまり響かず。

リーアム兄さん主演だから観るわけで、彼が暴れてるだけで十分ではあるものの、贅沢を言わせてもらうなら、もっと面白い内容だったら良かったのになぁというのが正直なところ。

話の筋はわかりやすいし、敵の陰謀に翻弄されてジタバタするリーアム兄さんの、そのジタバタぶりはワクワクハラハラするので、確かに楽しめる。とは言え、リーアム兄さん扮するトラックドライバーが何でこんなに戦闘力高めなのかってのはよくわからないし、元軍人で復員後にPTSDで失語症になっちゃってる弟のキャラも弱め。

整備士として優秀でありながらも、職場でうまく立ち回れないこの弟のおかげで兄さんは職を失うことになっちゃう。で、劇中に兄さんがこの弟のダメさを指摘するシーンなんかがあるんだけども、それが別に弟の成長にはつながっていかなくて、結局弟は死んじゃうのである。兄弟愛はそれなりに絵が描かれてはいるが、二人の関係がイマイチ中途半端に見えちゃったな。

ローレンスフィッシュバーンがアイスロードを走ったドライバーとして登場してきて、このミッションのボスなんだけども、彼は何の活躍するところも描かれず、水没してっちゃうのももったいない。もう少し何とかならなかったのか…。

ついでに物足りないのは、鉱山に閉じ込められた人たちを救うのが物語の目的で、そこに絡んでくる陰謀は、その鉱山の仕事を管理する輩たちが事故を隠蔽するために奔走してるということ。その輩どもは単なる管理職で、隠蔽するならするで、もっとうまいことできただろうと思う杜撰な計画。それが最終的には上層部にバレるわけだが、黒幕が管理職で上層部がそれなりに常識的な人間ってところが何だかね…。ありがちではあるものの、企業のトップが隠蔽工作してくれてたほうが、悪の巨大さを感じられて良かったんではないかなぁ。

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