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映画 アンノウン ネタバレ感想 IDを奪われたリーアム兄さんの結末は

アンノウン
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アンノウン

―2011年公開 米=独 113分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「96時間」のリーアム・ニーソン主演で贈るサスペンス・アクション。旅先のベルリンで見ず知らずの男に自分の身分を奪われた男が、自分を取り戻すために謎を追う。共演は「イングロリアス・バスターズ」のダイアン・クルーガー、「ヒトラー 最期の12日間」のブルーノ・ガンツ。監督は「エスター」のジャウム・コレット=セラ。(KINENOTE)

あらすじ:植物学者マーティン・ハリス博士(リーアム・ニーソン)は、学会に出席するために、妻エリザベス(ジャニュアリー・ジョーンズ)とベルリンへ旅立つ。ホテルに着いたところで忘れ物に気付いたマーティンは、タクシーで空港へと引き返すが、途中で交通事故に遭遇。彼が目を覚ましたのは病院のベッドの上だった。急いでホテルへ向かい、妻の姿を認めて安心したのも束の間、彼女は自分を知らないと言う。そればかりか、自分の名を名乗る見ず知らずの男が彼女の傍らに……。マーティンの所持品は、携帯電話と一冊の本だけ。一方のマーティンを名乗る男(エイダン・クイン)は、パスポートはもちろん、妻との新婚旅行の写真まで持っていた。当然、警察はマーティンの訴えに耳を貸そうとしない。自らの正気を疑い始めるマーティン。だが、何者かに命を狙われたことで、陰謀の存在を確信する。マーティンはタクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)と元秘密警察の男の協力を得て、謎に立ち向かうことになる。果たして彼は、自分の人生を取り戻せるのか……?(KINENOTE)

監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:リーアム・ニーソン/ダイアン・クルーガー/ジャニュアリー・ジョーンズ/エイダン・クイン/ブルーノ・ガンツ/フランク・ランジェラ

ネタバレ感想

ジャウム・コレット=セラ監督ってリーアム兄さんと組んで似たようなサスペンスアクション何作か撮ってるよね。で、これもその中の一つ。3回くらい観てるんだけど、その都度内容忘れてるので、そういう意味では何度でも楽しめる作品だ(笑)。

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で、ネタバレしちゃうと、この作品てかなり終盤にならないと、リーアム兄さんが何者なのかがわからない。なんか、けっこうでかい組織ぐるみの陰謀に巻き込まれてることは分かるんだけど、全容がさっぱりわからない。で、そのネタがあかされると、なるほどなと思わされるのだ。

この作品のうまいのは、序盤でリーアム兄さんと奥さんが仲良くベルリン入りする描写があって、この二人は普通の夫婦なのだと鑑賞している人には思わせるんだけど、実はこの時点ではこの二人、任務のために偽りの夫婦を演じているのだ。

ところが、リーアム兄さんだけ、空港に忘れ物を取りに行くことになり、その最中に事故って記憶をなくしてしまう。その偶然のせいで話がこんがらがってきて、サスペンス仕立ての物語が展開されることになる。そう考えると、うまくできたストーリーだなって思うのだ。

しかし、笑える展開と言えば笑える展開でもある。リーアム兄さんはこの任務の筋書きを自分で考えてたらしい。それなのに記憶喪失になっちゃったせいで、その任務そのものをぶち壊しにかかって、最終的に正義に目覚めて本当にそれをぶち壊しちゃうのだ。

となると、最初のスパイ時代の彼のアイデンティティはどこに消失したんだろうという疑問がわいてくる。いくら何でもそんな簡単に人は変われないと思うので、記憶喪失後の彼は、ある意味で違う人になっちゃってるんだな。

で、普通に考えると記憶が戻ったら自分の任務を思い出すわけで、そっちのために動こうとすると思うんだけど、この作品では記憶喪失後の人格の支配力が強いのか、リーアム兄さんは自分の計画を自分でぶっ潰し、組織から足を洗ってしまうんである。そんなことあるんかいね(笑)。

ま、そういったところも含めてけっこう楽しめる。あと、奥さんのリズ役のジャニュアリージョーンズが美人。

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