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映画 マークスマン ネタバレ感想 スナイパーなリーアム兄さん

マークスマン
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マークスマン

過去、米兵として活躍したリーアム兄さん扮する牧場経営者のジムが、メキシコのカルテルに追われて国境を越えてきた母子と偶然知り合い、カルテルの追手から子どもを助けるべくジタバタする話。類似作品が多い彼の作品の中で、ウェットな話であるものの、それなりに余韻を残してくれる作品。ネタバレあり。

―2022年公開 米 108分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:リーアム・ニーソンが“最強の元狙撃兵”と化して凶悪な麻薬カルテルと全面抗争を繰り広げるアクション・エンタテインメント。ニーソン演じる主人公ジムは、メキシコとの国境で麻薬カルテルの魔の手から逃れてきた少年を助けたために、アメリカを横断する旅に出る。監督・脚本は「硫黄島からの手紙」「グラン・トリノ」「アメリカン・スナイパー」などのクリント・イーストウッド監督作の製作の一人であり、「人生の特等席」で監督デビューを果たしたロバート・ロレンツ(KINENOTE)

あらすじ:愛妻に先立たれ、メキシコ国境付近の町で牧場を営みながら愛犬と暮らす元海兵隊の腕利き狙撃兵、ジム・ハンソン。ある日、メキシコの麻薬カルテルの魔の手を逃れ、越境してきた母子を助けたことから、彼の運命は大きく変わり始める。カルテルに撃たれた母親は、ジムに11歳の息子ミゲルを託して絶命した。ミゲルをシカゴに住む親類のもとに送り届けてほしい――日々の生活に手いっぱいのジムだったが、仕方なくこれを引き受ける。一方、米国に侵入したカルテルは執拗に彼らを追撃。迫りくる危機に、ジムは必死に抵抗する。果たして彼は、ミゲルを守り、シカゴにたどり着くことができるのか?(KINENOTE)

監督:ロバート・ロレンツ
出演:リーアム・ニーソン/キャサリン・ウィニック/フアン・パブロ・ラバ/テレサ・ルイス/ジェイコブ・ペレス

マークスマンとは?

タイトルのマークスマンてのは、選抜射手という兵士のことらしい。狙撃手とはちょっと違う存在みたいだが、俺には厳密な違いはウィキを調べてもようわからんかった(笑)。

リーアム兄さんのアクションってだいたい似たような感じで、過去に暗いものがあってアル中になってるんだけども、正義を守る職業に就いていて(いた)昔は有能だったーーてなパターンが多い。

偏見も入った超適当なあらすじ

今作の彼は米兵としてベトナムで活躍した人らしく、勲章ももらうほど有能だったみたい。で、どういう経緯かしらんけど、メキシコとの国境近くで牧場を経営。だが、愛する奥さんがいなくなってしまって生きる希望を失っている。奥さんの連れ子だった国境警備隊で働く義理の娘が気にかけてくれてるんだけども、辛くて辛くて仕方ないみたい。

そんな彼が、仕事中にメキシコから逃れてきた母子と遭遇。関わりたくないと思ってたけど、国境の向こうでは二人を追ってきたカルテルの人間が数人いる。いろいろあって、持ち前のライフル技術で敵を撃退したジム。しかし、母親のほうは敵の銃弾を受けており瀕死。ジムに息子を託し、こと切れてしまうのであった。

息子のほうはジムが関わってこなけりゃ母は死ななかった説を採用しており、ジムを憎んでいる。そういうのもあるし、関わるのが面倒くさいと感じたジムであったが、息子を守るのと引き換えに渡された金は、経営危機に瀕する牧場を救うに足りる額だった。金に目のくらんだジムは(俺のうがった見方です)、いろいろありながらも彼女の息子を、二人の親戚の家へ連れていく決意をする。しかし、カルテルの殺し屋たちは国境を越えて、執拗に彼らを追跡してくるのであったーーというのが俺の偏見も交えた適当なあらすじ。

メキシコ少年とのロードムービー

さっきも触れたとおり、リーアム兄さんのアクション作品としては設定に類似するものもあって、お決まりのパターンぽく感じる。レンタルで借りるときに、これよりちょっと前にリリースされた『アイスロード』ってのもあって、それと迷ってこっちに決めた。まぁいずれ、そっちも鑑賞することになるだろう。リーアム兄さんのアクション好きだから(笑)。

ともかく、冒頭でも書いた通り、本作はそれなりに楽しめた。それは、ジムとメキシコ人の息子との交流が描かれたロードムービーとしても観れるからだろう。やさぐれたジムが彼とのかかわりに苦労しながらも、信頼関係で結ばれ、ジムは亡き奥さんに導かれているようにも感じ、彼を守ることを使命として遂行する覚悟を決めていく。

そして、無事に彼を送り届けて点に召されるのであったーーという内容もありがちなパターンと言えばそうなのだが、まぁそういう類型的な話とはいえ、それがうまく描かれていればこのように楽しめるのである。

カルテルは怖い

カルテルはメキシコの一大麻薬組織。今作では大ボスの存在は出てこないで、奪われた金の取り立てに来たスキンヘッドの男とその部下の数名しか登場しないが、その恐ろしさは随所で描写されている。

例えば国境で検問する人や地元の保安官を買収できちゃうところとか。ほかにも、インターネットを使ってジムの使用するカード履歴を追えちゃうのなんかも、組織としての強大さを示す助けになってる。

そういう組織を敵にしてんだから、ジムもカード使っちゃダメなのに早く気づけよって思うんだが、まぁその辺は仕方ない。ついでに言うなら、あんだけ狙撃の名手なんだから、逃げてないでさっさとぶっ殺しちゃえばいいのにーーと思ってたら、ラストバトルでようやく彼はその覚悟を持って、敵を迎え撃つ。ここはなかなか熱い展開であったなぁ。

てなことで、好みは分かれると思うけど、俺は十分楽しめたリーアム兄さんのアクションであった。

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