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映画 タイムマシン ウェルズ原作 80万年後と6億年後…

タイムマシン
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タイムマシン

大学教授のアレクサンダーが恋人のエマに求婚。OKもらって浮かれてたらエマが強盗に殺されてまう。彼女の死をなかったものにするため、執念でタイムマシンを完成させ、過去を変えようと目論むのだがーー。ウェルズの古典的作品を基にした作品。途中からぶっ飛んだ展開になっていくので、そこを楽しめるかどうかで評価がわかれそう。ネタバレあり。

―2002年公開 米 96分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:H・G・ウェルズの有名な原作小説を、1959年に続いて再映画化したSFアドベンチャー。亡くした恋人を救うためにタイムマシンを発明した男が、80万年後の世界をも目撃してしまう。。主演は「メメント」のガイ・ピアース。(KINENOTE)

あらすじ:1890年代のニューヨーク。大学教授のアレクサンダーは、ある日、婚約者のエマを暴漢に殺されてしまう。深い悲しみに暮れるアレクサンダーは、過去に遡ってエマを救い出したい一念で、ついにタイムマシンを発明する。エマの死んだ日に戻ったアレクサンダーだが、運命そのものはどうやっても変えようがないことを知る。その理由を解き明かすため、今度は未来へ向けて時間移動して、2030年の世界へと降り立つのだった。(KINENOTE)

監督:サイモン・ウェルズ
出演:ガイ・ピアース/サマンサ・ムンバ/ジェレミー・アイアンズ/シエンナ・ギロリー

ネタバレ感想

中盤くらいまでの適当なあらすじ

大学教授のアレクサンダーが恋人のエマと婚約して幸せ絶頂になってたその直後にエマは強盗に殺されちまう。なんとか彼女を取り戻したい彼は、研究中だったタイムマシンを完成させる。これが1800年代後半の話ってのがぶっ飛んでる。天才じゃん。

ともかくマシンを完成させたアレクは過去に戻って、殺される前のエマに再会。強盗との遭遇を避けたはいいけど、なんとエマは哀れにも馬車に轢かれて死んじまうのである。どうやら過去を変えることはできないらしいと悟ったアレクは、未来へ旅立つことでエマを助ける手立てを探りにいくのだ。

てなことで2030年に行って、図書館のAIコンシェルジュに聞いてみたら、どうも参考にならない話しか聞けない。であるからさらに未来に旅立つアレク。しかし、その未来の世界では人為的なことが原因で月が崩壊する災害に見舞われてて、そこに居合わせたアレクはさらに時間移動しようと試みるんだけども、災害の煽りで移動中に気絶。

勝手に動き続けるマシンはどんどん未来へと進んでいき、ついた先は何と80万年以上先であった…。というのが中盤くらいまでの適当なあらすじ。

H・G・ウェルズの古典的名作を映画化

H・G・ウェルズの古典的作品を映画化した作品。どうもこれより先行して『タイム・マシン 80万年後の世界へ』という作品が1950年代くらいに製作されてるようで、それのリメイク作品ってことみたい。

時間移動系の作品はけっこう好きなんだけども、この作品はずーっとスルーしてて、今回ネットフリックスで見つけて鑑賞した。原作は未読なんだけども、調べた限りでは大筋はそんなに変わんないようだ。

ともかく、さっき適当なあらすじで紹介したような感じで物語は進んでいくんだが、この辺まではけっこうおもしろい。アレクがいかにしてエマの生存できるルートの世界観をつくるためにジタバタして、彼はそのために未来に行くんだけども、80万年後に行ってからは、物語展開がガラりと変わっちゃう。

急展開を見せてからあまり面白くない

物語を推進させるのはタイムマシンではあるものの、話自体はエマ云々なんて話は置いてけぼりになっちゃって、アレクがいかに80万年後の世界に生きている人類の危機を救うのかってな話になっていく。で、個人的にこの展開が面白くないんだな。よくわかんない点も多いし。

よくわかんないことの最たる例は、地底人にして人類の支配者であるウーバーとかいうキモイ姿をした男が、なぜアレクが過去から来たことを知ってるのかってこと。あとは、どうして彼が自分と似たような種族の地底人と、地上にいるエロイ族の思考を支配できていたのかも、ようわからん。

しかもその彼が、エマを救うことは不可能であることをアレクに諭すセリフ。「エマが死んだからおまえはタイムマシンを完成させた。エマが死ぬ運命が変われば、おまんは過去に戻ることはないので、彼女を助けられない」とかいうの。どういうこと??

ウーバーの言っている過去ってのは、アレクが本来生きてるはずの1980年代のこと? それとも物語上の今である、80万年後から考えて過去のこと? どっちにしても、過去を変えることはできないって言いたいんだろうけど、アレクはエマの死は回避できてないにしても、彼女の死に方は過去に戻って変えてるからね。いずれにせよ、このセリフのことが俺にはよく理解できないのと、このウーバーを全能者っぽくさせてるバックボーンがよくわからんかったのである。

しかも、そんな強者であるウーバーとただの大学教授であるアレクがそこそこ喧嘩できちゃってるのがまたねぇ…。

6億年後って…

んで、そのウーバーとの喧嘩に勝って存在を消滅させたのち、アレクはさらに未来へ行く。なんと向かった先は6億年後だよ。なんとその世界では、地球上が地底人たちに支配されていたのだ! …ってね、6億年も大した発展もなく続いてる文明ってどうなのよ? 80万年だってかなりすごいことなのに、6億年って無理がありすぎだろ。80万年の間に人類が地底人的に変異してたってんだから、6億あったら地底人だって姿変えてると思うんだけどなぁ。

まぁそんな突っ込みはおいといて、その光景を目にしたアレクは80万年の世界に戻って、タイムマシンを暴走させ、地底人たちを全滅させる。すごいねぇ。でも、「他にも我々のような者たちがいる」ってウーバーが言ってなかったっけ? そうだとしたらあの一帯の地底人一層しても、危機的状況はこれからも続くと思うんだが。

その辺はあんまり言及されずに、過去の記憶や出来事を変えるよりも、希望の持てる未来に生きることを決意したアレクは、80万年後の世界で生きることを決意したのだった。めでたしめでたしってなわけだが、エマを何とかしたいという一心でタイムマシンまで完成させた執念はどこ行ったのよ。心変わりがあっさりしすぎだろ。

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