スレンダー 長身の怪人
『バイバイマン』と似たような印象を受けるホラーだった。そのあたりについて書いたので、同作のネタバレを知りたくない方は、この記事は読まないことをオススメします。
―2017年公開 米 92分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:アメリカの都市伝説を追い、7700万を超える視聴数を記録したWebシリーズ“Marble Hornets”を映画化。各地でニュースを追う記者のサラとカメラマンのマイロは、1本のビデオテープを発見。そこには、黒いスーツの男が映っていた……。出演は『ウォーキング・デッド』のアレクサンドラ・ブレッケンリッジ、「バイバイマン」のダグ・ジョーンズ。特集企画『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017』にて上映。DVDタイトル「都市伝説:長身の怪人」。(KINENOTE)
あらすじ:様々な町でニュースを追っている記者のサラ(アレクサンドラ・ブレッケンリッジ)とカメラマンのマイロは、ある小さな町の銀行に差し押さえられた家の中で、1本のビデオテープを発見する。そこに映っていたのは、黒いスーツの男と謎の記号。その家にかつて住んでいた家族を見つけるが、彼らはその黒いスーツの男に監視されていることに気付き……。(KINENOTE)
監督 ジェームズ・モラン
出演:アレクサンドラ・ブレッケンリッジ/ダグ・ジョーンズ/ジェイク・マクドーマン
ネタバレ感想
本当に長身なのかね
この怪人さんは、邦題から察するに長身らしいんだけど、そう感じさせる描写はない。都市伝説の中の怪人であるから、彼がなぜ現れるのかとか、なぜ人に憑依してくるのかなどは謎。恐ろしいのは、カメラを通して撮影された映像の中でしか姿が見えないところだろう。だから、主人公? のマイロはいろいろ手を尽くして奴からの襲撃に備えるわけだ。
この、淡々と近付いてくる謎の存在に恐怖を感じられるか否かが、この作品を楽しめるかどうかを左右するような気がする。
バイバイマンに似てる
最近鑑賞したばかりの『バイバイマン』と似たような内容の作品であった。どこが似ているかというと、主人公らの末路だ。どちらも自分たちより前に犠牲になった人間たちの残した記録によって怪人の存在を知らされ、彼らの行動を調べることで、問題解決の糸口を探そうとする。しかし、その努力が実らずに対象からの襲撃に屈してしまうというところ。そこが似ているんである。
で、それらを描くにおいての設定とか演出が異なるだけで、やってることはほぼ同じ。どちらもさして怖くもないし、淡々と物語が展開しているように思う。
どちらが面白いかと問われたら、俺は『バイバイマン』を推す。きっと、本作を先に鑑賞したとしても、評価は変わらなかっただろう。なぜそうなのかは、『バイバイマン』の記事を読んでいただければ。
オススメなホラー作品の記事↓
コメント