サイゴン・ボディガード
ある大会社の経営者が亡くなり、後継者になる予定の息子が、ギャングにさらわれる。息子の警護を任されていた2人のボディーガードは汚名返上のために、息子を取り戻すとともに、事件の黒幕を捕まえようとする。その過程の中で、2人の友情などを描いたバディームービー的コメディ・アクション。ネタバレなし。
―2017年公開 越 112分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:「NINJA THE MONSTER」などを手がけた落合賢監督がヴェトナムで制作したアクション・コメディ。特集企画『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017』にて上映。(KINENOTE)
あらすじ:最重要任務を課せられた二人のボディーガードが、ホーチミンを駆け巡る。(KINENOTE)
監督:落合賢
出演:タイ・ホア/キム・リー/ベー・チャン/チー・プー
感想
本作は、日本人監督が撮影したベトナム映画。本国ではけっこうヒットしたようだし、評価もなかなか良いみたいなのでレンタルしてみた。しかし、俺には笑いのツボが合わなかったようで、残念な鑑賞になった。
個人的には、コメディ要素で笑えるところがほとんどなかったのである。これは仕方ない。相性の問題だから。では、アクションはどうかというと、特に新鮮味のあるシーンもなく、かなり物足りない。香港映画なみの格闘描写を期待すると、拍子抜けである。
俺は数年前に観光でホーチミンを訪れたことがあって、食べ物もおいしかったし、ものすごい交通量に圧倒されつつも、大いに楽しめた街だったので、本作で舞台となるホーチミンの街の描写に期待したんだが、さほどホーチミンぽさがなかったことも残念だった。
その”ぽさ”ってのは、たかが1回観光で訪れただけの俺が感じた”ぽさ”であるし、外人に観光PRする映画じゃないから、それは全然いいんだけど。
いずれにしても、ベトナムの映画産業はこれから発展しようとしているそうだから、本作よりも楽しめる作品がいっぱい出てきて、日本でも簡単に観られるような時代がくるといいですな。
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