キング・オブ・ハーレー
―1993年公開 米 105分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:暗い過去を背負ったおとり捜査官がカスタムメイドのハーレーに跨がり、麻薬組織撲滅に挑むバイク・アクション。監督、 脚本は「レッド・オクトーバーを追え!」などの脚本で知られるラリー・ファーガソンで、本作が監督デビュー作。多くの事件を解決してきた実在のおとり捜査官ダン・ブラック(本作の技術アドバイサーでもある)の実話をもとにしている。製作は「愛を殺さないで」のジョン・フィードラーと「キングの報酬」のマーク・ターロフ。撮影は「メイフィールドの怪人たち」のロバート・スティーヴンス。音楽はコリー・レリオスとジョン・ダンドレアが担当。主演は「ホット・ショット」のチャーリー・シーン。「クィーンズ・ロジック 女の言い分・男の言い訳」のリンダ・フィオレンティーノ、「レザボア・ドッグス」のマイケル・マドセンらが共演。(KINENOTE)
あらすじ:アリゾナの警官ダン・サクソン(チャーリー・シーン)は、猟銃を乱射しているアパッチ族の老呪術師まやかしチャーリー(リノ・サンダー)に自分の影に怯えて影を捨てた勇者についての神話を聞く。その事件直後、署長と対立し免職になったダンは、彼の過去を知る州検事局特捜課のブライス(コートニー・ヴァンス)に麻薬おとり捜査官として選ばれた。ダンは凶暴なリーダー、ブラッド(マイケル・マドセン)率いる、麻薬と武器の密売ルートを仕切っている暴走チームジャッカルズに潜入し、持ち前の腕と度胸で信頼を得て次々と証拠を入手することに成功するが、その一方で自分が闇の世界に引き込まれつつあることに恐怖を感じ始める。そんな中、ダンは写真家のルネ(リンダ・フィオレンティーノ)と恋に落ちた。カリフォルニア、アリゾナ、ネヴァダ三州に渡る麻薬密売組織の一斉検挙が始まり、ダンは逮捕状を手にブラッドの住むトレーラーに単身乗り込んでいった。ダンは自分の正体を明かし、ブラッドと銃で対決して見事に彼を仕留め、暴走族たちは次々と検挙されて作戦は成功となったのだった。(KINENOTE)
監督・脚本:ラリー・ファーガソン
出演:チャーリー・シーン/マイケル・マドセン
ネタバレ感想
チャーリーシーンの作品は俺が十代の頃にけっこう地上波で放映されてて、『プラトーン』『メジャーリーグ』なんかが彼の代表作だろう。他にも『処刑ライダー』『ルーキー』『ホットショット』『アライバル侵略者』『ザ・チェイス』『ザ・ターゲット』などなどを鑑賞してた覚えがある。なかにはもう内容覚えてない作品もあるけど、地上波映画の常連って感じの俳優だから印象に残ってる。
ただ、彼はプライベートでの素行が悪かったようで、90年代後半くらいから主演作がなくなり、その素行の悪さを売りにしたテレビ番組などで人気を博していたらしい。ともかく映画作品ではほとんど姿を見かけなくなってしまった。
で、今作はアマゾンプライムでみつけて初鑑賞。なんというか、チャーリーシーンて漢気爆発みたいな感じの役者ではない印象なので、今作の彼のキャラはけっこう新鮮だった。マイケルマドセンが出てくるところもいい。どうやら実話を基にした作品らしく、こんなバイカー犯罪集団がアメリカにはいたんだなぁというのは勉強にはなる。
作品としてはよくある潜入捜査もので、捜査官が摘発しようとする組織の人間と仲良くなっちゃって善悪の判断がつかなくなるってのもありがち。でも、実際の潜入捜査ってそういうものなんだろうし、そもそも犯罪組織の人間だって人間であることには間違いがなく、そこに所属する仲間に対しては普通の接し方をするやつがいるのは当然で、そこに友情が芽生えることもあるだろう。だって、にんげんだもの(みつお)。
ということで、この手の作品としては実話を基にしたとは言えさほど面白くもなかった。ただ、チャーリーシーンが見れらたのはよかったな。あと、不満を挙げるとすれば、セックスシーン長すぎだろ(笑)。
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