ナインイレヴン 運命を分けた日
9.11に同時多発テロ事件で起きた実話を基にしたパニック作品。エレベーターに閉じ込められた男女5人が繰り広げる、閉鎖空間の中で描かれる人間模様と、そこからいかに脱出しようとしたのか、5人の奮闘を描いている。ネタバレあり
―2017年公開 米 90分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:米同時多発テロ下の実話から生まれた舞台『エレベーター』を映画化。2001年9月11日、突如、ビルに飛行機が激突。エレベーターに偶然居合わせた5人は38階辺りに閉じ込められる。外部との唯一の通信手段はインターコムだけ。極限状態の彼らが下した決断は……。(KINENOTE)
あらすじ:2001年9月11日、ニューヨーク。ワールドトレードセンタービルのエレベーターに偶然居合わせたウォール街の実業家・ジェフリー(チャーリー・シーン)と離婚調停中の妻イヴ(ジーナ・ガーション)、バイクメッセンジャーのマイケル(ウッド・ハリス)、恋人に別れを告げに来たティナ(オルガ・フォンダ)、そしてビルの保全技術者のエディ(ルイス・ガスマン)の5人。突如、ビルに飛行機が激突し、彼らは北棟の38階辺りに閉じ込められてしまう。外部との唯一の通信手段は、インターコムのオペレーターであるメッツィー(ウーピー・ゴールドバーグ)だけ。彼女がインターコム越しに励まし続けるなか、5人は恐怖と闘いながら外への逃げ道を探すのだが……。(KINENOTE)
監督・脚本:マルティン・ギギ
出演:チャーリー・シーン/ウーピー・ゴールドバーグ/ジーナ・ガーション/ルイス・ガスマン/ウッド・ハリス/オルガ・フォンダ
ネタバレ感想
その前に当時の思い出
事件当日の、貿易センタービルに飛行機が激突するシーンは、ちょうど帰宅してテレビをつけたニュース映像で俺も見た。えらいことが起きているなぁと思った。ある友人がその直後に電話をかけてきて、「(自分たちも)こんなところで電話している場合じゃないよ!」と興奮していたのを思い出す。でも、その瞬間に俺ができることは、特になかった。あの友人とは疎遠になったが、今は何かができているだろうか。
チャーリー・シーンがいい
ということで、閉鎖空間に閉じ込められた男女5人の人間模様が淡々と描かれた佳作。短くまとまってラストまで展開していく話は、大きな動きはないとはいえ、楽しめる。ラストで消防士が「俺は人を助けるのが仕事だ。助けるからあきらめるな!」とジェフリーを助けに来るシーンには感動した。カッコいいなぁ。ああいう男になりたいねぇ。死にたくないと思っちゃうから無理だろうけど。
この作品がいいのは、チャーリー・シーンが主演しているところだ。プライベートの素行がよろしくないらしく、そのせいで干されたのか何なのか、詳細はよく知らないけど、最近はほとんど姿を見ることがなかった彼が、こうやって元気に演技をしている姿が観れられて嬉しかった。
もっといろんな作品に出てほしいもんである。
実話をもとにしたパニック作品↓
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