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映画『ゴースト・オブ・マーズ』ネタバレ感想 ジェイソン・ステイサムに毛がある(笑)

ゴーストオブマーズ
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ゴースト・オブ・マーズ

本作はジョン・カーペンター監督の2000年代最初の作品で、このあと監督したのは2010年の『ザ・ウォード/監禁病棟』だけ。影が薄くなってしまって残念である。最近は何してるんだろうか。ネタバレは少し。

―2002年 米 98分―

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解説とあらすじ

解説:「遊星からの物体X」(82)「光る眼」(95)のジョン・カーペンター監督が火星を舞台に描くSFアクション・ホラー。入植のため火星にやってきた人類が、謎の封印を解いてしまったことにより、火星先住民族の亡霊が解放されてしまう。人類VS亡霊の壮絶な死闘が、怒れる赤い惑星で始まった。主演は「アナコンダ」のアイス・キューブ、「スピーシーズ/種の起源」のナターシャ・ヘンストリッジ。

あらすじ:西暦2176年の火星。地球を脱出し、火星に植民地を築いた人類は、64万人が辺境の地で生活を送っていた。彼らの主な仕事は、火星に豊富にある天然資源の採掘だった。火星警察に配属されて2年目になるメラニー・バラード警部補(ナターシャ・ヘンストリッジ)は、鉱山町シャイニング渓谷の刑務所にいる囚人で火星一の犯罪者、ジェームズ“デゾレーション”ウイリアムズ(アイス・キューブ)を護送するためシャイニング渓谷に向かっていた。しかし、到着してみるとそこは無惨な死体が転がるゴーストタウンと化していた。生き残っていたのは牢獄にいるウイリアムズを含む数人の犯罪者だけだった……。

スタッフとキャスト

監督:ジョン・カーペンター
脚本:ラリー・サルキス/ジョン・カーペンター
音楽:アンスラックス/ジョン・カーペンター

出演:ナターシャ・ヘンストリッジ/アイス・キューブ/ジェイソン・ステイサム/クレア・デュヴァル/パム・グリアー

美女の白目が観れます(笑)

久しぶりに鑑賞。本作はカーペンター監督の『要塞警察』的なシチュエーションなども入っているし、カーペンター的荒唐無稽感も健在と言えば健在である。だが、過去作と比べると何かが足りない感じも。でも、こうして10年以上ぶりに観てみると、こんな内容でこんな人たちが出ていたんだなぁと、なかなか感慨深いものがあった。

てなことで、キャストはけっこう豪華だ。ナターシャ・ヘンストリッジは『スピーシーズ』のように裸にはなってくれないが、白目を剥いてくれます。しかもけっこう長い時間。白目マニアがいるとしたら、涎ものではないだろうか(笑)。美人な彼女が出ずっぱりで活躍し、しかも白目を剥く大サービスをしてくれるわけだから(笑)、なかなかいい映画である。

そして、アイス・キューブ。美味しいキャラでしたなぁ。最後もメラニー(ナターシャ)を助けに来るし、いかすぜ。ちなみにこれ、『要塞警察』のナポレオンと似たようなキャラだよね。

パム・グリアーは序盤のほうでいつの間にか生首に(笑)。この当時はいろいろなB級作品に出てたクレア・デュヴァルもけっこう粘ったものの、アッサリ死んじゃう。にしても、彼女、最近見ないけど何してるんだろうね。

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毛のはえたステイサム(笑)

そして! 本作にはあのジェイソン・ステイサムが出ていたのである。前に見た時は気づかなかった(笑)。ブレイク前だったんだろうか? 今だからこそ笑えるのが、本作だとチョッと毛があるんだよね、彼。

メラニーと少しだけいい仲になるイケメン枠で登場している。でも、あんまカッコよくない。今の髪の毛がないステイサムのほうがセクシーに見えるのは、彼がそれだけ役者として成長したってことなのかもね。

いずれにしても、役者たちのチョイスの渋さがいい。

だが、内容はメチャクチャです

火星に住む人たちに幽霊みたいのが憑依してて(火星の幽霊ってのが、そもそもわけわからんけども)、そいつらが襲ってくるのでメラニーたちは抵抗する。その抵抗の仕方がボンクラ。憑依されてる人間を銃で殺しちゃったら、気体みたいになって幽霊が別の肉体に宿るのわかってるのに、撃ちまくるわ爆発させるわ、何の解決にもならんだろ、あれ(笑)。

ともかくいろいろが適当すぎで、普通の映画だと突っ込みたくなるんだけど、カーペンター監督だから別にいいや。と思わせるところがしびれるね、本当に。

カーペンター、カムバック!

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