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映画『エグゼクティブ・デシジョン』ネタバレ感想 セガールがいなくてよかった(笑)

エグゼクティブデシジョン
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エグゼクティブ・デシジョン

スティーヴン・セガールがあっさり退場してくれるおかげで、ラストまで緊迫感溢れる作品になっている、良質の航空パニック・アクション(笑)。ネタバレあり。

―1996年 米 132分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:強力な神経ガスを持ったテロリスト集団にハイジャックされたジャンボ機内に潜入し、乗客の生命とワシントンDC壊滅の危機を回避すべく奮戦する男たちの活躍を描いた航空パニック・アクション。監督は「ダイ・ハード2」など数々の作品の編集やセカンド・ユニットの演出を手掛け、これが初監督作品となるスチュアート・ベアード。脚本はジム・トーマスとジョン・トーマスの共同。製作は「暗殺者」「フェア・ゲーム」のジョエル・シルヴァー、エグゼクティヴ・プロデューサーはスティーヴ・ペリー。撮影は「クリフハンガー」のアレックス・トムソン、音楽は「訣別の街」のジェリー・ゴールドスミス、美術は「ショーシャンクの空に」のテレンス・マーシュ、編集は「マーヴェリック」のダラス・プエットと「ダイ・ハード」「カットスロート・アイランド」のフランク・J・ユリオステ。主演は「エスケープ・フロム・L..」のカート・ラッセルと「暴走特急」のスティーヴン・セガール。共演は「フリント・ストーン モダン石器時代」のハル・ベリー、「3人のエンジェル」のジョン・レグイザモ、「三銃士(1993)」のオリヴァー・プラット、「スピード」のジョー・モートン、英国演劇界の重鎮で「ワールド・アパート」などのデイヴィッド・スーシェほか。(KINENOTE)

あらすじ:ワシントンDC行きの747型ジャンボ・ジェット機がハイジャックされた。テロリストの主犯格ハッサン(デイヴィッド・スーシェ)は、先日、イギリスで逮捕された組織のリーダーの釈放を要求する。緊急会議の席上、米陸軍情報部顧問のデイヴィッド・グラント博士(カート・ラッセル)は「世界一殺傷力の強いソ連製の毒ガスDZ-5を盗んだ彼らは、ワシントン攻撃を狙っている」と、驚くべき仮説を立てる。3ケ月前、彼の計画立案で、オースティン・トラヴィス中佐(スティーヴン・セガール)の率いる米陸軍テロ対策特殊部隊がトリエステ郊外で毒ガス奪回作戦を決行したが、失敗に終わっていた。大統領を中心とした危機対処委員会は、グラントの仮説を無視してジャンボ機をワシントンに着陸させ、地上4千万人の命を危険にさらすか、それとも米空域に入る前に同機を爆破し、400名の乗客を犠牲にすべきか、苦しい選択を迫られる。答えが出ないままトラヴィスは、まだ実験段階にある空中輸送機を大西洋上8000mの地点でジャンボ機とドッキングさせ、秘密裡に特殊部隊のメンバーを機内に送り込むことを提案する。作戦は認められ、トラヴィスはラット(ジョン・レグイザモ)、キャピー(ジョー・モートン)、ルーイ(B・D・ウォン)、ベイカーの腹心の部下たちに加え、全く実戦経験のないグラントを選ぶ。彼は戸惑う間もなく、輸送機を設計したケイヒル(オリヴァー・プラット)を加えたメンバーと共に、輸送機に乗り込んだ。途中、グラントとトラヴィスは3ケ月前の作戦のことで反目しあい、緊張した空気は部下たちにも伝わる。輸送機は無事、ジャンボ機との接続に成功し、メンバーは次々と乗り込んでいく。ところが以下略(KINENOTE)

監督:スチュワート・ベアード
脚本・原作/ジム・トーマス/ジョン・トーマス
出演:カート・ラッセル/ハル・ベリー/ジョン・レグイザモ/オリヴァー・プラット/ジョー・モートン/スティーヴン・セガール

ネタバレ感想

レンタルに出た当時、セガールがめちゃくちゃに暴れるセガール拳炸裂作品だと思って借りたが、まったくそうではなかった。セガール扮するトラヴィス中佐は早々に退場する。この作品について必ず言及されるだろうことだが、セガールがすぐにいなくなるからこそ、この映画は、最後まで緊迫感溢れる良作になっていると言える。セガールが生きてたら速攻で、機内の敵を一層しちゃうだろうからねぇ(笑)。

ということで、セガール率いる特殊部隊は、ハイジャックされている飛行機に潜入したはいいものの、リーダーがいなくなってしまったことで意気消沈。しかもカート・ラッセル扮するグラント博士はインテリ野郎ぽくていけ好かないから困った状態になっちゃう。

なっちゃうけども、残された兵の中で一番階級が上のラット(ジョン・レグイザモ)がリーダーとなって、いろいろ困りながらも仲間の支援や助言を得ながら、部隊を率いてテロリストと戦うのであった。

冒頭に紹介したように、最初から最後まで緊迫感があって楽しめる娯楽作品である。俺はジョン・レグイザモがけっこう好きなので(何でかはよくわからんが)、珍しく彼が活躍する役を演じていることでも、この作品に対しての好感度は高い。

ハル・ベリーもさほど画面には登場しないとはいえ、かなり重要な役どころを演じているし、カートラッセルもチャラそうなインテリ役だと思わせておいて、ふたを開けてみれば、勇気も度胸もある有能な男として大活躍して(主役だから当然だが)、劇終を迎える。

ちなみに、ラスト近くで敵側が銃を乱射したせいで機体に穴があいちゃうわけだが、あの状態で本当に助かるもんなんだろうか。作中ではまったく言及されてなかったが、機外に吹っ飛ばされた乗客数名は哀れである。

飛行機内が舞台になる映画↓

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