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映画『ターミネーター』ネタバレ感想 バイオレンスな恋物語

ターミネーター
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ターミネーター

久しぶりに鑑賞したら、やっぱり面白い。殺人マシンのターミネーターから男女が逃げ続けるだけの話だが、その中にさまざまな面白要素が詰まっている面白作品。ネタバレあり。

―1985年 米 108分―

 

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:未来からやって来た殺人機械に生命を狙われる女性、彼女を助けようとする戦士を描くSFアクション。ヘムデール提供。製作はゲイル・アン・ハード。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョン・デイリーとデレク・ギブソン(ヘムデールの社長と副社長)。監督は「殺人魚 フライングキラー」(82)のジュームス・キャメロン。脚本はキャメロンとハードが執筆。撮影はアダム・グリーンバーグ、音楽はブラッド・フィーデル、特別ターミネーター効果はスタン・ウィンストンが担当。出演はアーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マイケル・ビーンなど。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は岡枝槙二。デラックスカラー、ビスタサイズ。1984年作品。(KINENOTE)

あらすじ:1984年のLA。閃光とともに、全裸の男が出現した。彼こそ2029年の未来からやってきた殺人機械ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)であった。ちんぴらを襲って服を奪い、銃砲店で銃を調達したターミネーターは、電話帳でサラ・コナーの載ったぺージを引き裂き、サラ・コナーという名の女性を2人射殺。ウェイトレスのサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は恐くなり、テクノワールなるディスコから警察に電話を入れる。一方、家ではルーム・メイトのジンジャー(ベス・マータ)が男友達のマット(リック・ロッソヴィッチ)とセックスをしていた。そこへ、ターミネーターが侵入して2人を射殺。サラからの電話を聞いてターミネーターはテクノワールに行く。サラはあやうく殺されそうになるが、リース(マイケル・ビーン)に救助された。逃げ出す途中、リースが説明する。「今から数年後、核戦争が勃発し世界は壊滅。コンピューターが権力を握り、人間はほとんど全滅しかかっている。だが、ジョン・コナーという男がリーダーとなって人間側が優勢になった。機械側は殺人機械を作り、ジョンの誕生を阻止するため、タイム・マシーンで1984年に送り出した。僕はジョンの母親の貴女を助けるために来た」。リースとサラをターミネーターが執拗に追ってきた。カイルとサラは警官隊に囲まれ、署に連行された。トラクスラー警部(ポール・ウィンフィールド)とヴコヴィッチ刑事(ランス・ヘンリクセン)は、リースの話を信じようとしない。そこヘターミネーターが襲撃して来た。必死でリースとサラは逃亡し、とあるモテルにとまる。リースは「ジョンから君の写真をもらい、君に恋した。だから、この作戦に志願したんだ」という。2人は抱きあった。ターミネーターがここにもやってきた。また2人は逃げ出す。倒されても倒れても起きあがってくる夕ーミネーター。2人は工場に逃げ込んだ。リースはついに力つき死亡。サラは圧延機でターミネーターを押しつぶした。リースの子をみごもったサラは、やがて生まれてくるジョンのため組織作りのやり方、戦法を学ぼうと思うのだった。(オライオン=ワーナー配給*1時間35分)(KINENOTE)

監督・脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/マイケル・ビーン/リンダ・ハミルトン/ランス・ヘンリクセン

ネタバレ感想

ターミネーターの執念深さがよい

冒頭のターミネーター(アーノルド・シュワルッツェネッガー)とリース(マイケル・ビーン)の登場シーンからしてわくわくしてくる。ここからサラ(リンダ・ハミルトン)を殺す側と守る側の追いかけっこが始まるわけだが、ともかくターミネーターの行動が直線的かつ暴力的で、道徳観の欠片もない殺人マシーンぶりがいいのである。

特に面白いのは、ターミネーターの警察署襲撃シーン。警察官たちが署内で一方的にぶっ殺されていく様は、残酷ではあるがターミネーターの無敵ぶりがより強調されて、「こんなんからどうやって逃げ切るんじゃ」と、鑑賞者を今後の展開に引き込んでいく。

で、終盤のカーチェイスからの事故で、さすがのターミネーターも傷物になることが判明するが、リースがこの未来兵器について評していたように、「ぜったいに諦めない」のである。だから、皮膚がはがれて骨格むきだしになっても、サラとリースを追っかけてくる。すごいね。この執念は見習いたい。俺にもこのくらいのしつこさがあれば、今とは異なる生活を送れていたかもと思わずにはいられない(笑)。

リースの恋愛成就作品

ターミネーターの執念もすごいが、リースの恋心もすごい。写真一枚、話にしか聞いたことない女性に恋しちゃって、しかもそのためにタイムスリップして護衛役を志願しちゃうんだからな。

そう考えるとこの作品は、片思いの相手のために命を懸けて生きる、ピュアな男の物語なんであるなぁ。彼は自分の思いを成就して、しかも一発必中で子供まで残していくんだから、たいしたもんである。お見事でした(笑)。

このシリーズは1と2が本当にいいですね。

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