カウントダウン
―2020年公開 米 90分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:自分の余命がわかるアプリの恐怖を描くホラー。パーティーの席上で自分の余命を伝えてくるアプリをダウンロードし、3時間という通知を受けたコートニー。不安に襲われた彼女が酒に酔った恋人の車に乗るのを拒み、一人で帰宅すると、恋人の車が事故を起こす。出演は、ドラマ『YOU-君がすべて-』のエリザベス・ライル、ドラマ『ブラックライトニング』のジョーダン・キャロウェイ、「アナベル 死霊人形の誕生」のタリタ・ベイトマン。(KINENOTE)
あらすじ:パーティーの席上で、自分の余命時間を伝えてくるアプリを見つけた若者たち。アプリをスマホにダウンロードし、自分の余命年数で盛り上がっているなか、1人の女性、コートニーには余命が3時間と通知が届く。不安に襲われたコートニーが、酒に酔った恋人エヴァンの運転する車に乗るのを拒み一人で帰宅すると、アプリから「同意事項が破られました!」との通知が来る。同時にエヴァンの運転していた車が事故を起こす。命拾いしたコートニーだったが、手元のアプリのカウントダウンが0になり、想像を絶する恐怖が彼女を襲う。事故を起こしたエヴァンは命を取り留め緊急入院するが、すぐに謎の死を遂げる。彼の死に疑問を持った看護師クイン(エリザベス・ライル)は、エヴァンが話していたカウントダウンのアプリをダウンロードする。すると、彼女の余命は3日と告げられる……。(KINENOTE)
監督・脚本:ジャスティン・デク
出演:エリザベス・ライル/ジョーダン・キャロウェイ/タリタ・ベイトマン
ネタバレ感想
最近のホラー作品はスマホを使ったものけっこうある。その中で今作は、死期がわかっちゃうアプリによる恐怖が描かれている。
その設定はけっこうよくて、なぜか都合よく主人公周辺だけ死期がめちゃくちゃ近くて他のモブキャラは70~90歳くらいまで生きられる! なんてヌクヌクしてるシーンがあるけど、あれってそんなにホッコリしてる場合ではないと思うぞ。だって、死期がわかっちゃうんだよ。70まで生きようが90だろうが、死ぬ日がわかるとか嫌すぎだろ。
しかもその運命が変えられないってところで、その運命をいかにして変えるかってのがこの映画の主人公が頑張る展開なわけだが、その設定は良しと思うものの、話自体は全然面白くないし、怖くもないし、冒頭からラストまで、ホラー映画にありがちというかお約束の範囲内に収まってて、いいと思うところはやっぱり、死期がわかっちゃうってことくらい。
冒頭で、モブキャラっぽい人が犠牲になる。次に主人公が出てくる。主人公がその渦中に入る。なんとか死を回避するためにジタバタする。同じ境遇の協力者現れる。少しロマンスが生まれる。なんとなく打開策が見つかる。打開したーーと思ったらラストでまだ続くかもしれない! という終わり方。何の捻りもない。
似たような話で言えば、『ファイナルデスティネーション』なんだけど、あれと比べると死ぬ人が少ないし、死ぬパターンも普通だし、ともかく死期がわかってて、それをいかに回避するかという、その設定だけで勝負して、それ以外に何にもない作品。
あ、あるとしたら、主人公の女優さんが美人なところかな。
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