デッド・フレンド・リクエスト
死んだはずのマリーナという女性にフェイスブック上で無理やり友達にされちゃうと、友達にされた人間は幻覚みたいなのを見させられつつ、幽霊だか魔女だか悪魔だかよくわからん謎の存在に殺されちゃう話。ネタバレあり。
―2017年公開 92分 独―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:ドラマ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』のアリシア・デブナム=ケアリー主演のホラー。充実した大学生活を送るローラは、孤独なクラスメイト、マリーナに同情したことがきっかけで呪われてしまう。そして、その呪いはSNSの“友達”に広がっていく。出演は、未体験ゾーンの映画たち 2017で上映。(KINENOTE)
あらすじ:SNSの“友達”が800人超え、充実した大学生活を送っているローラ(アリシア・デブナム=ケアリー)。しかし“友達”が0人のクラスメイト、マリーナ(リーゼル・アーラース)からの友達リクエストを承認した途端にしつこく付きまわれるようになる。恐ろしくなったローラが“友達”から削除すると、マリーナはショックで自殺してしまう。その日からローラは悪夢にうなされ、“友達”が次々と無残な死を遂げていく。しかも死ぬ瞬間の動画がローラのアカウントからアップされ、軽蔑されたローラはSNSの“友達”をどんどん失っていく。そんな時、いつの間にか死んだマリーナとSNSの“友達”に戻っていることに気づく。そして自殺者は、死の直前にマリーナと“友達”になっていた……。(KINENOTE)
監督:サイモン・ヴァーホーヴェン
出演:アリシア・デブナム=ケアリー/ウィリアム・モーズリー/コナー・パオロ/リーゼル・アーラース
ネタバレ感想
主人公はリア充
うーん。面白くない。怖くないし、ラストも「たぶんこうなるだろうな」と想像したとおりになってしまって、残念。友人の男が主人公を殺しにかかってくる展開には驚いたが。
この物語の幽霊? はなんでこんなにITというかSNSに強いんだろうかね。ネットがない時代には存在しない化け物だったんだろうか。よくわからん。ラストの展開を見るに、マリーナの前にもこの幽霊にとりつかれていた(呪われていた?)人間がいたのだろうか。よくわからん。
主人公のローズはリア充で、友達がフェイスブック上で800人以上いるらしい。そんでまぁ、いろいろと学生生活を楽しんでいる。すごいね。うらやましい。マリーネとかかわりを持つに至る経緯も、関係を絶とうとするまでも、それなりに相手に気を遣っていることがわかるので、常識的な人であり、悪い娘ではない。
しかし、マリーナに気に入られたせいで、人生破滅するわけだから、なかなか気の毒である。もっと憎たらしくて感情移入できない娘を主人公にすれば、この作品はそれなりに楽しめたんじゃないかなぁと思った。
友達20人も残れば充分すごい
唯一ローズが下手をうったのは、誕生日会だろう。マリーネと会わない口実をつくるため、友人とパーティするのではなく、彼氏に祝ってもらうと断るシーン。彼女はそのとおり、彼氏とディナーをしにいくわけだが、なぜかその店には、友人および母親が待ち構えている。
これはなぜだろうか。サプライズパーティ?? よくわからんけど、ローズは結局、ここでドンちゃん騒ぎをして、SNSにその様子を投稿しちゃう。バカだねぇ。
これがなかったら悲惨な目にあわずにすんだのに、その辺を抜かってしまうのはさすが、前のめり投稿が多い、フェイスブックで友達が800人もいるリア充でありますな(笑)。
その後、幽霊? にとりつかれてからは、友達がどんどん減っててしまい、ラスト近くでは20人くらいになっていた。でもすごいじゃん、まだ20人もいるんだから。俺も仕事で使わざるを得ないのでフェイスブックのアカウント持っているけど、友達は50人もいないし、実際、仕事関係者をのぞいたら、5人も残ればいいほうだぞ(笑)。
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