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映画『フォロイング』ネタバレ感想 ババァが憑いてくるホラー 舞台はタイ

フォロイング
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フォロイング

ババァの幻影に悩まされる女性を描いた、タイを舞台にしたホラー作品。ネタバレあり。

―2017年公開 米=泰 100分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「イット・フォローズ」のプロデューサーが手掛けるショッキング・ホラー。旅行でタイを訪れたジュリーとジムのカップル。二人は霊を祀った森の中の祠を訪れる。祠の像を手に取ったジュリーは気を失い、彼女にだけ見える老婆の霊につきまとわれてしまう……。(KINENOTE)

あらすじ:旅行でタイを訪れ、幸せな時を過ごしていたジュリー(スカウト・テイラー・コンプトン)とジム(ジェームズ・ランドリー・ヘバート)のカップル。その夜、同じホテルに滞在していたロバート(ラッセル・ジェフリー・バンクス)が、霊の祀られた祠を見に行こうと二人を誘う。ジムは気乗りしなかったが、興味津々のジュリーは怪しい森の中へと入っていく。森の奥に佇む祠には像が置かれてあった。ジュリーは吸い込まれるように像を手に取ってしまい、その瞬間、気を失う。ロバートは二人を置き去りにして逃げてしまい、ジムは現地ガイドのゴゴ(マイケル・S・ニュー)の協力でなんとか森を抜け出す。ますます悪化するジュリーの容態を見て、ゴゴは早くここから離れないといけないと言うが……。(KINENOTE)

監督:リッチ・ラグズデール
出演:スカウト・テイラー=コンプトン/ジェームズ・ランドリー・ヘバート

ネタバレ感想

なんとこの物語のゴーストは元日本人女性のワタベさん(笑)。なんでもタイ人に嫁いだあと、旦那が浮気したそうで怒り狂い、家に火をつけて自分も焼け死んじゃったんだとか。んで、彼女の恨みを鎮めるために、村人たちが祠をつくって祀っていた。

で、いろいろあって祠にある像を手にしたジュリーという女性が、ワタベの霊に憑かれてしまうという。物語展開は『イットフォローズ』に結構似ているが、その内容は足元にも及ばないくらいに薄い印象。

ワタベのバァさんが襲ってくるシーンも別に怖くないし、ジュリーはいろいろと嫌な目にあうものの、基本は寝ているかわめいているだけで、犠牲者とかは特に出ない。

彼女を助けるために婚約者と現地人のゴゴがいろいろと奮闘するのだが、その奮闘シーンもなんだかねぇ。なんとも物足りない感のある作品であった。ただ、タイを舞台にしたホラーってなことで、タイの自然とか街の喧騒を味わえるのはいいかな。しかし、なんでゴーストを日本人女性にしたんだろうか。日本人は執念深い人種だと思われているんかな。よくわからんが。

にしても、主人公2人がタイ到着直後に知り合うゴゴ。彼がいい奴過ぎて笑える。個人的に東南アジア旅行するのが好きなのでタイにも行ったけど、空港で待ち受けてるゴゴみたいな奴らは商売で観光客と接してくるから、基本的にはいい奴らなんだけど最後にはどうしてもビジネスライクな金の話になる。

いろんなとこ連れてってやると勧誘してくるので断るのが面倒くさい。なのであんまり近寄りたくない類の人たちだ。そのやり取りが楽しめるといえば楽しめるし、あとから考えればいい思い出にはなるんだけど。

それを考えるとこの作品のゴゴは本当に親切だしいい奴だ。ラスト、ちゃんと金は請求したのかが気になって仕方なかった。かなりふんだくっていいくらいに献身的だったぞ(笑)。

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