パニック・マーケット
自然災害にサメパニックを入れてくるというシチュエーションがいい。楽しめる作品です。ネタバレあり。
―2013年 豪=新 89分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:洪水によって1軒のスーパーマーケットに閉じ込められた若者たちのサバイバルを描くパニック・ホラー。ヴェネチア国際映画祭で上映され、イタリア、中国、ロシア、タイ、マレーシアなどで大ヒットを記録した。(KINENOTE)
あらすじ:若者から家族連れまで、多くの観光客が夏の日射しと青い海を楽しむ風光明媚なオーストラリアの海岸。ティナ(シャーニ・ヴィンソン)と婚約したばかりのジョシュ(ゼイヴィア・サミュエル)は、ティナの兄であり親友でもあるローリーと共にライフセーバーの仕事を楽しんでいた。しかし、そんな平和な観光地に突然、巨大ザメが出現。その知らせを受けたジョシュはローリーの元へ急ぐが、その眼の前でローリーはサメに喰い殺されてしまう。自責の念に苛まれるジョシュは、いつしかティナとの関係もぎくしゃくし始め、彼女はシンガポールへと旅立って行った。それから1年。ライフセーバーを辞めたジョシュは、目的を失ったようにスーパーで働きながら、無気力に日々を過ごしていた。ある時、いつものように仕事をしていると、そこにティナの姿が。彼女は新しい恋人スティーブンと一緒に買い物に来ていた。その直後、強盗がスーパーを襲撃。あたりに緊張が走る中、突然大量の水が流れ込み、スーパーや駐車場はあっという間に水没してしまう。生き残ったのはジョシュを始め、ティナ、スティーブン、警察官に強盗犯など合わせて13人。彼らは商品棚にしがみつき、水の中から這い上がり、何とか一命を取り留めたのだった。大洪水に飲み込まれたスーパーマーケットに閉じ込められた生存者たち。危機はこれで去ったわけではなかった。水中には巨大な人喰いザメ、天井からは人喰いガニの大群、水上に垂れ下がる高圧電線。しかも、生存者の中には強盗犯と殺人鬼が潜んでいるのだ。彼らを襲う危機の連続。地獄のようなスーパーマーケットから脱出するため、生命を賭けた挑戦が始まる。(KINENOTE)
監督:キンブル・レンドール
出演:ゼイヴィア・サミュエル/シャーニ・ヴィンソン/フィービー・トンキン/マーティン・サックス/アリス・パーキンソン/ジュリアン・マクマホン
ネタバレ感想
ネットフリックスで鑑賞。何だか観たことある話だと思ったら、2回目の鑑賞だったことが途中で判明(笑)。それでも観るのをやめようと思わないのは、この作品が面白いからである。
『ジョーズ』のシリーズ3作目で、海中の水族館に閉じ込められた人たちが襲われる内容があったような記憶がある。それと、『ディープ・ブルー』なんかも、閉鎖空間に閉じ込められた人たちとサメが対決するパニック作品だった。
この作品はその2作と似たようなシチュエーションで展開する話とも言えるが、個人的にはそれらの作品と同等か、それ以上に楽しめた。
ではどこが面白いのかというと、どこなのかはよくわからん。それなりに描かれる登場人物たちの人間模様だろうか。それとも、登場人物らの死にっぷりが豪快だからだろうか。まぁいろいろ考えられはするんだが、ともかく面白いのでいいだろう。
ちなみに、何であの街に津波が襲ってきて、街が洪水状態になったかというと、当然地震が起きてしまったからなんだけど、その地震描写があまりに薄すぎて、そこはどうかなと思った。あれだけの津波を起こしてしまう地震なら、かなりの震度になると思うんだが。気になったのはそこくらいかな。
いずれにしても、B級作品としてはけっこうオススメ作である。
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