ジョーズ3
地上波の洋画劇場で鑑賞したのは25年以上前だろうか。今回2度目だったんだけども、こんなにつまらない作品だったのかと度肝を抜かれた。前回観た10代の頃は、もっと楽しめたと思うんだけどな。ネタバレなし。
―1984年公開 米 100分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:フロリダの海辺のレジャー施設海底王国に人喰いザメ・ジョーズが出現するという、「ジョーズ」シリーズ第3弾。ユニヴァーサルとMCAが開発した新しい立体映画方式アリビジョン3Dが使ゎれている。製作はルパート・ヒッツィグ。エグゼクティヴ.プロデューサーはアラン・ランズバーグとハワード・リップストーン、監督は「JAWS・ジョーズ」の特殊効果を担当したジョー・アルヴスで、これが監督第1作。ピーター・ベンチリーの原作を基にガードン・トュルーブラッドがストーリー化し、リチャード・マシスンとカール・ゴットリーブが脚色を担当。撮影はジェームズ・A・コントナー、テーマ音楽はジョン・ウィリアムス(2)、音楽はアラン・パーカー、製作デザインはウッズ・マッキントッシュが手掛けている。出演はデニス・クエイド、ベス・アームストロング、サイモン・マッコーキンデール、ルイス・ゴセット・ジュニアなど。(KINENOTE)
あらすじ:特殊ガラス製のトンネルを海底に張りめぐらし、観客が自由に海底を見て回れる新しいレジャー施設海底王国がフロリダに完成した。ブロディ警察署長の息子マイク(デニス・クエイド)はチーフ・エンジニアとして、恋人で海洋生物学者のキャスリン(ベス・アームストロング)と共に、そこで働いていた。開園前日には、海洋映画作家フィリップ(サイモン・マッコーキンデール)をはじめとする来賓や、マイクの弟ショーンらが、次々と訪問してくる。そんな時、カルヴィン所長(ルイス・ゴセット・ジュニア)のもとに、王国と海底を区切るゲートが壊れているという連絡が入ったため、彼はスタッフの1人を修理に向かわせた。いよいよ王国がオープンした。トンネル内は大勢の観客で賑わっていたが、突然、彼らの眼前の海中に無残な人間の死体が現れる。それは、前日、修理に向かったスタッフだった。遺体を検死したマイクは、人喰いザメの仕業であると確信、所長の命令のもとサメの捜索が始まる。フィリップの協力により、サメは生け捕りとなった。キャスリンは学者の立場からサメの人工飼育を申し出る。彼女のプランは認められ、順調に飼育は進んだかに見えたが、所長が強引にショーに出演させたため、体力を回復していなかったサメは死んでしまう。スタッフの遺体の傷からすると死んだサメは小さすぎると思っていたマイクの不安は的中した。死んだサメの親がトンネルめがけて突進してきたのだ。それは、いまだかつて見たこともないほど巨大なホワイト・シャークだった。サメの一撃によりトンネルはたちまち浸水しだし、所長はトンネルの閉鎖を命令する。しかし、トンネル内には多くの観客が閉じ込められてしまった。マイクとキャスリンたちは観客を救うためトンネルの修理に、フィリップたちはサメの捕獲にと、それぞれ向かう。作戦どおり、水路にサメを誘い込んだものの、命綱が切れたためフィリップはサメの餌食になってしまった。一段と狂暴になったサメは水路の柵を壊し、修理中のマイクらを襲う。間一髪サメの攻撃から逃れ司令室に避難したマイクとキャスリンめがけて、サメはなおも襲いかかってきた。所長や職員らを先に脱出させたマイクとキャスリンは、決死の覚悟で、狂ったように暴れるサメの口の中に強力な破壊力をもつ手榴弾を投げ込む。さすがのサメも、瞬時にして跡形もなく海のもくずと化した。(KINENOTE)
監督:ジョー・アルヴス
出演:デニス・クエイド/ベス・アームストロング
ネタバレ感想
もう少し楽しい作品だったと思うんだけど、ぜんぜん楽しめなかった。それは、感受性が磨り減った中年になってしまったということも多分に影響しているとは思われる…。悲しい。
とはいえ、こんなにつまらないとは(笑)。
なんというか、映像がチープだし、話の展開ものんびりしているし、襲ってくるジョーズに迫力がないのでスリルを感じない。ないないない。ないことばっかり。初めて観たときは、海中公園でもっとジタバタするシーンが多くて、犠牲者もかなり出しちゃってたような記憶があったんだけど、そんなことは全くなかった。記憶なんて、当てにならんもんですなぁ。
今作ではずいぶん若い頃のデニス・クエイドが、マイクという主人公を演じている。このマイク、一作目のブロディ署長の息子らしい。すごい。物語としてつながっていたのだ。マイクは一応、過去の惨劇を知っているのでホオジロザメに対する警戒心はあるようだが、恋人が飼育したがるのをけっこうあっさり許しちゃう。ダメだよそれ、とは思うものの、マイクはそっちを選ぶのだ。惚れた女には弱いらしい(笑)。
ついでに、マイクの弟も登場するが、彼とイイ仲になる女の人ふくめて、物語に必要だったんだろうか。わざわざ登場させなくてもよかったと思わぬでもない。
他にも突っ込みたいところいろいろあるんだけど、過去にそこそこ楽しんだ思い出があるせいで期待値があがっていただけとも思えるから、この辺で勘弁しといてやる。何様なんだ、俺は(笑)。
コメント