ロスト・バケーション
解説:サーフィン中に負傷し満潮時には海に沈む岩場に取り残されたヒロインが、危険な人食いサメに狙われるパニックサスペンス。サメの恐怖や、時間とともに上昇する海面という悪夢のような状況で繰り広げられる決死のサバイバルを、『ラン・オールナイト』などのジャウマ・コレット=セラ監督が緊張感たっぷりに活写する。周りに誰もいない海で絶体絶命の窮地に陥ったヒロインを、ファッションアイコンとしても注目を浴びているブレイク・ライヴリーが熱演。(シネマトゥデイ)
あらすじ:休暇で秘境のビーチに来た医者のナンシー(ブレイク・ライヴリー)は、サーフィンを楽しんでいた最中に脚を負傷する。何とか近くの岩場にたどり着いたものの、ナンシーの存在に気が付いたサメが周囲を旋回していた。海岸までおよそ200メートルだが、その岩場が満潮で海面下に沈むまであと100分。危機的な状況に追い込まれたナンシーは……(シネマトゥデイ)
監督:ジャウム・コレット=セラ
主演:ブレイク・ライブリー
ネタバレしてます!
コンパクトなところが好感度大
昨年、劇場で見られなかったのでDVDで鑑賞。面白かったです。この映画の一番いいのは、短いところ(笑)。仮に2時間ある作品だったら、ダレてたかもしれぬ。
しかし痛そうだったねぇ、あの太もも。パックリ割れちゃってるし、クラゲに刺された右肩も、ひぇって感じでした。
サメから勝利を得るためには何が必要?
主人公のナンシーが生き残れた要因はいくつかある。医学生であったことと、ウェットスーツを着ていたこと、ツールとして使えるアクセサリーをしてたこと。そして、犠牲になっちゃう人のカメラを何とか手に入れたこと。あとはブイが近くにあったこと…。まだ思い出せばたくさんありそう。
どれも欠かせない要素であるし、何一つ欠けてもいけないわけで、そう考えると奇跡の生還ではある。でも、幸運やチャンスを逃さずに、きちんとものにしようと彼女が頑張ったからこその生還なのだ。つまり、ナンシーは不屈の精神の持ち主であり、勇気のある女性であったことが、生還の一番の要因となっている。「もう無理…」と諦めちゃったら、生き残れないような状況だったわけだから。
某署長よりも強い女性でした(笑)
頭の回転が速く、パニックになりつつも冷静な判断ができる。そして観察力があり、それを行動に活かすための知識もある。で、サーフィンもうまいし、泳ぎや素潜りもできる。別のサーファーには容姿も褒められていた…。つまりこの女性、ほぼパーフェクトな人なんだよね。そりゃ生き残るわ(笑)。
最後のほうのサメとの対決で一瞬、『ジョーズ』のブロディ署長と似たようなシチュエーションがあったけど、あれはオマージュかな? しかし、ヘタれなブロディ署長よりもイカしたシャークキラーぶり。素敵でございました(笑)。
あのスマホ描写はどっかで見た!
冒頭でナンシーのスマホ上でのメッセージのやり取りが別ウィンドウみたいに実際の画面上に出てきて、『フライト・ゲーム』と同じだなって思ってたら、監督が同じ人だった(笑)。難しく考えずに気楽に見れて、とても楽しい映画です!
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