ジョーズ2
―1978年公開 米 116分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:殺人ザメの恐怖を描いた「JAWS・ジョーズ」の続編で、前回と同じ観光地アミティを舞台に再び観光客を襲う殺人ザメとその恐怖から人々を守ろうとする警察署長との闘いを描く。製作はリチャード・D・ザナックとデビッド・ブラウン、監督は「燃える昆虫軍団」のジャノー・シュワーク、脚本はカール・ゴットリーブ、原案はピーター・ベンチリー、撮影はマイケル・バトラー、音楽はジョン・ウィリアムズ、特殊効果はロバート・A・マッティ、製作デザインはジョー・アルヴスが各々担当。出演は前作に続いて「恐怖の報酬」のロイ・シャイダー、ロレイン・ゲリー、マーレイ・ハミルトン、ジョセフ・マスコロ、ジェフリー・クレーマー、アン・デュッセンベリー、マーク・グルーナー、バリー・コー、ドナ・ウイルクス、G・トマス・ダンロップなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、パナビジョン。1978年作品。(KINENOTE)
あらすじ:白い人喰ザメがマサチューセッツ州の小さなリゾート・タウン、アミティを襲ってから3年の月日が過ぎた。事件直後、海水浴客はバッタリ途絶え住民の生活はおびやかされたが最近ではやっと客足も戻り、夏の海開きを前に活気づいていた。ホテルのオープン記念式典にはボーン市長(マーレイ・ハミルトン)をはじめ、町の名士が出席し、来賓席にはアミティ警察署長のブロディ(ロイ・シャイダー)とその妻エレン(ロレイン・ゲリー)、そしてアミティ海水浴場の開発業者ピーターソン(ジョセフ・マスコロ)などの顔も見られた。エレンはこのピーターソン会社にPR係として勤めていた。このホテルの室内プールにはブロティの息子のマイク(マーク・グルーナー)が友だちと連れだって楽しい時を過ごしていた。市長のスピーチが終ってミス・アミティのティナ(アン・デュッセンベリー)がテープ・カットし祝典の最後を飾っている頃、沖でスキン・ダイビングしていた2人の男が行方不明になり、翌朝、漂着した無人のモーターボートが発見された。報告を受けたブロディは途端に不安に襲われる。3年前の恐ろしい体験以来、海の事故の知らせを受けるたびに同じ気持ちに襲われるのだった。ブロディの浮かぬ顔をみて署長代理のヘンドリックス(ジェフリー・クレーマー)が付近一帯の捜査をかってでるが、行方不明者の手がかりはつかめなかった。数日後、町の老人が、偶然、水上スキーを楽しんでいた少女が突然転倒し、ボートが粉々になるという現場を目撃する。翌日、マイクは仲間の若者とヨットを何隻かつらねてアミティから数マイル離れた半島の灯台まで遊びに行き、そこで何ものかに腹を喰いちぎられたシャチの死骸を見つける。ブロディはボーンを訪ね、処置をとるように申し入れるが無駄に終わる。ある日サメらしいものを見張塔から発見し、全員を海中から退避させるべく拳銃を乱射したブロディは、市長からクビを言い渡される。翌日、父の注意を無視したマイクら若者達がまたヨットで沖に向った。子供たちのいない事を知ったブロディは彼らのあとを追い、サメに襲われた別のヨットを発見する。警備隊のヘリコプターまで巨大なサメに襲われ、子供達は洋上に孤立した。そこに到着したブロディは父親に助けを求める叫び声に恐怖も醒め、サメにケーブル線を叩きつけ、サメの歯牙にケーブル線をわたした。ケーブル線を噛み切った瞬間、感電したサメは炎と化し海中に沈下していくのだった。(KINENOTE)
監督:ジャノー・シュワーク
出演:ロイ・シャイダー
ネタバレ感想
スピルバーグ監督による名作、『ジョーズ』の続編。このあと3、4と物語が続き、ブロディ一家はそれぞれがホオジロザメと死闘を繰り広げることになるわけだが、今作は前作に引き続きブロディ署長(ロイ・シャイダー)が主役なので、ホオジロザメと嫌々ながら喧嘩する羽目になるのは彼の役目だ。
前作でホオジロザメの恐ろしさを嫌というほど知ったブロディは、アミティの浜にまた奴があらわれるのではないかとビクビクしていて、異様に警戒してて、失態犯して警察を解雇されるという憂き目にあってまう。
だがしかし、サメはやっぱりアミティ付近をうろうろしていて、ブロディの息子たちに危機が及ぶことになったので、署長は奴と対決することになるわけだ。
てなことで、昔の映画だけあって、出だしに見せ場があったりとかそんなんはなく、淡々と物語が進むし、サメの恐ろしさも前作ほどには感じられなくて、突っ込みどころも多々ありつつ物語はのんびりと進んでいく。むかし、10代だった頃にこの作品を地上波で鑑賞してるんだけども、そのときは結構楽しめたんだよなぁ。でも、今回はちょっと厳しかった。
まぁこれは、この作品の続編である『ジョーズ3』でも感じたことなんだけど。
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