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映画 クレイジーズ42日後 ネタバレ感想

クレイジーズ42日後…
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クレイジーズ42日後

気付いたら人間がゾンビみたくなっちゃうウィルスが蔓延した世界で、自宅に取り残された男が生き残りを図るスリラー。類似シチュエーションの他作品と比べても何かが物足りない感じの特に褒めたいところがない作品。ネタバレあり。

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

―2021年公開 米 92分―

解説:人間を凶暴化する新型ウィルスが発生したロサンゼルスで、孤独な闘いを続ける男の姿を描くサバイバル・アクション。ある朝、エイデンが目を覚ますと、テレビで緊急放送の文字が映し出される。孤独と恐怖、絶望の日々が始まるが、彼は生きることを諦めなかった。出演は、「コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団」のタイラー・ポージー、「ハンガー・ゲーム」シリーズのドナルド・サザーランド。監督は「ヴェンジェンス」のジョニー・マーティン。特集企画『未体験ゾーンの映画たち2021』にて上映。(KINENOTE)

あらすじ:ある朝、ロサンゼルスのアパートに暮らすエイデン(タイラー・ポージー)が目覚めると、テレビで緊急放送の文字が映し出される。外では人々が逃げ惑い、近くに飛行機が墜落。アナウンサーは、あるウィルスの蔓延を伝えていた。その感染者は目から血を流し、叫び、人を襲うのだという。彼らは食べることも、語ることもしない。あるのは“激怒”と“攻撃”の感情のみ。想像を絶する孤独と恐怖、そして絶望がエイデンに襲いかかる。それでも、彼はひとり部屋の中で生きることを諦めなかった。そんなある日、エイデンは向かいのアパートに、恐怖に怯える女性エヴァ(サマー・スピロ)の姿を見る……。(KINENOTE)

監督:ジョニー・マーティン
出演:タイラー・ポージー/ドナルド・サザーランド/サマー・スピロ/ロバート・リチャード

ネタバレ感想

『クレイジーズ』や『28週後』とは何の関係もない作品

レンタルで鑑賞。邦題を見ると、ジョージ・A・ロメロ監督の『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』をリメイクした2010年作品の続編かなと思えなくもない。でも、全然内容は違います(笑)。ついでに言うと、こちらも感染症的ゾンビ作品の『28時間後…』『28週後…』とも何の関連もない。

映画『クレイジーズ』ネタバレ感想 ロメロ作品の良質リメイクホラー
ジョージ・A・ロメロ監督作品のリメイクで、本作では彼が製作総指揮をとったらしい。ホラー映画として上質な出来だと思った。感染者の行動に一貫性がないのでその辺には不満があるものの、最後までハラハラドキドキできる。ネタバレあり。 ―2010年公開 米 101分―
映画『28日後...』28日後...感染しなくても暴力人間になれる!
事故って病院送りになり、目覚めたら街から人が消えていた。そしてゾンビではなく、ウィルスに感染した人たちが襲ってくるのだが、感染していない主人公も暴力性発揮しだしたりして、そんなふうに本能剥き出しになってしまえば感染してよーがしまいが関係ないのである。

邦題詐欺

要するに、題名で興味を惹こうとして、試行錯誤(よく言えば)した邦題ってことだな。悪く言えば、よくある放題詐欺。確かに、原題の『alone』ではインパクトに欠けるってのはわからなくもない。

でも、内容を観ると、どっちかというと、その「一人(独り)」であることから脱するために奮闘する男の話――という意味では、原題のほうが当然だが内容をキチンと表している。

ラストまでの適当なあらすじ

てなことで、ダラダラした生活をしていたエイデンという男が、ある日目覚めたら大混乱が起きてて、ニュースの報道によると謎の感染症が広まって、人間が人間を襲いだしているとのこと。

自宅から外へ出られないエイデンは、備蓄してあった食料などで食いつなぎ、感染症が収まるのを待とうとするのだが、なかなかその兆候は見られない。

一時は自死も考えたが、隣のマンションにも自分と同じような境遇にいる女性の存在を知り、彼女とコンタクトを取れるように努力していく中で、二人で力を合わせて生き延びることに希望を見出していくーーというのがラスト近くまでの適当なあらすじ。

似たシチュエーションの作品の中でも面白くない

ゾンビ騒ぎのせいで、自宅などから出られなくなってしまう主人公という、シチュエーションのゾンビものには、すでに先行作品がいくつもあって、今作はそれらの中でもあまり面白くないほうの部類であったというのが個人的感想。

下記に似たようなシチュエーションの作品の記事を紹介しとくので、興味がある方はそちらもご参照ください。

この映画が他の同類作品よりもあまり楽しめなかったのは、単純に、内容が薄いから。独りぼっちで自宅から出られない主人公がいかに行動するかってな話はすでにあって、今作では、隣のマンションの女性といかにしてゾンビどもの襲撃を裂けて同じ屋根の下に集えるようにするかってなことに焦点が当てられてる。で、ただそれだけ。

最終的に二人は無事に同じ空間に身を寄せることに成功し、何とかことが収まるまで生き延びようと決意しあう。そして、物語はそれで終わってしまうのだ。

この終わり方はなかなかあっさりしてて、別に悪いとは思わないけども、二人が物理的な距離を縮めるべく奮闘するまでの話が、さほどハラハラもドキドキもしないのである。

ドナルドサザーランド(笑)

途中、ある程度工夫が見られるのが、ドナルドサザーランド扮する老人との出会い。まぁでも、この人があの役で出てきちゃったら、良い人である可能性は低い。サザーランドがこういうB級っぽい作品に脇役で出てくると、だいたいが悪者の役だからね(笑)。

実際にこの老人は、ゾンビ化した自分の奥さんのためにエイデンを餌にしようとするわけで、この展開にもさして驚きを感じられないんだよなぁ。せめてサザーランドでない役者さんを選んでおけば、この展開に多少は驚けたかもね。ちなみに、彼が主演している作品の中で個人的におススメしたいのは、『SF/ボディ・スナッチャー』だな。

映画 SF/ボディスナッチャー ネタバレ感想 ラストのあれが怖い
『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』のリメイク作品。70年代の作品なので、ドナルドサザーランドら主演がみんな若い。そして、ドナルドサザーランドのラストの表情がいいんだよね。
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