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27人でなく29人では? 映画『ある優しき殺人者の記録』(ネタばれアリ)

ある優しき殺人者の記録
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ある優しき殺人者の記録

『戦慄怪奇ファイル』シリーズや『カルト』などの鬼才・白石晃士が、韓国で全てロケを行い撮り上げた日韓合作のサスペンススリラー。ある廃屋マンションの一室を舞台に、そこに潜む連続殺人鬼が繰り広げる凶行の行方を追い掛けていく。『クソすばらしいこの世界』などのキム・コッピ、『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』などの葵つかさ、『凶悪』などの米村亮太朗らが出演。予測不可能な展開やショッキングな描写に加え、白石監督ならではの主観映像を生かした演出も見どころ。(シネマトゥデイ)

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ネタバレ感想

長回しがすごい

これってカットされてないんですかね? 長回しでずっと撮られているように見えたです。それによって緊張感が持続して最後まで目が離せないのはいいものの、見ていてけっこう疲れました。

29人殺してないか?

で、ネタバレだけど、この殺人者の計画って27人を殺害しなきゃならんのですよね。でも、いろいろあった結果、あんたトータルで29人殺ってない? それで計画成就しちゃうのってどうなんでしょう…。その理由を納得させてくれる描写というか説明ってあったのかな? いろいろな方々のレビューを見ても、そこに言及されてないのが気になった。俺の勘違いだろうか。

けっこうな偶然を必然と思わせる奇跡が起こることで、ヒロイン(この人は『息もできない』に出てた人ですね)と同行しているカメラマンは殺人者の狂言? の世界に引きずり込まれていくわけだけど、殺す人数増えてるのは誰も気づかないのかよ! と気になってしまって、都合のよい神様(触手生物)もいるもんだと思いました。自分の見間違いで、殺害したのが29人でなくて、27人だったのだとしたら、そこについて誰か説明してくれないかな…。

でも最後まで見ちゃうよね、これ

それにしても、途中から登場する日本人カップルといい、どいつもこいつもイカれてます。彼らのイカれっぷりが物語の推進力ですね。殺人者は、イカれてることをイカれてないと信じ抜いたからこそ、奇跡が起こるわけですが。

ラストのあれは、同一人物と考えていいのか?

あと、個人的にこだわりたい部分だけど、ラストのハッピーな世界にいる殺人者の彼は(その世界では殺人者ではないけど)、殺人をしていた頃の記憶を持ってあの世界に生きているの? そうではないの? これについては作品内には描かれてないし、どうでもいいことなんだろうけど、仮に奇跡を起こした本人が、あのハッピー世界を享受してないなら、彼(殺人者)にとっては「何も起こってない=死んだだけ」ということになるんではないか…。それを知るには、次元だか時空を超えたあのカメラの映像を、ハッピーな世界の殺人者が見て、それに対してどういう反応をするのかでわかるのではないか。

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