『CUBE 2』
心理療法医のケイトが目覚めると、そこは冷たく光る立方体(CUBE)の中だった。CUBEを囲む6面の壁にはそれぞれドアがあり、別の部屋へと続いていた。他の部屋へ入ったケイトは、経営コンサルタントのサイモン、盲目の学生サーシャ、さらには技術者のジェリーらと出会う。みな、ここに来た経緯も理由も知らなかった。出口を求めて移動を始めた彼らは、やがてゲームデザイナーのマックス、国防総省エンジニアのマグワイア大佐、老女ペイリー夫人たちと合流。大佐は、ここから脱出するためにはこのCUBEの謎を解く以外にないと語るのだが…。(all cinema ONLINE)
四次元殺法CUBE!
やっちゃいましたなあ。前作はあの箱空間が謎のままで終ったとこが不条理な感じでよかったのに。今回は前作のCUBEとは違うCUBE内の話みたいで、なんでも四次元空間なんだそうです。だから部屋は、ある意味で1つしかないの。他の部屋は時間と空間が違う同じ部屋なの。CUBE 内に1つの部屋のたくさんの可能世界があるわけ(たぶん)。
個人的な解釈だが
サイモンに三度も四度も殺されるオッサンは哀れであった。しかし何度殺されようが、あのオッサンは自分が殺されたのは一回しか知らないで死ぬわけだから、一人ひとりは一回しか死んでないわけだ(この意味、読んでわかる人いるんだろうか)。
にしても、あんなの食っておいしいのか? サイモン。
残念ポイントはトラップのショボさか
というわけで、最後に一人脱出した彼女は、実は特別任務でCUBEの中に派遣された人で、あのアジアンテイスト盲目少女の首飾りを奪取するのが目的だったのだ。記憶をいじられてたっぽいが。
この作品で酷いのは、トラップが2つしかないこと。前回は特殊技能を持つ人たちが力合わせて様々なトラップをかいくぐり、協力しながらも関係を壊していくそういう緊張感とかが良かったし、ラストの絶望感とかが良かったのに。今回そういうの一切なし。
無限ループだろこれ? 違う?
ただ、個人的には可能世界がたくさんあるってオチに感心したこともあって、面白く見れた。最後に、部屋で起きたいろいろの出来事が一つの時間に収縮して脱出したわけだが、あの収縮すら無限回は繰り返されているのでは? だから脱出してくる彼女も彼女だけではなくて、それこそ無限人の彼女が出てくるはずだと思うんですが。間違ってる?
前作のほうが映画的に面白かったのは確かだけど、比較せず独立した映画としてみれば、個人的にはそれほど悪いとは思わない。もちろんアイデアのみでだけど。
※この記事は2005年4月に書かれた記事を修正したものです。
コメント
昨日、前作に続いて見ました
致死性トラップにおびえる・推理も無く微妙でした
cubeの数だけ事象があって重なる当たり・登場人物が複数になる観点は面白かったですが
特に最後の方のネタバレも収集ついてない感じで。出口から脱出した後も「はぁん?」
色っぽいシーンは必要か?と思いましたが、中に浮いて回転してるミイラがSFと現実が重なる狂気感が好きでした
続編でなく、単独で見れば「うーん。新しい気がする発想のネタで面白い」って感じでしょうか
正多胞体は昔に興味持ちましたが、「うん、訳わかんねぇ」を思い出しました
シリーズ作品の一つとしてはダメですよね。ただ、訳がわからんけども、ヘンテコ空間でジタバタする話という設定は、単体としては個人的には好きです。ミイラのシーンは確かに印象的ですよね。コメントありがとうございます!