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映画『リベンジ・キラー』ネタバレ感想 ポンコツ3人組とエマのバイオレンス珍道中

リベンジキラー
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リベンジ・キラー

ジャケットの雰囲気や引用した下記の解説によると、ある女性が男たちに襲われてズタボロにされ、その復讐を果たす内容に思える。例えば、『アイ・スピッド・オン・ユア・グレイブ』とか『サベージ・キラー』みたいな。ところが、そうじゃない展開だったので、なかなか楽しめた。ネタバレあり。

―2014年製作 米 80分―

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解説・スタッフとキャスト

解説:男たちに誘拐され、ズタボロにされた少女の復讐劇を描くハイテンションアクション。凶悪犯グループに誘拐された麻薬王の娘・エマは暴行され、父親宛のビデオを撮影される。復讐を誓ったエマは、身体と言葉と武器を駆使して死闘を繰り広げる。(KINENOTE)

監督・脚本:ブライアン・ボックブレイダー
出演:マイアラ・ウォルシュ/トニー・トッド/ダニー・トレホ/オースティン・アブケ

適当なネタバレあらすじ

中年カップルの受難

中年の男女が夜、車の中でいちゃついている。愛し合っているようだ。しかし、突然車のドアが開けられ、女性は車外に連れ出される。男のほうは運転席に座したまま、何者かによってタコ殴りにされる。

2人組の目的は?

場面が変わって車で移動中の男、ジョンとマイク(名前はうろ覚え)。仲良く喋っている2人は、ある立派な邸宅に到着する。すると、取り出したマスクをかぶって銃を手に。そして、玄関から進入して中にいた女性を拉致。居合わせたよく分からない男にマイクは発砲。さらに木製バットで顔面を殴打する。

マイクは女性を後部座席にぶちこみ、ジョンが運転。「手荒にするな」と戒めるジョンを無視してマイクは抵抗する女性に暴力。いろいろあって、ジョンは軍隊時代の仲間、ショーンを仲間に引き入れて、車を運転させる。

メキシカンマフィアのボスから金を奪え!

彼らが誘拐した女性は、メキシコの麻薬組織のボスの娘。組織から500万ドルをせしめようという魂胆らしい。女性の名はエマ。暴力を受けて縛られているのに、3人に悪態をついたり強がりを言ったり、なかなか根性がありそうだ。

3人は捕らえたエマをスマホの動画で撮影し、エマの親父にメッセージを送る。その後、親父からジョンのスマホに連絡がきて、人質の受け渡し場所が決まる。目的地に向かう4人。途中、モーテルに泊まろうとしたところへ組織の殺し屋がやってくるが、ジョンがあっさりと撃退。

仲間割れ

居場所を知られていることがわかり、彼らはまた車を走らせる。途中で警察の車に止められる。見逃してもらえそうだったのに、いろいろあってマイクが警官を射殺。ジョンとマイクが口論になる。そこでなぜかジョンはいきなり、今回の目的が誘拐ではなかったことを暴露。

実は、ジョンの親父は冒頭で紹介した中年らしい。そんで、彼の親父の恋人が、エマの親父の奥さん。つまり、冒頭の2人は不倫状態にあった。で、彼らを亡き者にしたのがエマの親父。だからジョンは、敵を討つために今回の作戦を立てたのだという。つまり、誘拐して金を手にするよりも復讐が目的だったのである(最初から仲間に話してやれよw)。

で、その後はマイクの告白タイム。彼はジョン思いの兄(異父だか異母兄弟らしい)ではあるものの、殺人サイコマンであることが判明する。というのも、ジョンが恋人のいる女を好きだったのを知ったので、その女の恋人を殺害したというのだ。弟のジョンと女が付き合うきっかけづくりのためにである! …ジョンははじめこそ驚いた様子だったが、別にマイクを詰るわけでもなく、あっさりその告白を受け入れる(笑)。というか受け流したのか?

そして、ショーンは退役後、ヘロイン中毒になっている。だから、今回のヤマで金を得たら、どこか療養できるところに逃げたいらしい。なので、復讐目的だったジョンに不信感を抱く。

エマとショーンが逃げる

その後、マイクとジョンが買い物に出ているとき、車内に残ったショーンは、「あの2人はサイコだから、2人で逃げよう」とエマに相談。それに乗ったエマは、2人が隠しているショットガンの在り処をショーンに教える。そこにジョンとマイクが戻る。

実はそのやりとり、マイクがジョンのスマホを使って隠し撮りしていることがわかる。2人はそれに気付かない。

で、エマはショーンとの打ち合わせ通り、「おしっこがしたい」と頼む。で、マイクとジョンは彼女を外に連れ出した。そこでショーンはショットガンを手に入れる(このシーンけっこう時間過ぎてる。エマのおしっこタイム長いw)。そこへマイクが車中に戻ってきた。ショーンを疑っている。スマホの動画を見せる。言い争いになる。いろいろあって、ショーンぶちきれてマイクを刃物で刺し殺す。

そこへジョンとエマが戻る。そして何でそうなったか忘れたが、ジョンはマイクの亡骸とともに、その場に置き去りにされる。

ショーンVSエマ

エマは晴れて自由の身かと思いきや、ショーンの様子がおかしい。ショーンがいろいろ告白したところによると、彼は戦争に行った影響で、PTSDになっている。そのせいもあって、ヘロイン中毒になっている。さらに、何でだか忘れたけど、女性に暴力ふるった過去があるようだ。

話を聞きつつ身の危険を感じるエマ。しかし遅かった。襲い掛かってきたショーンと血みどろの戦いを始めることに。このシーンはエマが道具を使って反撃するなど、なかなかグロい。最終的に、ジョンが助けてくれたのか、自らの手で葬ったのか忘れたが、ショーンは死亡。彼女は身代金引渡しの場所へ向かう。

ボスをやっちまいな!

そこへ待っていたのは、ダニー・トレホ(笑)。組織のボス役を彼が演じているのである。エマは親父を誘導尋問しながら母親(ジョンの親父の恋人)を殺したことをゲロさせる。で、親父と戦うことに。負けそうになった瞬間、後部座席からジョンが登場! いつの間に潜んでたのかとか、前述した部分あたりからのジョンの動き、記憶があやふやでよく覚えてない(ごめん)。

ともかくジョンは見事、親父の敵討ちに成功。さらに、ボスのボディーガードみたいな集団をダメージを受けつつ一掃するのであった。モーテルでのヒットマン殺害といい、見た目によらず、ジョン強すぎ(笑)。

しかしダメージは深く、助手席で息を引き取るジョン。エマは最期を見届けると、彼の死体を車外に捨て(笑)、血まみれになったジョンの車を運転してその場を去るのだった。親父の車のほうが高級車なんだから、あっちにすればいいのにと思わずにいられない。

ちなみに、エマもショーンとの戦闘以降、かなり深手を負ってたぽいのに、どうしてピンピンしているのだろうか。謎である。

ネタバレ感想

というお話。なかなか面白かった。

説明しながら、ところどころツッコミも入れたように、B級糞映画ではある。それでも冒頭で紹介した2作よりは楽しめた。ジョンとマイク、ショーンのポンコツ3人組と、エマのキャラが良かったんだと思う。

あとは、何気に白人とメキシカンの軋轢的な話や、退役軍人の末路など、社会派な内容を盛り込みつつ、それを強烈なテーマとしてクローズアップせずにサラッと描写してみせたところに、アメリカに生きる人々の日常が滲んでいるような印象を受け、好感を持った。

自信を持ってオススメするほどの面白さではないが、よかったと思います。短いし。

リベンジ・キラーはネットフリックスで鑑賞できます。

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コメント

  1. より:

    これの冒頭の歌がどうしても知りたい・・・・
    Rosemary marry me in the smmuer night~みたいな

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