『ドッグヴィル』
ロッキー山脈の麓に孤立する村ドッグヴィル。ある日この村の近く、ジョージタウンの方向から銃声が響いた。その直後、村人の青年トムは助けを請う美しい女性グレースと出会う。間もなく追っ手のギャングたちが現われるも、すでに彼女を隠し、その場を切り抜けるトム。彼は翌日、村人たちにグレースをかくまうことを提案した。そして、“2週間で彼女が村人全員に気に入られること”を条件に提案が受け入れられる。そうしてグレースは、トムの計画に従って肉体労働を始めることになるのだが…。(all cinema ONLINE)
主演 ニコール・キッドマン ジェームズ・カーン
こういうのも映画なんだね
なんか舞台みたいなセットで延々と続けられる主人公と村人たちの関わり。序盤から中盤までが退屈。だがしかし、終盤の急展開から緊張感が出始め、あのラスト。最後は見てよかったと思ったのである。映像が平板であって、それは要するに背景が書割のためなんだろうが、それでよかったのかもしれない。
主人公が魅力的です
この話は脚本が命であり、それが完璧であり、完璧であるとは自分好みだったということだ。なぜ完璧なのか、それは主人公が最後まで強い人間のままでいたからである。二コール・キッドマン、実にセクスィで魅力的であった。
溜飲の下がるラスト!
でも、あまり人に薦められる映画じゃないかも。あれで溜飲を下げた俺は変なのでしょうか。主人公の最後の行動は神のように独善的だが、その独善さが、とても愛すべきものに感じた。
※この記事は2005年4月に書かれたものです。
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ラース・フォン・トリアー監督と言えば、『ダンサーインザダーク』と『ドッグヴィル』がけっこう好きなんだけど、非常に鑑賞するのに疲れる内容なので、他のは観たことがなかった。今回、アマゾンプライムで今作を発見したので鑑賞してみたら、前述の2作よりもかなり病的な感じでよくわからんかった。
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