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映画『DEMON デーモン』ネタバレ感想 ヒロインが違う女優だったら・・・(笑)

デーモン
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DEMON デーモン

田舎の閉鎖的な感じとか、希望のない生活的な雰囲気が出ている映画。内容については積極的に人に薦めたいと思うような良作ではない。この映画の残念ポイントはどこにあるのか。観た人ならきっと言わなくてもわかると思うが、ぜひ言っておきたい。タイトルで言ってるんだけど(笑)。ネタバレあり。

―2015年製作 米 91分―

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解説と予告、スタッフ・キャスト

解説:『ハンニバル』のアンソニー・ホプキンスとレイ・リオッタ共演で描くサイコサスペンス。久しぶりに故郷で暮らすことになったリリアンは、ある時から卑怯で凶暴な男・ブラックウェイに付きまとわれるようになり…。(KINENOTE)

(Albatrosmovie)

監督:ダニエル・アルフレッドソン
製作・出演:アンソニー・ホプキンス
出演:アンソニー・ホプキンス/レイ・リオッタ/ジュリア・スタイルズ

俺が奴を殺ってやるよ

レイ・リオッタって本当に目がやばいよね。こういうB級映画にたくさん出てるけども、やっぱり、『グッド・フェローズ』の彼が一番いいなと思う。アンソニー・ホプキンスは個人的にかなり久しぶりに見た。まだまだ頑張っているんだねぇ。

久しぶりに故郷に帰ってきた女性が、悪人に目を付けられてちょっかい出されたことで保安官に助けを求める。でも、なぜか保安官は「町を出たほうがいい」とまともに受けあってくれない。

で、「どうしても残ってその男を何とかしたいのなら、ある人物に会え」と、その人物の働く会社のボスと作業場を紹介してくれる。で、訪ねていったものの、目当ての男は不在。だが、ボスと話しているうちに、同じ作業場にいたある男が、「俺が代わりに力になってやる」と言い出す。彼は自分の部下も連れて彼女の手助けをすることに。

 

ブラックウェイは極悪非道の男らしいが・・・

この代わりの男が、ホプキンス。悪人がレイってわけだ。で、なんで保安官も手を出せないのかっていうと、レイが演じるブラックウェイってのは、自分の欲望のままに生きている男で、しかも凶暴。メチャクチャ強いらしいのである。で、田舎町をほぼ牛耳っているらしく、彼に逆らうと生活ができなくなるっぽい。それが保安官であっても。

いくら田舎町だからって、そんな犯罪者を放置できるのかよってところが、かなり疑問。アメリカの貧乏な田舎町ってそういうもんなんだろうか。でも、もしかしたらものすごい組織を束ねる奴なのかもって思って見つづけていると、確かに組織っぽいものは持っているようだ。でも、その割にはこの悪人、単独行動が多いので、組織の規模もあんまりデカく感じられないのである。

で、最終的に、主役側が彼を葬ることに成功するんだが、ブラックウェイは強さも恐ろしさも全く感じさせることなくあっけなく、簡単にタマ獲られちゃうのである。ホプキンスはここまで冷静に奴を狩れるんなら、自分の娘が死なされた時だって復讐できたと思うんだが、なんで何もしなかったんだろうか。

ということで、田舎町の閉塞感とか希望のなさは感じられるものの、悪役のショボさが際立つためにあんまりハラハラもドキドキもしない作品であった。

最大の残念ポイントは他にある

あと、酷いと思いつつもこれはどうしても言いたい。

ヒロインの女優さんが可愛くないのである。美しくないのである。

ヒロインがもっと別の人だったら・・・。と思わずにいられない。というのも、レイがヒロインにちょっかい出すのって、彼女をけっこう気に入ってたからだと思うのよね。あと、ホプキンスの部下も彼女を憎からず思ったようで、ラストはくっつきそうな感じだった。

でもさぁ、そう思わせるほどの容姿ではないんだよね、彼女。性格は悪そうではなかったけど、なんかムダに強気でうざく感じることも。実はこの映画の一番の残念ポイントって、ヒロインの女優を選び間違えたことにあると思うのだ。

俺はかなりマジでそう思ってて、別に面白くはないんだけど、その点がクリアされていたら、この作品への評価はもう少し高かった気がする。なんかね、イチイチガッカリしてしまったのである。彼女の顔が出てくるたびに。

すいませんね。でも本当にそう思っちゃったんだもん。レイ・リオッタの悪役面を見たい人にはオススメです。

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