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映画 私が、生きる肌 ネタバレ感想 バンデラス主演の変態作品

私が、生きる肌
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私が、生きる肌

―2012年公開 西 120分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「ボルベール 帰郷」などで知られるスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督が「レジェンド・オブ・ゾロ」のアントニオ・バンデラス、「この愛のために撃て」のエレナ・アナヤ主演で贈る、愛を巡る問題作。亡き妻への愛情から“完璧な肌”の創造を企む天才外科医と、彼に幽閉された女性を中心に、謎めいたドラマが展開する。2011年9月15日より、東京・新宿バルト9にて開催された「第8回 ラテンビート映画祭」にて先行上映。(KINENOTE)

あらすじ:謎めいた雰囲気を漂わせる女性ベラ(エレナ・アナヤ)は、全裸と見まがうしなやかな肢体に肌色のボディ・ストッキングをまとい、ヨガの瞑想に耽っている。彼女は画期的な人工皮膚の開発に没頭する天才形成外科医ロベル(アントニオ・バンデラス)によって幽閉されていた。ロベルが夢見るのは、かつて非業の死を遂げた最愛の妻を救えるはずだった“完璧な肌”の創造。あらゆる良心の呵責を失ったロベルはベラを実験台に、開発中の人工皮膚を移植し、今は亡き妻そっくりの美女を創り上げてゆく……。そして、ベラは一体何者で、どのような宿命のもとでロベルと巡り合ったのか……。(KINENOTE)

監督:ペドロ・アルモドバル
原作:ティエリ・ジョンケ:(「私が、生きる肌」(ハヤカワ文庫刊))
出演:アントニオ・バンデラス/エレナ・アナヤ/マリサ・パレデス/ヤン・コルネット/ロベルト・アラモ

ネタバレ感想

狂気に満ちたお話でした。まともな人間がほとんどいない。誰が良いとか悪いとかでなく、ともかく変態映画だ。にしても、ベラはもともと女ではなく、ビセンテという男だったことがわかってからの、ロベルとベラのセックスはなかなかキツイ。中身が男だとわかってても、興奮して勃起するもんなんだろうか。体は素直に反応するもんなのかな?

実際に膣形成なんてできるのかとか、その辺はよくわからんし、人口皮膚なんて可能なんだろうか。人工皮膚の話と言えば、若き日のリーアム兄さんが主演の『ダークマン』ていう作品があるけども、あちらがSFだとするなら、本作も設定はSFぽさがあるものの、描かれているのは複雑な人間心理であろう。

特に、ロベルの変態ぷりと、セカという男の倫理観の薄さ。この二人は父親が異なる義兄弟であるわけだが、母親は同一人物であり、この母親のマリリンという女性にしても掴みどころのあるような、ないようなよくわからん性格で、ともかく登場人物たちのどの人間たちにも感情移入がしづらいものの、鑑賞した人間に何らかの居心地の悪さを感じさせる力のある作品であり、なかなか楽しめる内容であった。

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