ザ・デイ
なかなかハードな内容であったが、恐ろしさも何もない平坦な印象の作品。下記に引用した解説によると、世界に病原菌が広がった世界が舞台らしい。そんな説明本篇内にあったっけ? いずれにしても、そのせいで殺人カニバリズム趣味に走りだした人間が現れ、それから逃げる人間と、狩る側の人間の対立する世界が物語の舞台になっていたようだ。
―2011年製作 米 90分―
解説・スタッフとキャスト
解説:終焉を迎えた世界に生き残った5人の最後の1日を描いたアポカリプスアクション。世界に広まった新しい病原菌は人類を変えてしまった。生存者たちは過酷な状況の中で新人類と戦い続けていたが…。(KINENOTE)
監督:ダグラス・アーニオコスキー
主演:ドミニク・モナハン/ショーン・アシュモア/アシュレイ・ベル
ネタバレ感想
適当な内容紹介
冒頭に紹介したような世界で、主人公側の男女5人は、協力し合って生き残ってきたようだ。彼らがどこを目指しているのかはよくわからん。本来はもう少し大きな集団だったようだが、逃げ続ける生活の中で犠牲者を出してきた結果、現在の人数に落ち着いていることがわかる。
で、その男女がある廃屋で休憩しようとしたところ、そこには殺人カニバリズム集団の罠が仕掛けられていて、犠牲者を出しながら血みどろの戦いが繰り広げられるという話。
人を襲っている集団は何でそうなっちゃっちゃたの?
つまらなかったなぁ。何で人殺しになっちゃう人とならない人がいるんだろうか。彼らの違いがよくわからん。人殺しになったほうも、特に身体能力が高いとかそういうんではなく、単なる人間。だから人を殺して食料にしているという以外では、普通の人間とさしたる違いはないのだ。何でそうなっているのか、きちんと説明してくれたほうがよかったような。
主人公側の描写も薄い
最後まで生き残る女性は、ある意味では最後まで己の筋を貫き通したという意味ではまともな人間であった。あの男女グループの男のほう3人は、昔馴染みの友だち同士だったらしい。その後にそれぞれ合流してきたのがあの女性2名だったようだ。
で、男たちは少なくとも10年くらいはああした生活を続けていると述べていた。恐ろしいね。あんな世界で10年とか、食料をどうしていたのかが謎すぎる。んで、女たちのほうはいつ合流したかはわからんものの、それなりの長期間一緒に苦楽を共にしてきたんだと想像される。
だがその割には、お互いのことを知らなさすぎることに疑問を持った。何の娯楽もないんだからおしゃべりでもしてそうなもんだが、自分の身を守ることを第一に考えるなら、素性をペラペラしゃべるもんでもないんだろうか。
ラストの首チョンパはいいね
まぁそんなわけで、別に何の面白味もなく物語が展開しちゃう残念映画であった。生き残る女性は、あんだけ殴られたりブン投げられたりしているのに、よく死ななかったなと思わずにいられない。すげぇ細い体なのに、耐久力ありすぎだろ。なぜか無駄にエロスを感じる衣装だし。彼女がラスト、ある人間を首チョンパしちゃうところはなかなか爽快だったので評価したい(笑)
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