ラスト4
感染系? なゾンビ映画の1つ。内容はいたって地味ではあるが、大量ゾンビに襲われてパニクる内容を最初から期待しないで観れば、それなりに楽しめる。ネタバレあり。
―2010年製作 米 90分―
解説・スタッフとキャスト
解説:化学施設が爆発し、致死量以上の毒素が放出された死の町で、生き残った4人の戦いを描くホラーアクション。毒素によって住人がゾンビ化し、軍隊は町全体を隔離してしまう。孤立した危険地帯で生き残った4人は、自由を取り戻そうと仲間と共に立ち向かう。(KINENOTE)
監督:ターナー・クレイ
出演:アンディ・スタール/トリ・ホワイト/ジェイ・ヘイデン
ネタバレ感想
適当なあらすじ
化学施設で爆発騒ぎが起こり、何かの薬品みたいのが街を覆ってしまい、人々がゾンビ化。主人公は婚約者と逃げるものの、途中で彼女を失うことに。んで、広い空き家みたいなところに立て篭もる。そこでライフルを手に入れる。外から進入してきたゾンビに襲われて、ライフルを駆使して何とか窮地を逃れた。すると電話が。近くの倉庫にいる生存者からだった。電話の主に誘われて、主人公は倉庫へ走る。そこには、電話をかけてきた男とその妻、そして若い女性が。4人は無事、ゾンビが徘徊する街から脱出できるのか――。
序盤が退屈
何とも地味なゾンビ映画。序盤、主人公のジムが一人でジタバタするシーンの退屈さに耐え切れない人は、ここで観るのをやめてしまうだろう。俺も何度か、鑑賞を止めようと思った。
しかし、スコットとその妻、あとはアレックス(だったと思う)という女性と合流してからは、そこそこ観られる感じになってきて、なんだかんだで最後まで楽しめた。
珍しくハッピーエンド
この映画は、大量のゾンビが襲ってくる状況下で生き残りをかけた決死の逃走および闘争を繰り広げる登場人物たち――的な内容を期待している人にはお勧めできない。
なぜなら、ゾンビが複数で襲ってくるシーンが皆無だから(よく考えると、これってかなり珍しいね)。
ついでに、建物に立て篭もった人々の見解の相違や性格の不一致による摩擦――的な描写を期待している人にもお勧めしない。そういうシーンが皆無とは言わないが、この作品の4人はなかなか出来た人間なのか、さしたる諍いは起きない。
てなわけで、主要人物は誰も死なずに、最後は軍隊に助けられて劇終する。ジムと彼に心を開いたアレックスが、恋人同士になるんではないかという予感を漂わせるハッピーエンドである。無理やり絶望ラストにして終わるよりも潔く、個人的には好感を持った。
期待しないで観れば楽しめる
突っ込みどころを挙げるとすれば、持病が原因で倒れてしまったアレックスをジムが看病する描写がある。ジムは婚約者が看護師だったので、応急処置の仕方については話に聞いたことがあるというようなことを言ってたが、それはチョッと無理があるような。
あとラスト近く、ジムが階段でゾンビを迎え撃つシーン。あんな狭いところで、ライフル使うかね、普通。あの状況ではスコットのショットガンを使うべきだと思うんだが。俺はガンマニアではないけども、ショットガンの使うほうがいいように感じた。
いずれにしても、暇つぶし程度に気楽な気持ちで観れば、楽しめるんではないだろうか。
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