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映画『コロニー5』ネタバレ感想 餓えた人食いと戦う、結末が物足りない作品

コロニー5
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コロニー5

ゾンビ作品ではないが、ゾンビみたいな人食い野郎どもが襲ってくる作品。短くまとまっているのはいいんだけど、やけにあっさり終わってしまって拍子抜けでもある。ネタバレあり。―2013年製作 加 95分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:ローレンス・フィッシュバーン主演の極限SFアクション。地表が雪に覆われ文明が崩壊した〝氷河期〟の地球を舞台に、地下居住施設コロニーで暮らす生存者たちのサバイバルを描く。(KINENOTE)

あらすじ:協定を結んでいるコロニー5からのSOS信号を受け、救出に向かったコロニー7のメンバー3人は、そこで理性を失い、コロニーを壊滅に追い込んだ集団に襲撃される。彼らはやっとの思いで帰還を果たすが、後を追ってきた集団がコロニー7へ侵攻し、命懸けのバトルが始まる。(KINENOTE)

監督・脚本:ジェフ・レンフロー
出演:ローレンス・フィッシュバーン/ケヴィン・ゼガーズ/ビル・パクストン/シャーロット・サリヴァン

餓えすぎて人食いになっちゃった

序盤は主人公らが住むコロニー7の生活とか掟みたいのが描かれる。地球は氷河期みたいになっちゃってて、生き残った人類は各地にコロニーをつくって地下に引きこもっている。主人公やローレンス・フィッシュバーン扮するコロニー7のリーダーの話によると、おそらくこうした暮らしが30年くらいは続いているであろうことが見てとれる。

そのコロニー7に、コロニー5からSOSが。主人公とフィッシュバーンともう1人が救援と調査に向かう。コロニー5の人間たちは飢えで理性を失い(たぶん)人肉を食べる怪物集団になっていた! ・・・という話。

極限状況で人は獣になる

人間が飢えで人を食べちゃうってのはわからんでもないけど、何かねぇ。コロニー7のほうは7のほうで、風邪をひいた人間を隔離→治らない場合、感染の可能性があるので、風引いちゃった人は銃殺かコロニー追放を選択しなければならないという掟がある。あるんだけど、そんな掟は糞食らえ、選択の余地なんか与えずにさっさと銃殺しようとする輩が登場する。

ということで、二つのコロニー共に、閉鎖空間の中で生き残るために逸脱した行動をする人間がいる状況を描くことで、極限状態の人間心理を表現しているのだろうと思われる。じゃあそういうアブノーマルな奴らが登場するからこの映画は面白いのかって言うと、ちっとも面白くないんだな。

見所は橋を落とすシーンくらいかな

多少の見所と言えば、主人公とフィッシュバーンがコロニー5から脱出して、橋を爆破するまでかな。その後、食人野郎の集団はコロニー7を襲ってきて、7の奴らがそいつらと戦うことになるという。

てか、橋を落とされたのに、食人野郎どもは、どうしてあんなに早くコロニー7にたどり着けたのかが疑問。あと、主人公はコロニー5で、太陽の当たる地域と思われる指導者みたいな奴が何かを喋っている通信みたいなのを傍受する。で、コロニー7での食人野郎どもとの戦いを終えたラスト、生き残りとともに、その地を目指すことに。

それで劇終である。なんかアッサリしすぎてねぇか。確かに、あそこからさらに目指す地に向かっての活劇を描くには尺が足りないとは思うものの、食人族に教われました、何とか犠牲を出しつつ撃退しました。では、希望のありそうな土地に逃れましょう。とか言われても、こっちは拍子抜けしてしまうのである。

これ以上言及したいことはない、つまらない映画であったなぁ。

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