スリープレス
フランス映画のリメイクらしいです。眠れないほどの心配事ができてしまったジェイミー・フォックス演じる主人公が、けっこうな超人ぶりを発揮してくれます。ネタバレあり。
―2017年製作 米 95分―
解説とキャスト・スタッフ
アメリカ合衆国で公開されたアクション映画である。監督はバラン・ボー・オダー、主演はジェイミー・フォックスが務めた。なお、本作は2011年にフランスで公開された映画『スリープレス・ナイト』をリメイクした作品である。 (ウィキペディア)
監督:バラン・ボー・オダー主演: ジェイミー・フォックス/ミシェル・モナハン/ダーモット・マローニー
日本公開前の作品(2017年8月現在)ですが冒頭からネタバレしてますので要注意!
事件を通じて家族の絆を取り戻す
いきなりネタバレすると、主人公は内部調査課の人間なのだが、潜入捜査をしてるらしい。その潜入先が殺人課のようだ。麻薬課ではないの? というか、潜入捜査って普通、ギャングとかの犯罪組織にするもんではなかろうか。そこんとこがまず、よくわからんかった。
たぶん、鑑賞中に眠ってしまったからかもしれない。つまり、俺が悪い(笑)。
この映画がともかく描きたかったことは、事件を軸にして親子の絆を取り戻すと話だったように感じた。元奥さんも絡んできて、最後はみんなが絆を取り戻してハッピーエンドと。それだけです。てか、奥さんが物語の後にどう選択するか知らんけど、あれで主人公とより戻しちゃったら、かなりの人非人のような気が。
腹を撃たれたぐらい、どうということはない!
アクションシーンもそこそこあるんだけど、特筆すべきほど印象にも残らないし、登場人物の誰にもさほど魅力を感じない。主人公は早い段階で腹を銃で撃たれているのに、簡単な応急処置だけで縦横無尽に駆け回り、敵と格闘を繰り広げる。ところどころ、傷が原因でピンチに陥る描写もあるが、どう考えてもあんなに動けないと思います。
ところが動けちゃう。仕事のためにないがしろにしてきた息子のためなら、主人公は何でもできちゃうのだ。気合いだ。だって、タイトル通り、眠れなくなっちゃうほど心配なんだからね、息子が。「腹を撃たれたぐらいで、おねんねしてられんのです、本官は!」てな具合に主人公がいろいろ頑張ってるのはわかるんだが、鑑賞してるこっちがおねんねしてしまった。
ラストは警察組織に幅広くギャングの手か伸びていることを示唆して終了。タイトルに反して、眠気を誘う映画でした。
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