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映画『クランプス 魔物の儀式』ネタバレ感想 個人的にはラストに騙された

クランプス
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クランプス 魔物の儀式

この映画はいったい誰をターゲットにして製作したんだろうか。子ども向けのように思えてそうでもないような気がする。というか、そもそも自分の想像とは全く違う内容だったので、事前にちゃんと調べるのも大事かなと思ったり(笑)。ネタバレあり。

―2015年製作 米 98分―

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解説・スタッフとキャスト

解説:伝説の悪魔・クランプスが子どもたちに襲い掛かるホラー。両親と姉と暮らすマックスは、反りの合わない母の妹一家とクリスマスを過ごすが、豪雪で家に閉じ込められてしまう。そんな中、外の様子を見に行った姉が戻らず、いとこも突然姿を消し。(KINENOTE

監督・脚本:マイケル・ドハティ
出演:エムジェイ・アンソニー/アダム・スコット/トニ・コレット

勝手に想像してたのとは異なるストーリー展開(笑)

主人公だと思われるマックス少年にとって、母親の妹の家族は気に入らない奴らだ。そいつらが家に来ることに。マックスの両親も姉も、彼らの訪問を実は嫌がっている。ところが、なぜか拒否はしない。父親曰く、「親戚だから」だそう。親戚づきあいは大事らしい。でも、親父自身もその理由をおかしいと思っている。

で、この家族自体も結構お互いの関係に冷めきっていて、表面的な関わりしかしていないようだ。

個人的には、このムカつく妹一家と、ついでにやってきた親戚のオバサンが、マックスの家でやりたいほうだいやってくれちゃってたところに、クリスマスにまつわる異形の化物が襲いかかってきて、妹一家とオバサンをこれでもかというくらいにグチャグチャに、しかもコメディチックに惨殺していくブラックコメディ的ホラーな展開を期待していたのだが、全然違った内容であった(笑)。

子ども向けホラー?

てなことで、この映画、一見すると子ども向けホラーだ。なぜなら、血が出るシーンはほとんどないし、人が死に至る描写も一切ない。だから、鑑賞している内に、子ども向けなんだなぁと思ったのである。で、鑑賞している子どもをそれなりに怖がらせておいて、ラストのオチは家族を大事にしましょう的な教訓めいたオチにするのかと。

と思っていたら、ラストがなかなかブラックな終わりというか、救いのない終わり方だったんで、おやまぁ、これはなんだろうか。と思ったのである。

子ども向けで残酷描写を抜きにするなら、終わり方もハッピーエンドのほうが一般受けすると思うのだが。という意味で、なんか誰に鑑賞してほしいのかよくわからん作品だなぁってのが感想である。

そもそも、子どもにもホラーが好きで残酷描写を面白がって観られる子もいるわけなんで、この手の映画でターゲッティングなんて考えないわな。でも、そうだとするとこの映画はどういう人が楽しんで観られるんだろか。鮮血シーンが嫌いなホラー好きだろうか。と考えてもそんな人がいるのは考えにくい。まぁ、どうでもいいか(笑)。

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