トジコメ
幼い子どもを2人を育てている母親が、薬物中毒の元彼によって自宅の食料保管庫に閉じ込められちゃってジタバタする話。母親が頑張っているようでそうでもない、珍作。ネタバレあり。
―2022年公開 米 89分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:最高の未製作脚本を表彰するブラックリスト2019年にランクインした脚本を、「トリプルX再起動」のD・J・カルーソーが映画化。2人の子どもを育てる母親ジェシカは、元彼によって家の貯蔵庫に閉じ込められる。扉の外には幼い娘と小児性犯罪者が……。出演は、「オーシャンズ8」のレイニー・クアリー、「ヴァスト・オブ・ナイト」のジェイク・ホロウィッツ、「バッファロー’66」のヴィンセント・ギャロ。『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2022』にて上映。(KINENOTE)
あらすじ:2人の子どもの母親であるジェシカ(レイニー・クアリー)は、祖母が遺してくれた家から引っ越す準備をしていた。薬物中毒のロブ(ジェイク・ホロウィッツ)と別れ、子どもたちとともに新たな土地で新しい生活を始めるのだ。ジェシカもかつてはロブとともに薬物に手を出していたが、治療を重ね禁断症状を克服して、ひとりで子どもたちを育てていた。出発の時間が近づいたとき、ロブが居候先のサミー(ヴィンセント・ギャロ)を連れてやって来る。ロブの目的はジェシカの祖母の遺産だったが、冷たくあしらわれると、ジェシカを貯蔵庫に閉じ込めてしまう。そこは重いドアで閉じられ、内側からは開けられない。そんなとき、ドアの外で娘の叫び声が聞こえる。サミーは小児性犯罪者という噂があった。ジェシカは知識と経験を活かして密室から脱出し、子どもたちを救い出すことができるのか……?(KINENOTE)
監督:D・J・カルーソー
出演:レイニー・クアリー/ジェイク・ホロウィッツ/ヴィンセント・ギャロ
ネタバレ感想
レンタルで鑑賞。邦題は『アオラレ』のパクリかな? 文字通り閉じ込められた閉鎖空間でどうするのかっていうシチュエーションスリラー的な作品だった。閉じ込められちゃってどうするの的な映画は他にもいっぱいあるけど、自宅の、しかも食料貯蔵庫みたいなところに閉じ込められちゃうってのは珍しいと言えば珍しい。
しかしまぁ、ああいう貯蔵庫のドアを閉じると勝手に鍵がかかっちゃうってどういうことなんだろうか? そんなセキュリティを万全にするほど金持ちな家庭でもないわけだし。
しかも、あのドアってそんなに頑丈でもなさそうだから、頑張れば何とか壊せそうに見えなくもないところがまた何ともショボい。にしてはあのお母さんはすぐあきらめちゃうし、子どもを心配してる割にはジタバタをやめてちゃんと睡眠時間とっちゃってるし、淡泊な人だなぁと。
てな感じで、それなりに逼迫した状況なんだけどさほどスリリングな感じを得られぬ残念作品であった。
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