オキシジェン
なんだかよくわからないカプセルに閉じ込められた女性。なぜそこに自分がいるのか、記憶がなくなっているため皆目見当もつかない。しかも、カプセルに残された酸素はあとわずか。女性は無事脱出することができるのかーーネタバレあり。
―2021年配信 米=仏 101分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:Oxygenは、Christie LeBlancの脚本から、Alexandre Ajaが監督、製作した近日公開のSFスリラー映画です。アメリカとフランスの共同制作で、メラニー・ロラン、マチュー・アマルリック、マリック・ジディが主演しています。この映画は、2021年5月12日にNetflixによってリリースされます。 (ウィキペディア英語)
あらすじ:完全に記憶を失った状態で、極低温ポッドの中で目覚めたリズ。生き延びるには、酸素が枯渇してしまう前に、自分が何者なのかを思い出すしかない。 (NETFLIX)
監督:アレクサンドル・アジャ
主演:メラニー・ロラン
ネタバレ感想
ネットフリックスで配信されてたので鑑賞。閉じ込められた閉鎖空間からいかにして脱出するかというシチュエーションスリラー。この手の作品はいくつかあって、最近の作品だと、ライアンレイノルズの「リミット」なんてのがあったな。
あの作品とは違って、本作では、主人公が記憶をなくしていたり、酸素が有限だったりと、かなり厳しめの設定になってて、その閉塞空間に閉じ込められたパニック状態が見てるこっちも息苦しくなっちゃうような感じがあった。その辺の演出はすごいなぁと思わされる。
しかし、話自体は全然面白くない。ずっと同じ場所で一人の人間がジタバタしてるだけで、上述のようにその息苦しさはものすごく伝わってくるんだけども、それだけなんだよなぁ。謎めいた話の全容はきちんとわかるようになってて、女性のカプセルはなんと、宇宙にあるのだ。
彼女はどっか遠くの惑星に移動中で、カプセルを無数に積んだ巨大な宇宙船の中に彼女はいるのである。で、移動中のトラブルで何名かは犠牲になっており、彼女の冷凍睡眠も解けちゃったみたい。しかも、その移動中の宇宙船のカプセル内の人たちは、どうやらクローン人間らしい。
であるから主人公の女性もクローンであり、目覚めたときには成人女性なんだけども、誕生したのは目覚めた瞬間だという。かなり残酷かつ辛い状況の彼女はいろいろジタバタしつつ、なんども諦めそうになりながら、生への望みをつなぐ。
最終的には、自分のオリジナルであった人物の旦那と思われる人のクローンと、無事に移動先の惑星にたどりついたような描写でおわる。めでたしめでたし。
確かにめでたしではあるし、彼女の境遇には同情しちゃうし怖いんだけど、やっぱりラストまで鑑賞してみて思ったのは、単調でつまらない話だったなぁということだ。でも、主人公の女優さんは美人。
この作品は、ネットフリックスで鑑賞できます。
コメント