シャーク・ナイト
B級サメモンスターパニック。存在知らなかったけどアマゾンプライムで見つけて鑑賞。数あるサメパニック作品の中では、けっこうおもしろい部類に入ると思う。ネタバレあり。
―2012年公開 米 91分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:「ファイナル・デッドサーキット 3D」のデヴィッド・R・エリス監督が「ホステル」のプロデューサー、クリス・ブリッグスと組んで贈るホラー。美しい自然に囲まれた湖を訪れた大学生たちに、地元住人がサメを利用して仕掛けた罠が襲い掛かる。出演は「ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学-」のサラ・パクストン。(KINENOTE)
あらすじ:美しい水と緑に囲まれたクロスビー湖は、夏になると、リッチな若者たちがバカンスに訪れるこの世の楽園。ある時、この地に別荘を持つ大学生サラ(サラ・パクストン)が、6人の仲間たちを連れてやってくる。そこで、かつての恋人デニス(クリス・カーマック)と再会。しかし、デニスを始め、地元に取り残された男たちは裕福な大学生たちを憎み、邪悪な欲望と共に健康な肉体を持った餌食を待っていた。やがて、サラの友人で運動神経抜群のマリク(シンカ・ウォールズ)がサメに襲われたことをきっかけに、男たちの罠が大学生たちに牙をむき始める。それは、彼らが飼っていた大小様々な種類のサメを利用した殺人ゲームだった。サラたちは、常軌を逸した人間たちの狂気と襲い来るサメの恐怖を乗り越え、無事に生き延びることができるのか……。(KINENOTE)
監督:デヴィッド・R・エリス
出演:サラ・パクストン/ダスティン・ミリガン
ネタバレ感想
サメ映画にもいろいろあるけど、やっぱり『ジョーズ』が一番面白い。で、その後にサメが襲ってくる作品は糞ほどつくられてて、中にはZ級とも言える、核爆発しちゃうサメとか、空飛んじゃうやつとか、頭が二つとか三つあるサメとかが出てくるバカ映画もある。で、そこまで振り切ってないサメ作品の中では、それなりに楽しめた。『ジョーズ3』とかと比較したらこっちのが面白い。
この作品では人間が人為的にサメを湖に放流してて、そいつらが人間を襲っている。果たしてそういうことが可能なのかはおいておいて、その悪人たちがいろいろな種類のサメを集めているので、襲ってくるサメも多様でその辺は新鮮。
ダルマザメなんてのを初めて知った。なんか小魚みたいな奴らで、ピラニアみたいに群がって食われちゃうんだから、でっかいホオジロとかに一思いに食われちゃうよりもある意味で辛い。残酷だ。
登場人物たちはホラー映画よろしく、ありがちな大学生パーティでそこにはさほど新鮮味はないが、彼らはけっこう友達思いのいい奴が多くて、その辺は好感が持てるし、それぞれの死にざまも悲惨で気の毒だ。
ただ、最後のほうでヒロインがケージの中に閉じ込められるシーンがあるけども、あの女の子は頭も小さいしスリムだから、どう考えてもあの隙間からすり抜けて出られそうな気がして、そこは気になって仕方なかった(笑)。
あと、エンドロール後に登場人物たちが再登場して歌う、イキッたラップはなんなんだろうか(笑)。まぁでも、さらっと見るには面白いし満足できた。たぶん、あのムカつく悪人たちの存在がいいんだろうな。都会から来た奴らを敵視しているあの嫌な感じ、けっこう恐ろしくて嫌な感じに表現されてた。
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