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映画『普通の人々』ネタバレ感想 誰もが普通じゃない人々

普通の人々
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普通の人々 (1980)

解説:平穏な日常生活を送っていた家族4人の家庭に、長男の事故死、続いて次男の自殺未遂という事件が起こる。この出来事を契機として、愛情と信頼によって固く結ばれていた筈の一家が、激しく揺り動かされ、目に見えない緊張が家の中を支配していく。そして映画は、3人がそれぞれの苦悩を抱えて噛み合わない歯車のようになったお互いの関係に直面する様子を描いてゆく。(all cinema ONLINE)

監督:ロバート・レッドフォード
出演:ドナルド・サザーランド/ メアリー・タイラー/ティモシー・ハットン/エリザベス・マクガヴァン

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”普通”ってなんだろう?

普通の人々とは誰のことなのか。普通の人、みんな社会的には普通でいることを望み、それ以上であることを望む。しかし、誰もが普通ではないのだ。この作品の家族も例外ではない。普通ではない。どんな家族も普通でなく、何かを抱えていてしかるべきなのである。

誰を責めることもできないが、息子と母親には甘えがあった。父親は息子を大事にしすぎた。医者は医者としてではなく、人間として患者=息子を救った。恋人も息子を救った。母親にはそれができなかったし、したいとも思わなかった。切ないねぇ。

※上は2005年の感想。以下は2019年のもの

あらためて鑑賞してみて、上記の頃とさして感想は変わらなかったけども、やっぱりいい作品だと思った。

歳を経てより思うのは、人間てのは、ある程度自分の感情を隠さずに他者に伝える勇気を持つことが大事なんだなってこと。毎日を一緒にすごす関係の他者に対しては、特にそれが必要だと思った。

そしてもう一つは、相手の話を聞くこと。自分の意見を言うのではなく、まずはしっかりと相手の言いたいことに耳を貸すこと。これってけっこう大変なことなんだけど、だからこそ、他者との関係においては大事なことなんでありますな。

ヘレディタリー継承も家族関係を描いていたけど、こっちのほうがよりリアルで嫌さがよく出ているなと思った。ジャンルが全然違う作品なんだけどね。

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