ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡
実話をもとにした作品。ジャングルに潜む部族を求めて冒険に出たバックパッカーたちが過酷な行程を行く中で関係がギスギスし始め、いろいろあって一人になってしまった主人公が生き残りをかけてジタバタする話。ネタバレあり。
―2018年公開 豪・哥 115分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:ヨッシー・ギンズバーグの遭難体験をまとめた手記をもとにした、ダニエル・ラドクリフ主演のサバイバル・スリラー。バックパッカーのヨッシーは友人やガイドとともに秘境を目指しジャングルへ。しかしトラブルが重なり、未開の地にたった一人取り残される。監督は「ダークネス」(2016/未)のグレッグ・マクリーン。共演は「クロニクル」のアレックス・ラッセル、「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマンほか。特集『未体験ゾーンの映画たち2018』にて上映。(KINENOTE)
あらすじ:三年間の兵役を終えたヨッシー・ギンズバーグは、刺激のある人生を求めて各地を旅していた。ボリビアのジャングル奥深く、先住民が住むと言われる秘境を目指し、二人の友人とガイドとともに険しいジャングルを進むヨッシー。しかし友人の怪我や意見の対立からグループは二組に分裂し、別行動することに。さらにトラブルに見舞われ、ヨッシーは一人きりになってしまう。たった一人で自然の脅威にさらされたヨッシーは、心身ともに追い詰められていく。(KINENOTE)
監督:グレッグ・マクリーン
出演:ダニエル・ラドクリフ/トーマス・クレッチマン/アレックス・ラッセル/ヤスミン・カッシム
ネタバレ感想
いきなりネタバレだけど、最終的にガイドのおっさんと眼鏡君のほうがジャングルから生還できなかったってのが恐ろしいね。何が起こったのかはサッパリわからないらしいんだけど、2人の身に何があったのかはかなり気になるところだ。
ちなみにラストで少し紹介があるように、ガイドのおっさんは最後まで謎の人物のままで終わる。それなりにサバイブ術はあるようだったので頼りにはなったし、単に金にガメツイ奴という感じもしなくて、メンバーにも親切だったところを見るに、本当に謎な男であった。
で、一人でジャングルをさまようことになる主人公は、いろいろ頑張って何とか生き残ろうとする。この映画で一番キモいのは青い卵のシーンだ。何かの巣みたいなとこに青い卵がおちているのをめっけた主人公は、その卵を手にして殻を割る。
割ると、その中には孵化している途中の、キモい胎児さんがおわすのである。そのおわします胎児さんを、主人公は謝罪しながら口に含むのだ。おぇええ。気持ちわりぃ。しかし、ジャングルから無事生還するには、仕方ないのである。すごい。俺はぜったいあんなん食いたくない。あの生き物、誰の胎児だったんだろうか。なんかの鳥かしらん?
他にも主人公にさまざまな災難が襲う。例えばおでこにこぶみたいのができる。なんかモゾモゾするのでナイフでこぶを開いたら、傷口からミミズみたいなヒルみたいのがペロリと出てくるのだ。うぎゃぁ。マジで湿疹ぼつぼつ出て、後に失神しちゃいそうなシーンだ。ジャングル怖すぎ。
さらには底なし沼にはまるわ、現地人の女性みたいな幻をみちゃうわ、その幻覚から正気に戻るために、人を噛むアリに自らの体を差し出して痛みに耐えるとか、もう過酷すぎちゃって観てるこっちまで疲れる。
最終的に主人公は、ボートで川下り中にはぐれてしまったケヴィンに発見してもらって助かることになる。ケヴィン、責任感じて最後まで主人公を見捨てないイイ奴だ。最高だしちょっと泣ける。
俺だったら恐らく生き残れないだろうなと思うけども、それ以前にジャングルなんて行きたくないであります。飛行機で上空から、船で河から眺めるとか、ツアー旅行で雰囲気だけ観られればいいや。ただ、この映画みていたら久しぶりに山登りには行きたくなった。そろそろ低山ハイクにはいい季節だしな。
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