エクストーション
カリブ海に浮かぶ無人島で遊んでいた家族、ケビンとその妻と息子は、ボートの故障で帰れなくなり、何とか脱出を試みてジタバタした結果、さらに別の無人島に流されてまう。途方にくれていたところ、小さな漁船が彼らを発見。ケビンは漁船にのっていた2名の男に助けを求める。で、どうなっちゃったのかという話。ネタバレは少しだけ。
―2017年公開 米 109分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:カリブ海を舞台に、家族を救う為に奮闘する男の姿を描くサバイバル・アクション。「未体験ゾーンの映画たち2017」上映作品。(KINENOTE)
あらすじ:休暇で訪れたカリブ海の無人島でボートが故障、帰れなくなってしまったケビンとその家族。漁船に発見されるが、助ける見返りに莫大な金額を要求されルのだが……。(KINENOTE)
監督・脚本:フィル・ヴォルケン
出演:アイオン・ベイリー/バーカッド・アブディ/ダニー・グローバー/ベサニー・ジョイ・レンシ/マウリシ・E・アレマニー
適当なあらすじ
冒頭のあらすじの続き。漁師たちは快く助けてくれるのかと思っていたのに、いざ乗船しようとすると、男の一人が金銭を要求してくる。ケビンは「わかったわかった、払うから早く助けてくれ」と言うものの、男(名前忘れたのでA)は金額の交渉を始める。その値段がかなり法外。
ケビンはそれでも払うことを認め、とにかく助けてくれと懇願。ところがAは、ケビンの妻と子どもを船に乗せるのは、「おまんが金を払ってからじゃ」と言い、ケビンだけ本土に連れ帰ってやる。で、金を渡したはいいのだが、それで2人を助けてもらえるのかと思いきや…
Aが消えちゃう。あの無人島の場所は、Aとその相棒しか知らないから、どちらかに場所をゲロさせないと、ケビンは家族を助けられない。しかも2人は数日間飲まず食わずなので衰弱してるから、生き残るための時間は数時間程度しか残されていない。ケビンは絶望する。
しかし何とかしなきゃならんから、大使館や地元警察の奴らに助けを請うんだけども、あんまり協力はしてくれなくて、地元警察には自作自演の保険金殺人の疑いまでかけられちゃう。で、怒ったケビンは泣き喚きつつも、「頼れるのは己のみ」と覚悟を決めて必死でAたちを捜すことに。で、その結果どうなるのかという内容。
感想
地獄の沙汰も金次第
どこの国かわからんけど、カリブ海周辺は金がものを言う世界なんだろうか。この物語では、主人公のケビンをゆすってくる漁師のほかにも、無免許でも金出せばボートを貸してくれる兄ちゃんもいるし、ホテルの従業員も金を上乗せすると、部屋のランクを上げてくれるなどの描写があるんで、そういうふうに感じた。まぁでも、金がものを言うのなんか、どこの国でも同じか。
予想とは異なる展開だったが…
最初は無人島にたどりついた親子が、何とか助かるためにサバイブしていく内容かと思っていたら、全然違った。まぁそういう意味では、別の展開に驚きつつ楽しめる作品ではあったんだけど、個人的にはそれほど評価したい面白さもなかったという感じ。
何かラストまで観終えても、あんまり爽快感がないんだよね。最後の救出劇も、偶然あの船に発見されなければ、どうなってたんだよと思っちゃうし。
あと、何とかAを見つけての、奴の自宅での対決シーン。けっこう悲惨なことになっておりましたな。俺は、ケビンは医者なわけだから、その腕を駆使してAの家族を助け、それに恩義を感じたAが無人島にケビンを連れてってやる展開になるのかと思っていたら、全然そうはならない(笑)。特に物語に大きな動きをもたらすこともないシーンで、拍子抜けしてしまった。
そんな感じで、個人的にはあまり楽しめなかったけど、それは好みの問題であり、そんなに悪い作品ではないと思うので、楽しめる人は楽しめると思う。
ダニー・グロヴァー(笑)
あと、何か観たことある顔だけど誰だっけ…? と思っていた地元警察の人、ダニー・グローヴァーだった(笑)。懐かしいなぁ。なんでこんなチョイ役やってんだろう。落ち目になっちゃって、ろくな仕事がないのかな。
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