DOOM ドゥーム
ゲーム原作のSFアクション。ゲームの存在は知っていたが、プレーしたことはないので全く思い入れがないまま鑑賞した。ネタバレあり。
―2006年公開 米・捷 104分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:「一人称型シューティング」ゲームの元祖として人気のゲームソフトを映像化したSFアクション。生命の存在すら拒否する火星で禁断の扉が開かれ、驚異のクリーチャーが解き放たれる。監督は「ブラック・ダイヤモンド」のアンジェイ・バートコウィアク。出演は「スコーピオン・キング」のザ・ロックと、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのカール・アーバン。(KINENOTE)
あらすじ:火星にあるユニオン宇宙社オルドゥヴァイ研究所から救援要請が入る。危険レベルは深刻な状況を示す“コード・レッド”。状況把握と安全回復、必要に応じて全てを掃討する任務に選ばれたのは、カリフォルニア海兵隊特殊作戦本部RRTS<緊急対応戦略部隊>の精鋭たちだ。リーダーであるコード名サージ(ザ・ロック)の下に、リーパー(カール・アーバン)をはじめ7人のメンバーが集う。火星へ転送されたRRTSは現地のアーク室を封鎖し、厳戒態勢を敷く。事故が発生したラボ内部は、施設のデータ回復任務を担当するサマンサが案内役を務める。~中略~そんな中、カーマック博士が血だらけで発見される。さらにRRTSの一人、ゴートが何者かに襲撃されて命を落とし、未知の生物であるクリーチャーの死体が回収される。クリーチャーとの激しい戦闘でメンバーは次々と殺され、一方、サマンサはクリーチャーの死体を解剖した結果、驚愕の事実を知る。残されていたデータには、死刑囚の体に「C24」と呼ばれる24番目の染色体が移植される人体実験の模様が記されていた。さらに最悪な事態が起こる。封鎖されたアーク・システムを起動させ、クリーチャーが地球へ向かってしまったのだ。地球に戻ったサージたちが目にしたものは、人々の死体の山だった。(KINENOTE)
監督:アンジェイ・バートコウィアク
出演:カール・アーバン/ロザムンド・パイク/ザ・ロック
ネタバレ感想
『プレデター』の1作目みたいに、精鋭部隊の兵士が一人ひとりと謎の生物に狩られて、最後に主人公と血みどろのタイマン勝負を繰り広げる的な話だと思っていた。なぜならムキムキ戦士なロック様が主演だからだ。ロック様が『プレデター』で言うシュワちゃんみたいな役を担うんだろうと期待していた。
もしくは、『エイリアン2』だ。研究施設からの救援信号を受けて、海兵隊の精鋭部隊が施設に乗り込み、謎の生命の軍団と決死の戦いを繰り広げるのかと期待した。
――で、両作品のテイストはなんとなく感じるものの、当然ではあるが、期待する内容とはぜんぜん違った(笑)。
ロック様は、上層部からの命令に忠実であり、かつ部下にとっては頼れる軍曹のように描かれているが、中盤以降からだんだん鬼軍曹みたいな感じになってきて、命令にそむいた部下を射殺しちゃうなど、トチ狂っていくのだ。
で、最終的に、彼の横にいた兄ちゃんが主人公だったようで、悪役になっちまったロック様と彼が戦うのである。この展開には驚いた。
驚いたが、別に話が面白いわけではない。暗くて何がおこってるかよくわからんシーンもあるし、ゲームを再現したいのか、1人称視点で物語が進むシーンがあるんだけど、わざわざそんなことしなくてもいいような気がして、むかついた。原作ファンへのサービスシーンなのかもしれないが。
にしても、火星にワープできちゃう施設ってすごいねぇ。ワープ先の火星に研究所があるわけだけど、あの研究所はどうやってつくったんだろうか? あんな小さなワープゾーンじゃ、資材を運べなそうだけどな。もしかすると物語内の時代には、火星まで人間を運べる宇宙船があるっていう設定なんだろうか。その辺の説明はなかったと思うんだが、どっちなんだろ。
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