ハウス・オブ・ザ・デッド
ゲームが原作の映画らしい。ぜんぜん面白くなかったなぁ。みどころは、イラッとするうざいシーンがいろいろあるところだろうか(笑)。ネタバレ少し
―2005年公開 米・独・加 90分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:人気シューティング・アクション・ゲームを下敷きに映画化したホラー・アクション。ゾンビが潜む南海の孤島へやってきた若者たちが、決死のサバイバルを繰り広げる。監督は”ゲーム世代のスピルバーグ”と謳われるウーヴェ・ボル。出演は「デッド・コースター」のジョナサン・チェリー、「キャットウーマン」のオナ・グローアー、「Uボート」のユルゲン・プロホノフ。特殊メイクには「フレディVSジェイソン」のビル・テレザキス。(KINENOTE)
あらすじ:ある孤島でパーティがあることを知ったサイモン(タイロン・レイツォ)は、密かに気になっているアリシア(オナ・グローアー)や友人のカップル、グレッグ(ウィル・サンダーソン)とシンシア(ソーニャ・サロマ)、カルマ(エヌーカ・オークマ)を誘って島へ向かおうとする。が、すでに船は出てしまったあとだった。小さな船をチャーターして、島へと渡ろうとするサイモンたち。だが、彼らが目指す島の名前を聞いた瞬間、その場にいた男サリッシュ(クリント・ハワード)の表情が変わった。「その島には決して行ってはならない…」。彼らが目指す孤島は、地元民からは通称”イスラデル・ムエルテ”(=死の島)と呼ばれ、恐れられている場所だったのだ。(中略)一人また一人とゾンビによって殺戮される若者たち。獲物の匂いを嗅ぎ付け、集まってくるゾンビたち。生き残るにはゾンビを倒すしかない。サバイバルのための長い夜が始まった。果たして、誰が生き残るのか。生きて島を出ることのできる者はいるのか?(KINENOTE)
監督:ウーヴェ・ボル
出演:ジョナサン・チェリー/オナ・グローアー 他たくさん
ネタバレ感想
ゾンビはいろいろな動きをするが
この映画のゾンビは走れるだけでなく、泳げもする。中には武器を手にしているヤツもいたような。なかなか優れたゾンビだ。ただ、考える力はないのか、主人公たちを襲う手段を講じたりはしない。他のゾンビ映画と同じく、ただ目標に向かって群がるだけ。
いちばんの見どころシーンが一番うざい
それに対抗する主人公たちは、いろいろあって、大量の重火器を入手する。で、それでもって群がるゾンビどもを撃ちまくるのだ。中盤くらいにあるこのシーンはきっと、この作品の一番の見どころなんだろうと思った。
確かに、このシーンは全編通して一番楽しめる部分かもしれない。だけど、なんかウザイんだよね(笑)。わざと主人公たちを横並びにさせて正面のカットにして銃を撃つシーンとか、Gメン75かよ(古いw)と思ってしまった。
あと、それぞれに別の武器を持たせてスローを使いつつ一人ひとりの活躍ぶりをクローズアップするところ。これもまたウザイです。ぜんぜんかっこよくないし、迫力もない。
黒幕は昔の人
で、この映画がへんてこなのは、ゾンビをつくりだしたのは中世だっけ? かなり昔のスペイン人の元神父で、そいつが何だかマッドな研究をして生み出したものらしい。
あの島は、周囲の人たちに恐れられていたというか噂になっていたようだけど、あのマッド神父がああして生き続けてるんなら、噂だけでなくて、実際の被害があってもおかしくないし、それによって討伐隊が結成されててもよさそうなもんなんだけど。
登場人物が死のうが生きようがどうでもいい
てなことで、登場人物がたくさん出てきて、そいつらが潔くバッタバッタと犠牲になっていく部分はなかなか好感を持ったが、彼らが死のうが生きようがどうでもいいんだよね。何の感情移入もできないから。
犠牲になると言えば、主人公グループはアホで性格悪そうな奴らに見えるんだけど、仲間のために自分を犠牲にする奴もいて、実は仲間思いなのである。でも、やっぱり、可愛そうでも何でもなくて、死のうが生きようがどうでもいいと思っちゃう。
最終的に生き残るのは一人。アイツ、せっかくマッド神父を倒したのに、これまでマッド神父がやっていたような役割を買って出るようなことをしやがるんである。おまんがもう少し戦闘力高ければ、彼女は殺されなかったと思うんだが。最後の最後で男を下げたトンマが主人公ってのも、何とも萎えてしまうのであった。
ゲーム画面を入れてくるのは何なんですか
この映画はゲーム作品が原作らしい。そういえば、作中に出てくるゲームの画面ってどっかで見たことあるような。昔、ゲームセンターにあったガンシューティングのゲームでゾンビと戦うのがあった。あれが原作ってことだろうか?
ゲーム画面といえば、この作品ではゾンビを銃で倒しているシーンで、いきなりゲームの画面が割り込んでくるシーンが多々ある。なんなんだろうね、あれは。邪魔くさすぎてイライラします。ゲーム原作であるのは別にいいけど、何でゲームの画面を入れる必要があるのかわけがわからん。
恐ろしいことに、この作品には続編があるらしい。内容がつながっているかどうかはわからんが、鑑賞しようとは思えない。
本作に匹敵しそうな作品といえば、これ↓
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