ドント・ブリーズ2
シリーズ二作目。盲目サイコ親父がさらってきた娘を育ててたら、その娘の両親は犯罪者たちで、娘を奪うために襲ってきた。サイコ親父はどうなってしまうのか。前作とは異なる展開の疑似親子の物語。ネタバレあり。
―2021年公開 米 98分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:盲目の老人の家に侵入した強盗団が逆に追い詰められていく恐怖を描いたスリラーの続編。人気のない郊外の古びた屋敷で、盲目の老人が一人の少女を育てている。ある日、少女を狙う謎の武装集団が屋敷に忍び込む。暗闇のなか、老人は彼らの抹殺を試みるが……。監督は、前作で共同脚本を務めたロド・サヤゲス。出演は、「アバター」のスティーヴン・ラング、「ボーイズ・ドント・クライ」のブレンダン・セクストン3世。(KINENOTE)
あらすじ:人気のない郊外の古びた屋敷に暮らす盲目の老人(スティーヴン・ラング)。老人はその屋敷で、一人の少女を大切に育てている。彼は、8年前、強盗に押し入られた被害者として生きているが、実は強盗団を惨殺した過去を持っていた。ある日、老人の屋敷に謎の武装集団が静かに忍び込む。彼らの目的は少女だった。暗闇のなか、老人はすべてを知り尽くした屋敷内で全員の抹殺を試みる。しかし、訓練された集団は老人を襲い、火を放つ。老人は命からがら炎のなかから逃げ出すが、少女の姿はなかった。老人は少女を取り戻すため、武装集団の後を追う……。(KINENOTE)
監督:ロド・サヤゲス
出演:スティーヴン・ラング/ブレンダン・セクストン3世/マデリン・グレース
ネタバレ感想
シリーズ2作目。ホラーというよりはアクション
シリーズ2作目。1作目の感想で続編あるかもとか言ってたら、本当に出た(笑)。今回は前作のように自宅に強盗に入った奴らを撃退する話とは異なり、火事になった家から保護して育てていた娘を奪われ、それを取り戻すために頑張る話。
前作で悪人だったオッサンが今回は正義のヒーローみたいな感じで悪役を得意の殺人術で抹殺していくわけだが、その展開はもはやホラーではなくアクションみたいな感じになっている。
愛する娘を助ける映画ってのはベタな展開であって類似作品はかなりの数になりそうだが、この話でそれをやっちゃったところがなかなか面白い。
娘のほうは真実を知ってサイコ親父を一瞬だけ忘れようとするが、生みの親である両親もかなりの糞野郎だったため、最後は殺人を犯してまでサイコ親父を助けるというラスト。なんだか疑似親子の物語みたいになっていた。
あれはあれでいいんだが、サイコ親父は贖罪された感があるし、娘はトラウマ級の体験しているのにハッピーになれそうな終わり方をしてるのが、なんとも適当なまとめ方。
続編を匂わせるラスト(笑)
まぁでも、もともとバカ映画みたいな娯楽作品と考えればそれはそれでいいのかな。ただ、序盤のほうで殺されちゃう退役軍人の女性はいい人そうだったのに何とも気の毒。犯罪者集団の恐ろしさを強調するためには必要なシーンではあろうけど、別に殺す展開にしなくてもよかったような気がしないでもない。
ついでに言うと、犬のシャドーも気の毒で可哀そうだが、あらたに親父を味方することになる犬は、文字通り飼い犬の手を噛む活躍をしているのは、なかなか笑わせてくれる。
大した感想は出てこない作品であったが、まぁこれはこれで、楽しめた。ラスト、なぜか親父が生きていることを匂わせる描写があったけども、まさか3作目も考えているんだろうか。やるとするならどういう作品になるのか想像もつかぬ(笑)。
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