デイ・アフター・トゥモロー2017
絶対零度の嵐が襲ってくるディザスターパニックムービー。邦題は『アルマゲドン』のシリーズ? と同じく二番煎じを狙った結果と思われる。ひたすら嵐から逃げる家族の姿が描かれるが、この手の残念作品にありがちなスケールが小さい箱庭感炸裂のドタバタ劇である。ネタバレあり。
―2017年製作 米 85分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:氷河期に突入した世界でのサバイバルを描く極寒パニック。(KINENOTE)
あらすじ:アラスカを訪れた動物学者・ロジャーは環境学者のヒューズ博士と出会い、地球温暖化による破壊的異常気象が迫っていることを知る。博士の予測通り各地で絶対零度のストームが発生する。(KINNENOTE)
監督:ジョン・マッカーシー
出演:マーティン・カミンス/カーステン・ロベク/ニック・プルシャ/サラ・デジャルダン
ネタバレ感想
本家とは別物
なんかアマゾンのレビューが3ケタもあって、しかも評価がけっこう高い(笑)。これってこの作品ではなくて、本家の『デイ・アフター・トゥモロー』と間違って書きこんでいる人が多いからではないかと思われる。この作品は冒頭でも説明したとおり、邦題に2017と足しただけなので、もちろん全く別物である。
世界のほとんどが凍っていく…らしい
で、内容。本作は冒頭に書いたように、この手の映画にありがちな箱庭感が半端ない。ラストを観るに、絶対零度の嵐が地球の半分くらいを襲い氷河期みたいな世界になってしまうのに、主人公の周辺以外での災害がほとんど描かれないので、どうあってもそんな世界規模の災害が起きているように見えないのである。
箱庭ムービーの記事 ↓
ともかく嵐から逃げ続けるだけ
そして、この映画に退屈さを感じてしまうのは、動いている人間の人数や人物が異なるだけで、やっていることが同じことの繰り返しに観れちゃうからだ。ともかく、嵐が来る前に、どうするかを考える。嵐が来るので耐える。過ぎ去ったら急いで移動する。それの繰り返しが延々続くだけ。
その嵐だけど、これにさらされると何もかもが凍ってしまうという恐ろしい代物。どうやら冷蔵庫の中にいるほうが暖かいらしく、主人公たちは冷蔵装置を搭載したトラックでヘリコプターのある場所を目指すわけだが、冷蔵庫を作動する機械は何で凍らずにいられるのかは謎である(笑)。
あと、俺が作品内の説明を見落としてたのかもしれんが、主人公のオッサンは動物学者だと引用にあるが、俺は彼の職業が何なのか、最後までわからなかった(笑)。
コメント