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映画『インタースペース』ネタバレ感想 つまらなすぎて困っちゃう宇宙SF

インタースペース
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原題はSOMNUS。ローマ神話の眠りの神のことらしい。そのご加護もあってか、実に眠たくなるSF作品である(笑)。1.5倍速くらいでの鑑賞をオススメしたい。そのくらいの時間なら何とか眠らずに劇終を迎えられるはずだ。ネタバレあり。

―2016年公開 英 83分―

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あらすじ・スタッフとキャスト

あらすじ:23世紀の未来世界。地球への帰途にあった宇宙貨物船オセロット号で、異変が発生。人口知能が暴走し、エマーソン船長たち3人のクルーに生命の危機がせまる。原因は乗組員も知らなかった謎の積荷、核融合装置にあった。それは惑星をも破壊する究極の兵器であり、人類の悪の象徴。全滅を回避するため、エマーソンは流刑地として知られる惑星ソムヌスに緊急着陸するのだった…。 (「Oricon」データベース)

監督:クリス・リーディング
出演:マーカス・マクマホン/カラム・オースティン/マック・マクドナルド/メリル・グリフィス

ネタバレ感想

ともかく眠たい映画だ

冒頭からラストまで「何なんこれぇ…」という感想がふさわしい宇宙もののSF作品。荘厳な音楽と、無駄に長い風景描写。なぜかクラゲがユラユラしているシーンを延々と流し続けるなど、何がしたいのかさっぱりわからん。ともかく眠たくなる。

オシャレ意味深映画にしたいのか、宇宙の深淵を覗く重厚なものにしたいのか。そういう意気込みで製作したんならそれはそれで構わんが、鑑賞者をおいてけぼりにするのはどうかと思うよ。

短かいところは褒めたい

個人的には『2001年宇宙の旅』と『惑星ソラリス』に影響を受け、その二つを足しつつ作り手のやりたい何かを表現したかった作品だと思った。しかしそれが、ものの見事に失敗している。失敗しているようにしか見えない。眠たさだけはその2作に匹敵しながらも、短い時間で終わってくれるところだけは褒めたい。

人工知能怖いね

冒頭の過去のシーンからしてノンビリしすぎててだるい。ごめんだけど内容をほとんど忘れてしまった(笑)。というか、その後も順を追って説明できるほど覚えてないんで、さっさと自分にはこう観えた――という内容だけ述べておく。

主人公の船長らが乗船するオセロット号は何かの貨物を運んでいるらしい。クルーは船長のハリー(引用だとエマーソン)の他に、技師の何とかと、何担当だかわからない青年の3人。実はポーラという女性もいたらしいが、冒頭のほうでなぜか、船のシステム管理みたいのをしている人工知能に抹殺されているシーンが描かれる。

船には超兵器が積まれている…らしい

で、この船には実は、過去に人類がつくった惑星をも破壊してしまう兵器が積まれているらしい。人工知能はこいつを自分の手にしたいようだ。それで、技師をそそのかしたりして、何とかこいつを手に入れようとしている。でも、なかなかうまくいかなくて技師を殺す(笑)。

惑星ソムヌスの謎(謎のまま)

その後いろいろあって、船長と青年は補給のために惑星ソムヌスとかいうところに立ち寄ることに。そこには、地球から入植した人間の生き残りみたいのがいる。で、この星でおこっていることは正直よくわからん。わからんが、生き残りのオッサンがいて、物語冒頭に出てきた博士の予言みたいのを、血縁者が数世代に渡って書き続け完成させた書物を持っている。

どうもそれには、人類のこれまでの歴史とこれから起こることが全てかかれているようで、書かれていることは運命として起こるんだそうだ。でも、その内容はよくわからん。ちなみにこの星で、クルーの青年は死亡。あの死因もわかるようでようわからん。

船長の復讐劇

で、船長はオセロット号に戻ってくる。すごく怒っている。クルーが死んだのは、人工知能が関与していることだと気付いたようだ。で、船内の人工知能を抹殺に向かう。人工知能は、「私のこれまでやってきたことを無駄にしないで」と懇願するが、無視。アンドロイドみたいな人工知能の首をひっこ抜いちゃうのであった。

地球外生命(神々)が人類に知恵を授けた

ちなみに、船長と人工知能が話している最中、地球が地球外生物の宇宙船によって攻撃? されているシーンがある。その宇宙船、実は数千年前に地球にやってきて、人類に知恵を与えたらしい。だが、人類はその知恵をろくなことに使わなかったので、抹殺しに来たのだと人工知能は解説する。

で、人工知能は人類は滅びたけど、ソラヌスに残っている地球人を連れて、無人になった地球に戻って文明を再興するように船長を説得する。そもそも、人工知能の目的はこれらしい。そのために、いろいろと頑張ってきたようだ。

でも、そうなるとこいつが何であの最終兵器を欲しがってたのか意味分からんし、人類再興したいなら、なんでクルーを平気で殺してたのかもよくわからん。

超兵器炸裂!

まぁでもそれはおいといて、ともかく人工知能は船長を説得。だが、船長は奥さんをなんかの事故でなくしてて、生きる希望をなくしている(奥さんは冒頭で人工知能に殺されたポーラだった?)

ともかく、生きてても仕方ないと思っている船長は、人工知能の説得を無視。上述したように、人工知能をやっつけてまうのであった。そして、兵器を作動して自分は冬眠装置を作動。船周辺の空間全てがドっカーンしたと思ったら、船長が夢の中の世界で目覚めたような描写で終わり。

何なんこれぇ? 辻褄合わせるためにいろいろ考えるのもダルイ映画であった。

これも酷いけど、こっちのがまだマシかな ↓

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